2017/9/27

ワインの部屋(554) ルイィ "モン・コキュ" ブラン 白(ドメーヌ・マビヨ)  

ワインの部屋(554) ルイィ "モン・コキュ" ブラン 白(ドメーヌ・マビヨ)
Reuilly "Mont Cocu" Blanc (Domaine Mabillot) [2015]
ワイン名:モン・コキュ 白
*原産国/地方:フランス/ロワール地方
*原産地呼称:AOC ルイィ
*品種:ソーヴィニョン・ブラン100%
*リュー・ディ:モンコキュ
*年間生産本数:4,400本
*収量:40hL
*収穫期:9月末収穫
容量:750ml
価格 2,590円
(評価)☆☆☆
(場所)青山アクアビット
(コメント)
今回ランチで訪問したスカンディナビア料理の青山のアクアビットでサーモンと共に出てきた白ワインを紹介します。
フランスでちょっとした物議を醸すリュー・ディ,モンコキュ。コキュCocuとは,フランス語で“妻にだまされた夫”を意味するためだ。ドメーヌでは,別称ラ・フェルテLa Ferte(モンコキュが所在する村の名前)のラベルを用意しているほど,“コキュ”という言葉はインパクトがある。モンコキュは歴としたリュー・ディ名で,土地台帳には古くから載り,その分長い間議論の的にされてきた。 しかしセンセーショナルなのは名前だけではない。このリュー・ディはニッチな小アペラシオン・ルイィ(200ha)で,他とは一線を画してきた。ルイィの大部分が粘土石灰,キンメリジャン土壌であるのに対し,ここはリッチな珪土Siliceの土壌なのである。 粘土石灰土壌がワインにフレッシュさを与えるのに対し,珪質土壌は一般的にワインの酸を和らげ,良好年に収穫を最高のタイミングまで待つと,ワインはリッチで粘性豊かな仕上がりとなる。 ボルドーの著名シャトーで研鑽を積み,栽培・醸造哲学を培った現当主のマチューは,敢えて他ドメーヌより10〜15日も遅い9月末にソーヴィニョンの収穫を行う。ブドウの熟成のレベルは最高に達している。熟したソーヴィニョンを待つのは,1年熟成させて,より粘性が高くリッチなソーヴィニョンに仕上げるためだ。型にはまらないソーヴィニョン造りを選んだマチュー・マビヨにとっては理想のテロワールだったのだ。現在モンコキュを所有するのはドメーヌ・マビヨとあと1生産者のみ。その大部分にあたる3.79haをマビヨが所有している。『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス』2015年2月号の「ロワールの卓越したソーヴィニョン75選」では,モン・コキュ2013とラ・フェルテ2010の2つが堂々ランクイン。
伝統を守りながらも,現代の消費者のニーズに合ったワイン造りに挑み,モダンなキュヴェをリリースし続けている。珪質土壌クロ・モンコキュの選ばれた区画で遅摘み,長期熟成されたソーヴィニョンです。テイスティングは 金色がかった濃いイエロー。白い花,カリン,果物のコンフィのアロマ。フレッシュなアタックに,リッチで粘性のある円みのある味わい。
まさに今回このレストランの料理にはぴったりのワインでマリアージュとしては 魚,甲殻類,ヤギのチーズ,アペリティフに相応しい。
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2017/9/16

ワインの部屋(553)ジョーダン アレクサンダー・ヴァレー   

ワインの部屋(553)ジョーダン アレクサンダー・ヴァレー
カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
●生産地:アメリカ/カリフォルニア/ソノマ/アレクサンダー・ヴァレー
●葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロー19%、プティ・ヴェルド5%、マルベック1%
●醸造:自社及び契約畑 / 発酵:ステンレスタンク、大樽 熟成:フレンチ77%、アメリカンオーク23%(34%新樽)にて12ヶ月、瓶熟成21ヶ月
価格 9,130円 (税込) 送料別 /ネット価格by ボトル
(場所)青山モノリス
(評価)☆☆☆1/2☆
(コメント)
1970年代にソノマの可能性を見いだし、葡萄畑を拓いたトム・ジョーダン(写真左)は、他の多くのワイナリーが多ブランド化による販売拡大に走るのを横目に、ソノマの最良のエリアから生まれるカベルネとシャルドネ、このわずか2つのブランドのみを手がけます。伝説の醸造家、故アンドレ・チェリチェフから長年の指導を受けた名ワインメーカー、ロブ・デイヴィス(写真右)が率いるワイナリーは、オイルビジネスで得た豊富な資金を背景に、醸造・栽培ともに、潔癖とも言える完全主義を貫きます。
シルバーオークと並び米国で常に人気ランキングのトップにあるカベルネですが、いわゆる流行の「カルト」ではなくトップレストランに長年にわたり愛され続けている名品です。樽-ボトル合わせて3年近い長い熟成を経てリリースを迎えます。 温暖なアレキサンダーヴァレーの熟した黒ベリーの風味。豊かで上品なタンニン。レストランで愛される、食事と共に楽しむスタイル。 今回は夏の夜のワイン会で青山「モノリス」でメインのお肉料理と合わせて選ばれた赤ワインです。力強くて繊細、凝縮された果実味、柔らかいタンニンを感じ、まろやかな飲み口。柔らかい樽の香り、青っぽいカベルネソーヴィニヨンらしい味わいがあります。ボルドー品種が好きな方には是非一度お試しいただきたい店主オススメの赤ワインです!!

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2017/9/9

ワインの部屋(552)ベガ・シシリア バルブエナ・シンコアニョ  

ワインの部屋(552)ベガ・シシリア バルブエナ・シンコアニョ
[2011]750ml
品種:テント・フィノ(テンプラニーリョ)95%、 メルロー5%
色・タイプ 赤・ミディアムフルボディ
生産国・地方 スペイン、内陸部地方、リベラ・デル・デュエロ
容量 750ml
価格 15,870円 (税込 17,139 円) 送料別 /ネット価格
(場所)蔵前ナベノイズム
(評価)☆☆☆☆
(コメント)
今回蔵前の最近旬のミシュランのフレンチ「ナベノイズム」にグルメ仲間4名で訪問し、その時私が今年マドリードで購入した赤ワインを持ち込みました。このワインはステンレスとコンクリートタンク使用。オーク樽でマロラクティック発酵。アメリカンオーク75% フレンチオーク25%樽と瓶で計5年間熟成後出荷。ティントフィノ中心のベガシシリアのスタンダードキュベ。ウニコと同一の畑から採られたブドウから造られるこのワインは、一見ウニコのセカンド的な立場でとらえられがちですが、あくまでもウニコとは別の性格を持つ、ベガシシリアの看板商品です。ウニコがベガシシリアのスペシャルキュベであるのに対し、ベガシシリアの世界を知るにあたり必ず試していただきたいベガシシリアの定番ワインが、このバルブエナです。 シンコアニョとは、スペイン語で5年を意味し、リリースまで5年熟成させます。新鮮な果実やトーストの香り、濃縮した果実味としっかりとした酸味のバランスが素晴らしいワインです。
ボデガス・ベガ・シシリアは、スペインを代表すトップワイナリーの一つです。マドリッドの北方約150km、バリャドリードの東方約50kmに位置しています。1864年にフランスのボルドーでワイン造りを学んだドン エロイ レカンダによって創立されました。同時にフランスから3種の外来種(カベルネ・ソーヴィニオン・メルロー・マルベック)を持ち込み、ボデガス・ ベガ ・シシリアの目覚しい発展のきっかけとなりました。
以後、スペインの伝統品種であるテンプラニーリョ(別称 ティント フィノ)に上記の3来種をブレンドする方法がボデガの醸造スタイルとなり、そのようにして造られたワインが1929年のバルセロナ万国博覧会で金賞を獲得したことによりベガ・ シシリアの名声は一気に世に広がりました。200ヘクタール及ぶ広大な畑より厳選したブドウを使用し、作付割合はテンプラニーリョ60%、カベルネ・ソーヴィニオン25%、メルロー10%、マルベック4%です。1982年、現在のオーナーアルバレス一家(スペイン産業グループ)に買収され、より高品質のワインを造るために投資と努力を行っております。醸造責任者ハビエル・アウサス氏は、伝統を尊重しつつ、近代化にも積極的な考えをもつ新しい感覚を持った醸造家です。
ベガ・シシリアのワイン造りのうち、特に注目すべき点は『過酷な環境』、『収量の低さ』そして『熟成の長さ』です。リベラ・デル・ドゥエロはスペインの中でも高級なワインが多く産出される地域ですが、「荒野」と呼ぶにふさわしいほどの風景が広がり、その気候は寒暖の差が大きい非常に過酷なものです。畑は主に緩やかな丘陵に集中しており、その海抜は700〜800mとフランスやイタリアでは類を見ないほどの高地にあります。土壌は主に石灰石で、鉄分が乏しく肥沃とは正反対の土壌です。この激しい気温の差と痩せた土地が、ブドウの樹をたくましく育て、素晴らしく凝縮した果実を実らせます。そして250ヘクタールもの広大な自社畑で獲れたブドウの中から良質な果実だけを厳しく選果。しかもその平均収量は1haあたり20hl。これはボルドーの格付けシャトーと比べても、半分以下の少なさ。この収量を守るため、40%の果実は切り落とされてしまうと言います。
そうして出来上がるワインは、色合いからして強烈に濃厚で、凝縮した果実のアロマと蜂蜜の様な刺激的で甘みのある独特なスタイル。そして途方もなく長い余韻は、スペインワインの王と呼ぶに相応しい風格と威厳を備えています。その堂々とした佇まいから、ときに「スペインのラトゥール」と称されることもあり、国内外からスペインワインの頂点と称えられる逸品です。
濃密でボリューム感のある果実味、上品できめ細かいタンニンはボルドーのグラン・ヴァンを連想させ、ミネラルと複雑性、奥深い甘みに加えて、ビターチョコのようなほろ苦さも感じます。独自のテロワールの表現に挑んだ名門「ベガ・シシリア」の熱い想いが込められている最高の一本です。ベガ・シシリアは1864年、当時のオーナーがフランスのボルドー地方から持ち帰ったカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、マルベックの苗木を、スペイン内陸部のリベラ・デル・デュエロ地方に植えたことが始まりとされています。ボルドー5大シャトーの約半分に相当する低収量や、昔からの顧客への販売により、市場にはなかなか流通しないことから、スペインのラトゥール、またはスペインのロマネ・コンティと賞賛されるほど、高い人気と実力を誇るワイナリーです。今回女性のメンバーの評価としてはバランスの取れた素晴らしいワインとの評価で女優で例えると石田ゆり子のようなワインとの評価でした。
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2017/9/6

ワインの部屋(551)ローガン・ワインズ・ウィマーラ・ゲヴュルツトラミネール  

ワインの部屋(551)ローガン・ワインズ・ウィマーラ・ゲヴュルツトラミネール[2016]
年代 造り手 [2016] ローガン・ワインズ
生産国 地域 オーストラリア ニューサウス ウェールズ
村名 オレンジGI ゲヴュルツトラミネール
タイプ 白・辛口
内容量 750ml
(価格)1,430円/ネット価格・ボトル
(場所)銀座 とりや孝
(評価)☆☆☆
(コメント)
銀座の焼き鳥屋で鳥マークのエチケットの白ワインを注文してみました。このワインはオーストラリア辛口白ワイン愛好家注目!オーストラリアン ゲヴュルツトラミネール です。今注目の醸造家が、コンセプトは新世界と旧世界の融合、エレガントなフレンチ・オーストラリアンとして有名なローガンワインズ!NSWのオレンジGI地区(標高1000m)の自社畑ゲヴュルツトラミネール!!冷涼な産地で生み出される気品溢れる白ワイン!恵まれた果実味と豊かな酸!!グレート・バリューワインを産み出すローガン哲学の全てがつぎ込まれたローガンのバリューシリーズ!“ウィマーラ!のゲヴュルツトラミネール100%!ジャスミンの花のアロマにカリンやパッションフルーツ、赤リンゴや典型的なライチの果実味!スパイシーさが心地良いボリュームのゲヴュルツ! オーナー兼醸造家、ピーター・ローガン氏が目指すワインは、パワーとフィネスを兼ね備えたコストパフォーマンスに優れたワイン。そしてそんなワインをうみ出すことが出来るテロワールがニュー・サウス・ウェールズ州を横切る、ブルーマウンテン国立公園で有名なグレート・ディヴァイディング・レンジスの北西、オレンジ地区、マジー地区にあるといいます。元々薬剤師であったオーナーのピーター・ローガン氏が、自らの夢を実現させるべく探し求めた土地がオーストラリアでも随一のクールクライメイト、標高500-1100mにあるその地なのです。
『良質なワインを納得いく価格で多くの人に飲んでもらいたい』そんな、彼の思いは、コンセプトの異なった3つのブランドを誕生させ、それぞれのシーンにあった良質のワインを世に送り出しています。

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2017/9/2

ワインの部屋(550) サッシカイア / テヌータ・サン・グイド   

ワインの部屋(550) サッシカイア / テヌータ・サン・グイド 
・ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 85%、カベルネ・フラン 15%
・ ヴィンテージ: 2010 年
・ タイプ: 赤ワイン
・ サイズ: 750ml[フル]
・ 生産地: > イタリア > トスカーナ
・ アペラシオン、生産者: サッシカイア(テヌータ・サン・グイド)
(価格)22,520円/イタリア ヴェローナにて購入
(場所)神楽坂 アルポール/ 持ち込み
(評価)☆☆☆☆☆
(コメント)
3年前イタリアヴェローナを訪問したとき、ワインショップで購入しましたが、今回久しぶりに以前の職場の人達(5名)との会食に持ち込みました。おそらく個人的には一番高いワインです。
元祖スーパートスカーナ“サッシカイア”。芳醇で濃厚、複雑かつエレガントな、イタリアを代表するワイン!言わずと知れたイタリアを代表するワイン、サッシカイアはカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランのブレンドによるボルドースタイルながら、トスカーナの明るいテロワールを感じさせる個性的なワインです。
このボルドーブレンドによる高品質なワインはトスカーナを超えた「スーパートスカーナ(=スーパータスカン)」と呼ばれ、 世界的なブームを引き起こしました。ちなみに「SASSICAIA」の「〜AIA」は「〜のある場所」という意味で、今やとても有名になった「ソライア(太陽のある場所)」や 「オルネライア(オルネーという樹のある場所)」といったワインもサッシカイアの成功にあやかって名付けられたのだそうです。サッシカイアの目指すスタイルは古き良きボルドー。 確かにボルドーのグラン・ヴァンのような威風堂々としたスタイルと味わいですが、そこはやはりイタリアの血が流れているからでしょうか。どことなくフレンドリーでナチュラルさもあります。例えば、ボルドーのワインにはリリース直後は旨みが堅過ぎるタンニンによって隠されているものもありますが、サッシカイアはスムースでキメ細やかなタンニンに、最初から旨みが溶けだしています。それもサッシカイアのモットーが「フィネス、バランス、酸」と聞けば納得。
2010年サッシカイアでは、春に気温が寒く雨が多かったことから、ブドウの生育は遅くなりました。しかし、夏に昼夜の気温差が激しい状態が続いたため、ブドウは緩やかに成熟。収穫は例年より2〜3週間遅れたものの、糖度とアルコール度数、タンニンのしっかりとしたブドウが収穫できました。
濃いルビー色に熟したブラックベリーを砕いたかのような、活き活きとした黒系果実のアロマ。
スミレの花やミネラル、そして新樽からのバニラの香りや、クローブやタイムなどのフレッシュハーブ、カラメルなどのニュアンスが感じられます。口に含むと、繊細かつベルベットのようなしなやかなタンニンと、果実の凝縮感溢れる味わいがあり、キレイな酸とともに絶妙なバランスで長い余韻を支えてくれています。そのエレガントで長く続く余韻からは、長期熟成のポテンシャルをしっかりと感じ取ることができます。 年々、クオリティに磨きがかかるサッシカイア。
女優で例えるとTBS系連続ドラマ「ハロー張りネズミ」で優しくミステリアスな役を好演している「深田恭子」が赤いドレスでその見事なバストを覆っている振り向いたシーンを彷彿する素晴らしい赤ワインでした。最近飲んだ赤ワインとしては圧倒的にナンバーワンのワインでした。
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