2017/12/11

ワインの部屋(567)アリオン 2011 ヴェガ・シシリア 赤   

ワインの部屋(567)アリオン 2011 ヴェガ・シシリア 赤 
アリオン [2011] ヴェガ・シシリア <赤> <ワイン/スペイン>
ワイン名 Alion / Vega Sicilia
ワイン種別 赤ワイン
ブドウ品種 ティントフィノ(テンプラニーリョ)100%
生産者 ヴェガ・シシリア
産地 スペイン
原産地呼称 ヴェガ・シシリア
アルコール度数 14.5%
容量 750ml
(価格)11,000円/ネット価格
(場所)オレキス
(評価)☆☆☆1/2☆
(コメント)
今回ワイン会の忘年会で出された赤ワインです。スペインを代表するトップワイナリーのひとつ、ベガ・シシリア。マドリッドの北方に広がる高級ワイン産地リベラ・デル・ドゥエロに位置しています。1864年、フランス・ボルドーでワイン造りを学んだリビオ・ルカンダ氏が、 フランスから3種の外来種カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、マルベックの苗を持ち込み、リベラ・デル・ドゥエロの土地に植えたことがワイナリーのはじまり。その後1868年、息子のエロイ・レカンダ氏が「ボデガス・ベガ・シシリア」としてワイナリーを創設しました。
3種の外来種にテンプラニーリョ(別称 ティント・ フィノ)を加えた独自のブレンドのワインは、当初友人のためだけにごく少量生産されていましたが、1929年、バルセロナで行われた万国博覧会で金賞を獲得したことにより、ベガ・ シシリアの名声は一挙に世に広がりました。1950年代には初めて、リベラ・デル・ドゥエロの原産地呼称のワインに認定され、近代スペインワインをリードする存在となりました。1982年、マドリードを本拠とする企業グルポ・エウレンの創業者、ダビド・アルバレス・ディアス氏がこのワイナリーを買い取り、当時27歳だった息子のパブロ・アルバレス氏(右写真)を責任者に据えました。アルバレス・ディアス氏は資本を投入し、畑を拡大、新設備を備えた醸造設備を用意し、品質を向上させることに成功。近代的なワイン造りの技術を取り入れながらも、パブロ・アルバレス氏は、あくまでもクラシックな古き良きスペインワインの味わいを守り続けています。
現在、ベガ・シシリアでは異なる土地に5つのワイナリーを構えています。パブロ・アルバレス氏の信頼が厚いハビエル・アウサス氏が醸造責任者としてベガ・シシリアグループの全てのワインを統括。伝統的なワイン造りを尊重しながらも、常にワインのより良い進化を目指し、新しい感性をもってワイン造りに取り組んでいます。
ベガ・シシリアのワイン造りのうち、特に注目すべき点は『過酷な環境』、『収量の低さ』そして『熟成の長さ』です。リベラ・デル・ドゥエロはスペインの中でも高級なワインが多く産出される地域ですが、「荒野」と呼ぶにふさわしいほどの風景が広がり、その気候は寒暖の差が大きい非常に過酷なものです。畑は主に緩やかな丘陵に集中しており、その海抜は700〜800mとフランスやイタリアでは類を見ないほどの高地にあります。土壌は主に石灰石で、鉄分が乏しく肥沃とは正反対の土壌です。この激しい気温の差と痩せた土地が、ブドウの樹をたくましく育て、素晴らしく凝縮した果実を実らせます。
そして250ヘクタールもの広大な自社畑で獲れたブドウの中から良質な果実だけを厳しく選果。しかもその平均収量は1haあたり20hl。これはボルドーの格付けシャトーと比べても、半分以下の少なさ。この収量を守るため、40%の果実は切り落とされてしまうと言います。
そしてスペシャルキュヴェ、ウニコにおいては、まず大樽で1年間、続いて小樽の新樽で2年熟成させます。さらに古樽に移して4年。これだけで熟成期間はすでに7年ですが、ヴィンテージによってはもっと長い熟成をさせることもあります。 しかもこの熟成用のオーク樽はベガ・シシリア専門の樽職人による自家製。自社で樽を作っている造り手と言えば、シャトー・ラフィットやシャトー・マルゴーなど超一流の造り手だけです。
この熟成の間に計10回もの清澄が行われることで、ワインは研ぎ澄まされているため、瓶詰め時のフィルターは最小限に抑えられています。 さらに、ボトルに移した後、3〜4年は瓶内熟成が行われるためウニコが日の目を見るには優に10年もの月日が掛ります。
そうして出来上がるワインは、色合いからして強烈に濃厚で、凝縮した果実のアロマと蜂蜜の様な刺激的で甘みのある独特なスタイル。そして途方もなく長い余韻は、スペインワインの王と呼ぶに相応しい風格と威厳を備えています。その堂々とした佇まいから、ときに「スペインのラトゥール」と称されることもあり、国内外からスペインワインの頂点と称えられる逸品です。
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2017/12/9

ワインの部屋2009コンドリュー テラス・ド・ランピール   

ワインの部屋2009コンドリュー テラス・ド・ランピール 
 ジョルジ・ヴェルネィ
年代 造り手 [2009]年 ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネ
生産国 地域 フランス ローヌ
村名 AOC コンドリュー
タイプ 白・辛口
内容量 750ml
価格 7,480円 (税込 8,078 円) 送料別 /グラス;レストラン価格2,500円
(場所)広尾ひらまつ
(評価)☆☆☆☆
(コメント)
1940年 初代のフランシス(クリスティーヌの祖父)が後々伝説のヴィオニエになった「コトー・ド・ヴェルノン」を造り始める。当時はまだワイン造りは本業ではなかったが、当時から偉大な繊細さを感じるワイン造りを心がけていた。 1953年 フランシスの息子ジョルジュがドメーヌを引き継ぎ、初めてコンドリューの「シャイエ・ド・ランフェール」(=“地獄の丘陵”)を造る。作業が危ない急斜面に畑が位置しており、ヴィニュロンの仕事が地獄のよう、ということを表している。ジョルジュ・ヴェルネ氏は30年間コンドリュー名称保護委員会の会長を務め、この産地の品質向上に貢献した人物として世界的に評価されている。1997年 三代目のクリスティーヌは、先代が作り上げた伝説の継承に努めつつ、コート・ロティをラインナップに加え、白ワイン並みの高い品質に相当すると認められるレベルに押し上げた。
コンドリューの雄、ジョルジ・ヴェルネィは現在後継者のクリスティーナ・ヴェルネィ夫妻が主宰し、シャトー・グリエに隣接する極めて良好な畑をコンドリューに7haほど所有し、この「テラス・ド・ランピール」は元々ヴェルネィのレギュラーボトルに相当する。使用するヴィオニエの平均樹齢は25年。しかし、他によくある早くのむタイプのコンドリューでは無いのがヴェルネィ流でやはりこの銘柄も若干壜熟成させて試したい。今回広尾のひらまつで白ワインをお願いしたらこのワインがサーブされました。一口飲んだ時の印象は白桃などの豊かな果実味が楽しめ、美しい柔らかさに富んだ味わい!ヴィオニエの特徴をはっきりと表現したワインで今乃木坂46の「白石麻衣」が白いドレスをなびかせて庭で踊っているイメージのワインです。

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2017/12/3

ワインの部屋(565)アヤラ ブリュット・マジュール[NV]   

ワインの部屋(565)アヤラ ブリュット・マジュール[NV]
シャンパン/辛口/白 750ml
価格 3,500円 (税込 3,780 円) 送料別
生産地:フランス>シャンパーニュ地方>ヴァレド・ラ・マルヌ地区>アイ村
蔵元:アヤラ AYALA
格付:AOCシャンパーニュ
種類:シャンパン/辛口/白
品種:ピノ・ノワール40%,シャルドネ40%,ピノ・ムニエ20%
ドサージュ:7g/l
アルコール度数:12度
ヴィンテージ:ノン・ミレジメ ノン・ヴィンテージ
容量 750ml
(評価)☆☆☆☆
(場所)銀座鮨815
(コメント)
「アヤラ」、「ボランジェ」共にアイ村にあるメゾンです。重厚で熟成感のある「ボランジェ」に対して、「アヤラ」はエレガントでフレッシュな、いわば対極の性質を備えています。そこで、外観もより明確に「ボランジェ」と分けよう、という発想です。<アヤラは赤から黒へ」
新しく出来た建物は目についても、空き地を見て一体ここに何があったのかを思い出せない、という経験は誰しもあるのではないでしょうか。それと同じように、新しいラベルを目の前にすると、以前どんなラベルだったのか記憶の中から掘り起こすのが大変、というのは私だけかもしれませんが、…… 。以前、アヤラのノン・ヴィンテージ「ブリュット・マジュール」のラベルは、白地に赤い文字でした。オーソドックスな金色のホイールに、赤い帯をまとっていることもあり、赤がキー・カラーとなっていました。ところが、ボランジェのノン・ヴィンテージ「スペシャル・キュヴェ」も金色に赤い帯、という点が同じ色合いです。文字の色こそ黒ですが、ラベルは白地。なので、遠くから見れば確かに同じ傾向にありました。
そこで、アヤラの装いを全面的に変更することに決めたのです。今度は、ぜんぶ黒! ぐっとシックな装いになりました。ホイールも、帯びもラベルも、黒地に白文字です。黒というのは「純粋性を信条とするアヤラには原色が似合う」という点と、「1920年代に作っていた広告を振り返ってみていると、モノクロームな色使いがほとんどだった」という点から決めたそうです。
<アヤラのスタイル>
ちなみに、「アヤラ」の醸造長はシャンパーニュ地方では珍しいのですが、カロリーヌ・ラトリヴというチャーミングな女性です。創業の1860年以来、フレッシュでエレガント、純粋で繊細、というスタイルを守ってきているので、女性ならではの細やかな感性がちょうどうまく反映されているのではないかと思います。
そして、シャンパーニュがまだ甘口全盛の時代だった130年前に早くも「辛口」スタイルを打ち出したことでも知られています。その歴史も踏まえて今でも基本的なドザージュ(コルク打栓前の糖分調整)が非常に少ない上、ドザージュをまったくしない「ブリュット・ナチュール」も、このメゾンでは成功しています。生の魚介類との相性がとてもよいので、お寿司の伴にもよさそうです。本当に、色々な意味で正反対の「アヤラ」と「ボランジェ」。兄弟や姉妹、というよりは兄妹、といった存在でしょうか。
今回変わった寿司屋が銀座に出来たとのことで訪問してみました。場所は銀座6丁目、並木通り方面からコリドー街に向かって右側のビルの一階に、英国王室御用達を拝命する希少な名門シャンパンメゾン「BOLLINGER」(ボランジェ)とミシュランガイド東京2010で一つ星に輝いた「銀座 いわ」とのコラボレーションによる、これまでの鮨の概念を破った新業態レストラン『銀座 815(ギンザ ハチイチゴ)です。六本木の37Steakhouse&Barや表参道ヒルズの37Roast Beef・銀座の37Quality Meatsなど数多くの飲食店を展開する株式会社スティルフーズが手掛けている店だそうです。外観はお寿司屋とは思えないシャレた外観です。
そこでの最初のトリシャンとして出てきたワインですが相変わらず甘く明るい大好きなシャンパンのひとつです。飲んだ時のイメージはAKBの柏木由紀が白のドレスを着て明るく笑いかけているイメージのワインです。
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2017/11/29

ワインの部屋(564)トリンバック ゲヴュルツトラミネール 2014【ハーフボトル】  

ワインの部屋(564)トリンバック ゲヴュルツトラミネール 2014【ハーフボトル】
品種 ゲヴュルツトラミネール100%
色・タイプ 白・辛口
生産国・地方 フランス・アルザス地方
容量 375ml
原語 Trimbach Gewurztraminer
価格1,700円(消費税込:1,836円)
(評価)☆☆☆
(場所)六本木オーベルジュリトルトーキョ
(コメント)
トリンバックは、1626年創業以来、アルザスワインの生産とその歴史に名を刻む実力派です。フランスのミシュラン3ツ星レストラン全軒にオンリストされる、アルザス唯一の造り手です。
今回六本木の白亜の建物レストランでオマール海老のスペシヤリテを頂くときにチョイスしたやや甘口のワインです。こちらのゲヴュルツトラミネールは、豊かで多彩なアロマと、力強く複雑なブーケが特徴的です。ライチやスパイスを想わせる香りが広がり、とろみのある口当たりと、余韻のスパイシーさに魅了されます。非常にバランスが良く、5年は熟成が可能です!
アペリティフとしても、また燻したお魚料理などともご一緒にお楽しみできるワインです。
トリンバックは、1626年創業以来、アルザスワインの生産とその歴史に名を刻む実力派です。フランスのミシュラン3ツ星レストラン全軒にオンリストされる、アルザス唯一の造り手です。
1626年、ジャン・トリンバックがブドウ栽培家としての名声を築くとともに、リクヴィール村の村長を務めるなど、アルザスの名家として、アルザス・ワインの生産とその歴史に貢献を続けてきました。その後、リボーヴィレに移りワイン醸造を始めます。
名声を博すようになったのは19世紀末ごろフレデリック・エミール・トリンバックの時代からです。彼は、1898年のブリュッセル国際ワインコンクールで最高位の賞を受けるなど、高品質ワインの生産者としての評価を高め、現在のトリンバック社の基礎を築きました。それ以来、トリンバック社の社名には彼のイニシャルF.E.が冠されています。
現在は、12代目となるピエールとジャンによって経営され、4世紀に及ぶ歴史と伝統を大切にブドウ栽培から醸造まで全ての工程が、家族経営で守られています。そして、2006年ピエールがDecanter誌にて「世界のTOP10白ワインメーカー」の一人に選出されました。今やフランスのミシュラン3ツ星レストラン全26軒にオンリストされている唯一のアルザスワインとして有名シェフらが認める味わいです!
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2017/11/26

ワインの部屋(563)ムルソー レ・ティエ [2015]  

ワインの部屋(563)ムルソー レ・ティエ [2015]
ワイナリー名 ドメーヌ レイモン・デュポン・ファン
ヴィンテージ 2015
原産国 フランス
地方 ブルゴーニュ
ブドウ品種 シャルドネ100%
容量 750ml
種類 白ワイン
アルコール度数:13.5%
価格 6,670円 (税込) 送料別
(評価)☆☆☆
(場所)銀座奥田
(コメント)
和食懐石の「奥田」で松茸を中心にした会食の席で白ワインのグラスをお願いしたらなんとムルソーの白があるというので大好きなワインなので早速お願いしました。この白ワインはムルソーから生まれる最高のブルゴーニュ・ブラン!! 透明感と豊かな果実でグレート ヴィンテージ 2015年!!このワインは 当初はブルゴーニュ・ショーム・デ・ペリエールとオーセイ・デュレスの約5haの畑のみだったが、現在ではローラン・クレールと祖父ジャン・デュポンから借り受けた計10haの畑からのワインを手掛けている。レイモンが「とりわけ興味深い」と語るのは、ブルゴーニュ・ショーム・デ・ペリエール。このキュヴェにはムルソーの1級畑ペリエールとジュヌヴリエールに接する、本来村名クラスの区画(ムルソー・ド・ダヌ)のブドウが使われている。 現在も格付けはACブルゴーニュのままだが、その時植えられたブドウの樹は地中深くまで根を張って、ド・ダヌとペリエールのテロワールの恩恵を大いに受けた実を結び、『最高のブルゴーニュ・ブラン』と誉れ高いワインを生み出している。
全てのキュヴェにおいてワイン造りの方法に差を設けず、ブドウ栽培にはリュット・レゾネを採用。収穫は区画ごとに熟度を見極めてスケジュールを決定し、熟度はもとより酸とのバランスも重要視するため、ボリュームとエレガントさの絶妙な調和がワインに与えられる。
ミシェルの下から独立後、モンテリー、ムルソーと場所を移した後、2006年にムルソーと国道を挟んだ向かい側の小さな村タイィに腰を落ち着け、自らが納得のいくワイン造りを探求している。専門評価誌でもたびたび取り上げられており、『ギド・アシェット』では2007-2009年版と3年連続して掲載され、特に2007年版ではショーム・デ・ペリエール2004が「今年のギド・アシェットで扱ったブルゴーニュ・ブランの中で一番出来が良い」という高評価を受けている。
しかし、レイモン自身はメディアの評価をあまり気にかけておらず、そんな大らかな彼の性格が反映された美しいワインの数々が、さらに飲み手を魅了しているのである。
2015VTは健全なブドウが得られ、アルコールと酸のバランスが良い。新樽比率は45%、ムルソーの斜面上部に隣接する3つの区画、レ・ティレ、レ・クルー、レ・ヴィルイルからワインを手掛けているが、その中で最も力強いワインとなるのが東向き斜面に位置するレ・ティレ。黄色い果実を思わせる甘味と厚みを備えた果実。雑味がなく透明感あるスタイルのムルソーで、程よい樽香が心地良いすばらしいワインです。女優で表現するとCMで大活躍の吉岡里帆が赤いドレスを着て小山から駆けて降りてくるときのイメージです。わかるかな??
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