2018/5/13

ワインの部屋(582)フランツ・ヒルツベルガー ド  

ワインの部屋(582)フランツ・ヒルツベルガー ド アクスポイント グリューナー・ヴェルトリーナ スマラクト
製造元 : ヒルツベルガー(Hirtzberger)
価格 : 9,300円(税込10,044円) / ネット価格
白 辛口 重め
ワイナリー:ヒルツベルガー(Hirtzberger)
産地:ワッハウ(Wachau)
品種:リースリング100%
(場所)レストラン おかもと
(評価)☆☆☆☆
(コメント)
2015年にオーストリアに旅行した際、ウィーンのデパートで美味しいリースリングを探していて購入したものを今回グルメ会として和食「おかもと」で持参して開けました。このワインヒルツベルガーは5世代にわたってシュピッツ村でワインを造ってきた家族経営のワイナリー。ヴァッハウ渓谷に所有する畑には13世紀からブドウの樹が植えられてきました。今日、設備は近代化されましたが、ワイナリーは以前と変わらずにヴァッハウとヒルツベルガーの伝統に基づいてワイン造りを行っています。言い伝えでは、古い町の外壁の一部であるローテス・トール(赤門)は、スウェーデンとの戦いの後、血で真っ赤に染まったとされます。この下にあるブドウ畑では、フェーダーシュピールとスマラクトに格付けされるグリューナー・ヴェルトリーナーが育ちます。土壌は片麻岩、雲母、スレートに褐色土がかぶさっています。ヒルツベルガーは世界遺産として有名な景勝地でもあるワイン産地ワッハウのワイナリーです。
ワイン産地ワッハウの最奥部で葡萄栽培の限界地域でもあるシュピッツ村に伝統的なワイナリーを保有しています。ヒルツベルガーの保有する葡萄畑は13世紀より葡萄栽培が行われていたという記録があります。長くヴィネア・ワッハウ(ワッハウのワイン生産者組合)の会長であった先代のフランツ氏は息子のフランツ氏(ヒルツベルガーの当主の名はフランツと決まっている)にワイナリーを譲ってからも、その厳格な姿勢でワイン造りを指導しています。
ワッハウの巨人と讃えられ世界的に有名なワイナリーですが、そのワイン造りは人気に左右されることなく、次世代に受け継がれています。スマラクトとはシュペトレーゼ級の葡萄から造られるワインですが完全に熟成させることが求められ、アルコール度数は最低12%となります。若いワインを飲むという印象の大きいオーストリアですが、このクラスのワインは熟成する程に味わいも深くなっていきます。飲んだとき想像以上にフルーティで熟成度が高いワインでとてもオーストリアのリースリングと思えない深い味わいのワインでした。
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2018/5/4

ワインの部屋(581)リーフェル グラン・クリュ ゾッツェンベルク シルヴァネール  

ワインの部屋(581)リーフェル グラン・クリュ ゾッツェンベルク シルヴァネール
生産地 France > Alsace
生産者 Rieffel (Lucas et André Rieffel) (リーフェル)
品種 Sylvaner (シルヴァネル)
スタイル White wine
価格:3,000円 〜 4,999円(ボトル / ショップ)
(場所)レストラン 六本木リューズ
(評価)☆☆☆
(コメント)
コルマールから北へ約35km、フランスで最も美しい村と称えられるミッテルベルクハイムが誇るゾッツェンベルクは、アルザスで唯一シルヴァネールが認められたグランクリュである。この村とバールを隔てるようにヴォージュ山麓からせり出した丘の南側斜面に位置しており、近隣のグランクリュに比べると勾配が緩やかで、アルザス平原に向かって開けたアンドローの谷の扇状地に面しているため全体的に非常に日当たりが良い。重く保水性のよい泥灰石灰質の土壌と温暖な気候は、シルヴァネールやゲヴュルツトラミネールのような、豊かなボディのある柔らかな味わいの品種の特徴をさらに生かす働きをする。
1946年に元詰めを開始したリーフェルは、ミッテルベルクハイムを中心に両隣のバールとアンドローに計9.5haの畑を所有している。現在、栽培・醸造を担うルカ・リーフェルは、アルザス、ブルゴーニュ、ドイツで修業を積み、特に同郷の奇才アンドレ・オステルターグから多くを学んだ。1996年に父親からドメーヌを任されたルカは徐々に有機農法を採用し、2009年よりビオディナミに完全転換。自然酵母での発酵では伝統的なフードルとステンレスタンクを使い分け、熟成においてはワインに複雑味やミネラル感を与えるため、澱とともに長く熟成させることを大切にしている。またこれにより、彼のワインに特徴的なスモーキーさが生まれるという。
品種特有のフローラルで優しい果実を重要視するゲヴュルツトラミネール以外は全て辛口となるようワイン造りを行っているが、比較的穏やかで湿潤な気候を持ち、中部や南部アルザスほどブドウの糖度が上がらない北のエリアにおいては当然の表現方法であるかもしれない。マルク・クライデンヴァイスのアントワン・クライデンヴァイスやジャン・ダニエル・ヘリング等、近隣の同世代の生産者との親交も深く、今後の活躍が楽しみな若い造り手である。
アルザスのグラン・クリュの中で唯一シルヴァネール(品種)が認可されています。13年は酸のしっかり感じる年ですけど、柔らかです。品種個性ですね。。美味しいです。今回古典的フレンチのレストランリューズで味わいましたが、シルヴァネール100%ワインは初めてで、 香りのリンゴ・洋ナシとかりんは少し熟し過ぎた果実香が特徴的、味わいはまったりとした酸味と蜂蜜がスローな時間を演出してくれるいいワインでした。

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2018/4/22

ワインの部屋(580)ジャン・ルイ・ヴェルニョン ブリュット・ナチュール   

ワインの部屋(580)ジャン・ルイ・ヴェルニョン ブリュット・ナチュール ミュルミュル プルミエクリュ 
産地 フランス
生産者名 J.L.Vergnon
生産年 2008
ブドウ品種 シャルドネ100%
生産者業態  RM(レコルタン・マニピュラン)
生産者村  ル・メニル・シュル・オジェ村
ブドウ種構成  100%シャルドネ
甘辛度  ブリュット・ナチュール
容量  750ml
ヴィンテージ  NV
価格:6,300縁
(場所)レストラン フロリレージュ
(評価)☆☆☆
(コメント)
南青山のミシュラン☆☆の期待のフレンチ「フロリレージュ」の最初のトリシャンで出てきたシャンパンです。ル・メニル・シュル・オジェで長きに亘り、家族経営を続けてきたジャン・ルイ・ヴェルニョン。2002年から醸造責任者を務めるクリストフ・コンスタンにより劇的な進化を遂げ、世界が注目するワイナリーの一つへと発展しました。クリストフが新たに挑戦したキュヴェが、ブリュット・ナチュール。”Murmure(ミュルミュル)”は、フランス語で”囁き”を意味します。コート・デ・ブラン地区のプルミエクリュから厳選したシャルドネだけで造られ、美しい酸を繊細に感じる事ができます。洋梨やパイナップル、焼いたパンの香りは豊かなミネラリティも伴っています。ワインとしての十分な厚みがあり、柑橘類のフレッシュさとビター感が心地良い緊張感を与えています。熟したブドウを用いて果実の力強さと奥深いフィネスを表現するクリストフの確かな技術が光る逸品です。
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2018/4/21

ワインの部屋(579)ミッシェル・ゴネ グランクリュ  

ワインの部屋(579)ミッシェル・ゴネ グランクリュ
生産地France > Champagne > Cote de Blancs > Avize
生産者Michel Gonet et Fils (ミッシェル・ゴネ)>
品種Chardonnay (シャルドネ)
スタイルSparkling wine(White)
価格 5,860円/ネット価格
(場所)レストラン リューズ
(評価)☆☆☆
(コメント)
ミシェル・ゴネはコート・ド・ブランの特級畑であるアヴィーズ村を本拠としている。この地域で植えられているのはシャルドネで、白亜質の土壌に石灰質が混ざっているということで、シャブリに近いが、シャブリの土壌はジュラ紀に堆積したもの、シャンパーニュはそれよりは早い白亜紀という違いはある。しかし石灰質土壌であれば共通しており、ミネラル豊かなその土に育まれたワインは、滋味の豊かなものになる。ミシェル・ゴネはこの地で6代目になる古い造り手。色は少し熟成感のある枯れた感じの麦藁色。香りはタルト、アーモンド、ナッツ、シナモン、カスタードの大判焼のような香りも感じられる。
口に含むと鮮烈な酸の印象と共に強いアタック。少し酸化したリンゴの味わいが濃く現れ、酸はレモンのように瑞々しく、口の中を引き締めるように働く。この酸味が味わいの中核を成し、それを支えるように働く濃い果実味のボリューム。味わいの要素が非常に強く、若干戸惑いも感じさせるが、全体の調和を乱すまでの放埓さはない。これだけ個性的なのに、不思議と着地点に収まっていく中盤から後半にかけての収束が面白い。味わいの個性が強力な、パワフルシャンパーニュ。ブラン・ド・ブランらしい酸の鮮烈さが中心ではあるが、それだけではない豊潤な旨みが詰まっていた。今まで飲んだシャンパーニュでは一番濃い〜味だったかも?
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2018/3/31

ワインの部屋(578)ラリエ R.012 ブリュット ナチューレ NV   

ワインの部屋(578)ラリエ R.012 ブリュット ナチューレ NV 
シャンパン 辛口 白 750ml
産地:フランス/France>シャンパーニュ地方/Champagne
A.O.C シャンパーニュ / Champagne
ノン・ビンテージ
2012年収穫のブドウ81%(62%ピノ・ノワール、38%シャルドネ) / リザーヴワイン19%  
泡Champagne / 白white / 辛口dry
アルコール度:12.5%
輸入:ベリー・ブラザーズ&ラッド Berry Bros. & Rudd
価格 5,860円/ネット価格
(場所)東麻布レストラン ローブ
(評価)☆☆☆
(コメント)
「R」シリーズの「R」はフランス語の「R?colte」(収穫の意)からとったもので、”収穫の年”を表すシャンパーニュを造ることがコンセプト。R.012 NはR.012と同じベースワインを、ゼロ・ドザージュで仕上げました。黄金色に輝き、柑橘系果実のキリッと引き締まった香りと白い花のアロマにあふれています。ほのかに漂う蜂蜜のニュアンスは、ブドウの見事な成熟度とワインとしての完成度の高さを表しています。精緻かつ華奢でありながら、生き生きしてはっきりした味わいと、クリーミーで心地のよい泡立ちです。今回今年ミシュラン☆を獲得したレストラン ロープで最初のシリシャンに出てきたシャンパンでした。繊細かつミネラルがあるので、デザートなどよりも食事に合わせやすいと思いました。

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