以前からずっと疑問に思っていたこと。
釣り雑誌などの投稿コーナーでよく目にするコメント「ラストの一投でヒットしました」
そんなことがあるのだろうか。
気持ち良く釣れたので、そこでやめました。だと思うんだけど。
そんな釣り方、一度してみたい。
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魚釣り、特にルアー釣りで自分に多い釣れ方は一投目。
ラスト一投ではなく最初の一投目だ。
ポイントを変えての一投目。
ルアーを交換しての一投目。
わざと感じ悪く言っているのではなく、事実。
いつも一投目は少し言いすぎかもしれないが、たいてい5〜10投以内に何かしら反応があることがほとんど。
逆に粘りに粘って釣った経験はあまりない。
何故なのか。
特に深くは考えていなかったが、思いあたることが少々。
数年前までは釣りに出掛ける際、特に気にしていることはなかった。
しいて挙げるならその日の天候のみ。
それも雨が降ってくると困るなという程度。
釣果はいまほどはなかったが、魚釣りなどそんなものだと思っていた。
しかし、現在でも頻繁に一緒に釣りに行く釣友に出会ってからは考え方ががらりと変わった。
彼はいつも「条件が大切だ」と言っている。
天候はもちろん、気温・降水量・気圧・湿度・潮汐(海釣りだけではない)・釣り場のプレッシャー・川の水位・ダムの貯水量・・・
天候もその日だけではなく、前後2〜3日の変化を見るという。
マニアックなところでは、花粉の飛散量・カエルが鳴いているか・蛍が飛んでいるか・・・
湖北のビワコオオナマズ釣りではザリガニやウナギが地面を這っている日が最高らしいが、後者はいまだ自分の目で確認できず 笑
最初はそこまで考えているのかとただただ関心したが、実際に圧倒的な結果を出しているのだから信頼できる。
そしていつの間にか一緒に釣行を重ねるうち、自分も条件を読むことが日常的になっていた。
そして、どんな魚種の釣りにおいてもいくつかの絶対的な条件があり、それが多ければ多いほど良い釣果に繋がることを学んだ。
「条件を読む」
考えてみれば、これこそ釣りの上手い人たちに共通することなのかもしれない。
魚釣りは自然相手の遊び。
どんなにいい道具を持っていても、華麗なテクニックがあっても、そこに喰い気のある魚がいなければ話にならない。
一日たりとも同じ姿見せない自然を相手に100%読み解くことは不可能だが、近い状態の日は毎年必ず訪れる。
道具や技術も大切だが、日頃から周りの自然に目を向け、変化に敏感になることが大切なのではないだろうか。
2009年。
自ら条件を読み、出会えた感動の一匹。
努力して手にした一匹は一生忘れることはない。
ただ、条件が揃っていても何の反応も得られないことは多く、そこが魚釣りの難しさであり楽しさでもあると思います。
週末はかなりの自信を持って挑んだ釣りでボウズ。
説得力ないなぁ〜
今週は何か手軽に釣りたいところです。

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