急に舞い込んだまとまった時間。
流行ではじめたわけではなく、幼い頃に知った3魚種の存在。多種多用な釣りを通して養ってきた感覚。
様々な制約から気持ちを行動に移せない苛立ちや焦りに諦めかけた時もあった。
行くべきか・・・天気予報には早くも雪の表示あり。
いや、この時を待っていたのではないか。
今しかない。
2014年10月17日。舞鶴発小樽行のフェリーに飛び乗った。
約20時間の船旅。
船は慣れているが、流石にこの距離と時間は初。
中は意外とシンプル。
何回も風呂に入ってデッキでひたすら海を眺める以外にすることがない。
設備は良いが、食事が思っていたより高く、そしてお味はいまいち・・・もう少し期待していたのですが、まあこんなものか。
お金がもったいないので、積んできた調理道具と材料で自炊をしようと思ったが当然火気厳禁。
当たり前だが洋上は電波もなく・・・見渡す限りの大海原。
地図を眺めて作戦を練る。
日が傾きかける頃、奥尻島が見えた。
上陸後の長距離運転に備え、夕食をとりもう一眠り。
今回の遠征、どんなドラマが待っているのか・・・

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