2013年4月7日
今日は、いよいよ「さが桜マラソン」当日
前回も書いたが先ず、言い訳から入ると
今年1月末に左フクラハギを故障し
そのうち治るだろうとほっといたが
回復は見られず、走り続けると2キロで痛みが酷くなり
当然、ジョグもままならず・・・
かと言って、1時間くらいは、山歩きも出来るという状態
直近になって流石にマズイと治療に通うも進歩なし
ついでに・・・トレーニング不足で、
体重は、いつものように絞れず5Kgオーバー
で、腹周りもプヨプヨ気味
一度は出場を断念することも考えたが
さが桜の制限時間が6時間30分と幾分緩いことと
エントリー費の8,500円にも未練があり
フル規格の初回を覗いてみたいことも重なり
完走だけを目指す事にする
ジョグとウォークを交えるとなんとかなりそうだと・・
脚はテーピングでぐるぐる巻きにして
歩く気満万!!
AM8時45分 スタジアム前のスタート地点に立つ
スタートブはDブロック
Aから数えて勿論4ブロック目
スタート位置から後方に400Mほど後ろに位置し
まだまだE、Fブロックと有るのだが横入りできる位置に有り
Dブロックがスタート地点から一番遠い場所となっている
・・・・・チョット残念
スタートの号砲も聞こえず
10キロの部も交えて1万人がゾロゾロと動き出し
スタート地点を超えたのは5分後

朝からの雨も止み、空も明るくなりだし、暖かくなりそうな予感
(これが後に大外れで寒さに打ちのめされることになるのだが)
スタート後のスローテンポから次第にペースが上がりだし
自分も走り出すが
500Mも走らぬうちにフクラハギに張りを感じ出す
ここで無理をすると・・・完走は望めないと自重するも
やはり、この出だしか!と
チョットガッカリしながら
予定通りだと自分をなだめ、
仕方なく諦め、走る群衆の中でただ
一人歩き出すことにする
道路端を遠慮して進むがランナーには障害物となり
迷惑をかけるが許してもらうしかない
佐賀県庁裏5キロ地点手前で
相変わらずの元気さと大声で

近頃の、さが桜には欠かせぬ存在になってきた
招待選手の
有森裕子さんがハイタッチで選手を応援する
この時点で廻りは最終Fブロックのゼッケンに囲まれるが
100M程のジョグ+900Mのウォークを繰り返しながら
10キロ付近のスタート地点までコースを進める
ここらでリタイヤも浮かぶが?

沿道の応援と、ボランティアスタッフの献身的な姿に
行けるところまで行こうと歩を進める
この状態で応援なりを受けることは辛いだろうと・・
予想していたが、
ゆっくりなぶん、かえって周囲の状況が目に入り
声援や給水をされてる方のご苦労が感じられ
意に反して力をもらうことになる
自分なりの勝算?は
以前28キロのウォーク大会での
4時間(7分/キロ)の実績だけがたより
(随分以前の記録なんだが・・・)
計算だけなら、8分/キロで合格(完走)ラインだがと
9つの関門タイムを記した紙を握り締め、計算しながら進むが
給水やトイレのタイムロスもあり
左腕のGPSが示すデータは、
歩くだけではタイムにならずジョグも交えねばならない
しかし、10キロを過ぎると
集団が落ち着き(周りのペースも落ち)歩く人も増えだし
次第に流れがあってきた
15キロ付近では空はまた暗くなり
雨粒も落ちてきて、寒さが尋常でなくなってきて
待機する護送車?にも走ることを諦めた選手達が見えるが
ストップをかけられるまで進もうと寒さに耐えて進む

吉野ヶ里に向かう直線はランナーが交差する場所で
すでに吉野ヶ里を回って先行する
仲間のKちゃんとOちゃんからも声をもらい進む
このあたりでハーフを通過
約3時間経過
帰路のペースダウンとスタート時のロスタイムを考えると
ギリギリの通過タイムではないかと思うが
後続にもまだ選手は多く回収車の姿も見えないので進む
吉野ヶ里公園内・園路がコース

随分と周りが寂しくなってきたようだが・・

出口付近でソバの給食で力をもらう
帰り道、回収車に付き添われた最終ランナーを目撃
「無理せず乗ってくださいね〜♥」的なアナウンスが聞こえるが
まだまだ、対向車線だしと進む
このあたりで故障者なりの走法?も
わかって来出す
ウォークとジョグの中間点?
走るような?歩くような?
周りのペースも下がり、結構追い抜きながら進めるし
周囲を見回して楽しむこともできる

走る報道陣に囲まれた
全身ピンクで背中に羽根をはやしたレディーと
イチゴの仮装のランナーの後を面白がってついていく
30キロを過ぎ自分なりには、快調・・
恐れていた、いつもの魔の35キロも無事に通過し
(歩いているので当たり前かもしれないが・・)
自分なりのペースは保てている
36キロ地点で倒れ込んだランナーに介護する医師らしきランナー
自分の出る幕ではないと通過
残り5キロ地点でいつもの見慣れた、
さが桜マラソンのハーフコースに達し
自転車仲間の
I御夫婦をみつけご挨拶
気力も戻り出す
残り、3キロ付近で
ずっと前を走っていると思われた
Oちゃんに追いつき、併走する
度々ストレッチを入れないと進めなくなったが
最後の2キロは足のことは忘れて走る
「今日は頑張らない!」とスタートラインについたが
ここまで来たら這ってでもゴール出来る気がする
タイムも30分の余裕で、6時間以内で届きそうだ
そして、長い?短い?2キロを過ぎ
スタジアムに戻って
ついに・・併走したまま
ゴール!!
この後に掛けてもらったピンクのフィニッシャータオルが
今までのどのタオルより嬉しく思えた
スポーツで故障を膨らませる必要もないし
無理な頑張りはしなかったつもりだが
自分にとっては完走だけを目標とした
今大会はマラソンの違った一面を見せてもらえ
握りしめていた
9つの関門タイムを記した紙切れも
やっと手放すことができ
いろいろと考えさせてもらえる6時間弱であったと
沿道の応援の方々、ボランティアスタッフの方々
そして、一緒に走ってくれた仲間に
素直に感謝いたします。
本当にありがとうございました。
追伸
明けて月曜の今日は
ここ10年と言わず、思い出せないほどのロボット状態
右足太ももは左足を庇ったせいか、
特にひどい筋肉痛に見舞われてますが
そんな体も愛おしいといえば、言いすぎかな?

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