5月26日 三浦雄一郎さんの快挙に触発されたわけではないが
新ルート開通より約1年の時を経て
普賢岳へ
実は新ルート、前年10月末に一度試みたのだが
登山開始時間が遅く未踏となっている
前回のブログを見ると
「次回は早朝より・・・」等と書いてるが
相変わらず 登山開始は遅く正午過ぎ
但し、日が長くなったので今日は大丈夫だろうと
前回と同じく池原園地よりスタート
30分程登ると仁田峠着

駐車場は相変わらずの混雑だが
その向こうはミヤマキリシマに彩られている
キリシマの見頃は過ぎたみたいだが未だ美しさが残る
さて、先ずは妙見岳へ
しかし、時間に余裕がありそうだが
本日のメインディッシュは普賢岳の新ルートの為
妙見まではロープーウェイ利用

時間の短縮にはなったが、観光客に囲まれて
いわさか手抜き感アリアリの大人¥610円也
妙見を過ぎ全面に広がる国見山に見とれながら
尾根道を進む

ピンクに染まった国見岳
この山の唯一の鎖場には登山者が取り付いているのが見えるが

今日のこの山は大混雑であったという先客の話を伺い
国見山分かれでスルーして鬼人谷へルートを下る
いよいよ新ルートの入口 鬼人谷口に到着

マダマダ新しい案内板に従い新ルートを西の風穴方向へ進む
多少のアップダウンはあるものの等高線をまいて
西の風穴に15分ほどで到着

内部にマグマが宿るとは思えない冷気が溢れ出ている
案内板には蚕の保存場所と記されている・・みたい?
さらに進み
北の風穴もすぎ
景色が広がる鳩穴跡に到着
以前は鳩穴があったが平成新山の出現で隠れてしまったみたいだ

土石流が滑り降りたであろう斜面と

上部には今にも落ちてきそうな溶岩石郡
地図を確認すると間に谷があり安全は確保されていみたいだ
ここから急登が開始される
向かうは立岩の峰
難所が現れるかと期待して進むが

狭く勾配はあるものの足がかりの良い石で整備され
結局、醍醐味のある登山道ではなくチョットがっかり
しかし、
新ルートはココからは一方通行の為と、時間も遅かったので
前後に登山者はいるものの静かな山道を楽しむことができる
鳩穴から16分ほどで立岩の峰 展望台に到着

最上部のトンガリは溶岩ドームだろうか
近場での迫力は十分
この辺りで3時も過ぎて腹が減りだした
昼食の場所を探しならが次の霧氷沢分かれまで進み やっと昼食
平成新山の土手っ腹を見ながら食す

溶岩石で出来た山にも植生が増えだし、
いづれは溶岩ドームまで届く登山道ができるのだろう
以前、遠目でこの山を見たときに
不謹慎にも立ち入り禁止を侵して登ってみたいと考えたことはあったが
近くで目にするととても取り付けないことがはっきりとわかる
すぐに落石の餌食となってしまうだろう
翌日、ネットで検索すると・・
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・・・平成新山の標高は、平成7年6月の1488メートルをピークに、現在はやや縮小して1482.7メートル(国土地理院火山基本図より)です。それでも普賢岳の1359メートルを抜いて雲仙岳の最高峰です。
平成新山は、火口から吹き出した溶岩が冷えて固まったもので、その容積は約1億立方メートル、実に東京ドーム84杯分の熱い岩の固まりが出現したことになります。噴火活動は終息しましたが、平成新山の内部はいまだに高温を保っています・・
・・等々
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多くの命を飲み込んだ火砕流が落ち着いた今でもその山容は
いまでも生きており、自然の驚異の凄さを物語っている
霧氷沢から10分程で最終目的地 普賢岳山頂到着
先ほどの静けさとは打って変わって
紅葉茶屋から登ってきた若い?団体客で大賑わいとなるが
遠方からの登山客みたいで感激したハシャギっぷりが悪くはない
頂上からの景色を十分満喫し団体客が下る前にと頂上を後にする
目的が達せられた下りはいつも苦手だが
昼食時のビールも追い討ちをかけ
紅葉茶屋、仁田峠展望台、池原園地まで
少々あきながら下山道をもどった
以前までの紅葉茶屋からの山頂往復と比べて
新ルートは展望の開けた休憩所や風穴等見るべきものも多く
時間の余裕もありゆっくりと回れたことも含めて
次回からは申し分のないルートを知ることができ
雲仙街の100円温泉で汗を流して
楽しい山行きの締めくくりも出来、満足できる一日であった。
が、、
そろそろ他の山も恋しくなってきたし
新しい山行きの計画をたてたいなどと?。
ルート図
標高
データ

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