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2010/5/9

『シュタイナー教育小事典』子ども編2  本の紹介

 引き続き、『シュタイナー教育小事典子ども編』からのご紹介です。




★ 人間の生涯は、誕生と死のあいだで組織されている。自我は、心の調子を合わせるように働き、習得したものを外的な身体性にしたがって組織しなければならない。このことから、7歳までに肉体がどのように進化するかを知ることは、教育者にとって非常に重要である。物資界から肉体に作用しうるもの、肉体に力を授けるものはすべて、7歳までに人間にもたらされる。肉体と意識魂とのあいだに、不思議な関係がある。

 自我が強いものになるべきなら、35歳以後に自我は意識魂の力に貫かれねばならない。自我が意識魂に浸透されることによって自分から抜け出て、世界の知にいたることができるように心の中で働くべきなら、自我は肉体という境界に立ち止まってはならない。自我が内面にとどまるのではなく、世界との開かれた交流に向かおうとする時、肉体は、意識魂と自我にもっとも大きな障害をもたらすものでありうる。

 教師が子どもになにをおこなうかは、その子の将来にとってどうでもいいことではない。人生を観察できない者だけが、このような人生の秘密を知らないのである。幼児期と、35歳以後における自由な世界との交流に現れるものを比較できる者は、世界と自由に交流し、世界に入っていき、自分の中に閉じこもるべきではないということを知り、また、ふさわしい方法で7歳までの子どもに働きかけることによって、もっとも大きな善行をおこなえることを知る。物質生活の喜びと、周囲から流れてくる愛は、子どもの肉体に力を供給し、肉体を柔軟にする。

7歳までにできるだけ多くの喜びと愛と幸福を子どもに与えると、のちに意識魂から自由に世界と交流する時に、障害がわずかしかない。7歳までの子どもに不親切にしたり、暗い人生の運命を担わせると、肉体は硬化し、人生にあらゆる障害が生まれる。大人になって、閉鎖的な性格になり、自分の心のなかに自分の全存在を閉ざしてしまい、開かれた心で自由に外界の印象と交流することができなくなる。
(p42〜p44)『心のいとなみの変容』

 
・・・・・ 最後の段落ですが、シュタイナーの生きていた時代は第一次世界大戦の前後。世界で初めて設立さた時のヴァルドルフ学校の子どもたちの写真を見ると、はっきりと戦争の影響の影が見て取れます。その現状からヴァルドルフ学校は始まったのですね。

 日本は現在は戦争状態にはありませんが、にもかかわらず、子どもたちを硬化させるものにあふれてはいないでしょうか。今の35歳前後の世代はどのような状態でしょうか。・・・・・


★ 幼児は最高度に、一個の感覚器官である。周囲から来た印象が全身を流れ、反響する。子どもは、大人のように自分の身体に結びついておらず、精神と心が周囲の中に生きている。そのために、周囲から来るすべてを受け入れられるのである。
(p181)『教育方法と、教師の生存条件』



 書籍ですが、手元にあと2冊あります。(古書で1,500円程です。状態:良)現在古本屋を徘徊中(笑)
 なお「あの古本屋にあったよ!」という情報も受け付けています。よろしくお願いします!
現在、手持ちはありません。

 お父さん方向けにお勧めの本を教えて欲しいという問い合わせがたくさんあります。男性は、体験談より理論的なものを好む傾向があるようです。(もちろん男女関係無くお勧めですが!)
 で、探して(読み直して)みてこれが良いんじゃないかと思った本を紹介します。
  R・シュタイナーが、1922年にオックスフォード大学でおこなった講演録です。人智学を知らない聴衆に向けてのヴァルドルフ学校の人間観、教授法についての講義です。教育対象となる全年齢について書かれています。この本もいつか紹介したいと思います。
 
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