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2016/7/30

小学生クラスお泊まり遠足@山  小学生クラス

夏休み期間を利用して先日1泊での遠足に行って来ました。

朝、それぞれが電車とバスに乗って集合場所の山の麓に集合。
天気は雨。
集合場所でレンコートに着替えます。
山道なので傘は相応しくないですが、傘を持ってる子どもがいました。
こういう場所や状況に合わせた装備やタイミングは、それをよく知ってる大人に導かれる必要な有るのが子ども時代です。

子ども達に2日分のおやつをひとりひとりの名前を書いて配り、ロープウエイ(雨のため沢沿いの登山は断念)と徒歩で宿まで向かいました。

宿に荷物を置いてちょっと早めの昼食をログハウスの中でいただきました。
雨模様で電灯がついていない小屋の中は薄暗く。暫くすると目がその暗さに慣れてきます。
日常生活が明るすぎることが子ども達の視力を低下させていることに気付いている大人は少ないですね。

昼食を食べ終わった頃には雨は止んできました。木々からしたたり落ちる雨粒と濃霧の中、山頂まで向かいます。雨が止むと鳥のさえずりや虫の声が活発になっていきます。

山頂で休憩した後は沢へ。

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石を取るとその下には沢蟹が居ます。
蟹がいそうな石を見つけられるようになると次々と見つかるのですが、そこまでは自分で経験を積まないと見つけられるようにはなりません。
蟹が居そうな石を探すときに多くのおやごさんは言葉でそれを教えてしまうのでしょう。
そう対応されてきた子ども達は経験を積むという感覚を知りません。
自らが経験を積むそれ自体が楽しいことだと知らないままなので、見つけても大して嬉しくないのです。(親の世代が経験を積むなんて時間の無駄だと言われて育ったのかも知れません。もしくは最短距離で出来るようになることを賞賛されてきたのかも知れませんね。)
そして直ぐに飽きてしまいます。夢中になれる時間が無い。これでは集中力が育ちませんね。

子どもたちが夢中になれない状態の時、どう対応すれば良いかということを実践しました。

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川の先が見えないほど急勾配な場所です。


宿に戻り各自の部屋に荷物を置いてまた外へ。
この時、宿に備え付けられた御菓子を食べた方々がいましたが、おやつはもう山頂で食べています。目の前にあるから食べるというのは「リズム」にはなり得ません。

夕方17時頃に順次お風呂へ。
上がったらお布団を各自で敷きます。
この隙間の時間に子ども達がどう過ごしてたかで普段のご家庭でのお子さん達の様子がわかります。

17時50分、夕食はお鍋でした。子ども達の食欲の旺盛なこと。黙々と。いつもよりたくさん食べたことでしょう。

空腹と満腹。今時の子育てでは、この極と極が健全な生活のリズムを作る土台であるということが忘れられてしまっています。

一時間強かけて夕飯を食べた後は歯磨きをしたりして床につきました。
この時点で19時30分。
直ぐに寝た子、1時間くらいおきてた子。これも普段の就寝時間によってどんなに疲れてても入眠するタイミングは習慣化されてるので直ぐに入眠できる状態と出来ない状態に別れます。
第1・7年期ならまだ習慣がそれほど固定化していないので、日常より疲れたら入眠は直ぐですが、第2・7年期の子ども達はそうは簡単にはいきません。これが続くと翌日にも疲れが残るといった大人のようなだるさを抱えて次の日を過ごすことになっていくのです。
それでも回復力のある子ども時代ですから、翌日からは、就寝時間や朝起きる時間が早く変化していることでしょう。夏休みはそのリズムを守って下さい。

翌朝、子ども達は起きてから朝食まで外に出て遊んだり、お風呂に入ったり。
しっかり睡眠が取れれば、朝はお腹が空きますが、睡眠の質が悪いと朝食は余り食べられません。朝ご飯を食べた方が良いとか食べない方が良いとかどれくらい食べるのが良いかとか、色んな情報がありますが、まずはしっかりと活動すること質の良い睡眠を取ることで身体がどう要求するか耳を傾けるのが先でしょうね。

朝食後、自由に過ごす子ども達の傍らで、30分ほど大人達はカフェタイム。
夏休みの過ごし方、特に読書についての話を先日の親クラスに続いて再度お伝えしました。
生理学的には第2・7年期は心肺機能が発達する時期です。
それに合わせて12感覚の中位4つが意識され始め意図的に使えるようになります。
そして記憶と学習の能力が高まっていくのと比例して、感情が大きく胎動し始めます。
第2・7年期のちょうど中間点の9歳までの子ども達には図書館通いは不要であるだけでなく有害になり得てしまうということ。まるで暇つぶしのように活字を追うという生活はとても危険な事をお伝えしました。

中位の4つの感覚が躍動するその奥で、上位の4つの感覚がまるで胎児のように育ち始めていることも忘れてはならないポイントです。

上位4つとは聴覚、言語感覚、思考感覚、自我感覚。この第2・7年期に必要な事は、物語を耳で聞くこと。そうでないと活字では読めて理解できても、聴覚ー要はリアルタイムでの会話が成り立たちにくいといった状況が生まれても不思議では無いでしょう。(幼児期に自発的に!!読書をするなんてとても危険な事なのです。)

レポートは遠足に戻って。
第2・7年期に入ってるとは言え、眠りの質が悪かった子どもは朝から機嫌が悪いのでわかりやすいですね。まだまだ子ども。
眠りの質が良かった子どもはサクサク身支度をしていたことでしょう。
起きている覚醒している事が楽しかったから睡眠の質が良くなり、次の日はその楽しさにまた到達したいと思うからこそ身支度という最小限のやるべき事はサクサク終えてーとっとと楽しいことに向かいたい!向かうで〜!という感じでしょうね。
そういう感じで日常に必要な身支度が習慣になればもうそれは何かの障がい(ハードル)にはなり得ないのです。当たり前の事として身についてるから。
そうやって生活のリズムとは、昨日と今日そして明日に繋がって行きます。

岐路は前日予定してた登山コースを下山することに。沢沿いの道。
大人でも一歩一歩が慎重さを要求される石の上を、急斜面でなおかつ水が流れる場所を、降りていきました。

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舗装された山道について小休止。

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ここでビーチサンダルに履き替えた子どもが居たので靴を履くように伝えました。
子どもは「お母さんがこれでも良いって言うたのにー」と泣き始めました。
舗装されてるとはいえ山道です。しかも帰りは下山をしてきた人達と同じバスに乗るのです。
登山靴で素足を踏まれたら?
毎日下駄で過ごしていた昔の子どもはどんな場所でもそれで過ごしていた(もしくは自主的に脱いだりして調整していた)のでそれに合う身体能力や反射神経が育ってますが、現代の子ども達がそうではないのは明らかでしょう。ここでも、見通しをもった大人が責任をもって今はどうすべきかきっぱりと伝える必要があります。

昨日集合したバス停に着き、そこで解散。
2日間一緒に過ごして、さらに後日送られてきたそれぞれのおやごさんからのレポートを読んで感じた事は、殆どのおやごさんはお子さんに張り付いてるな、と言うことでした。

視点が近すぎて視野が狭い、常に子どもの後に張り付いている行動からの視点。
張り付いてるので、大人が子ども達の気ままな有害ですら有る行動も気付かず、大きく状況を捉えた判断も出来なくなって子どものなすがままに流れてしまってる感じ。

12感覚の1番目の感覚である、触覚が育つには、「抱きしめるだけでなく、解き放つこと」。

夏休みはこの解き放つということが皆さんの共通の課題だと感じました。

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