選手の練習中の習慣に関してです、良い習慣が身についている選手、それが身についていない選手、同じ練習時間、同じキャリアでも全く違った選手に育ちます、私はあえてそれを「しつけ」と呼びたいと思います、行儀の悪い子に「親の顔が見たい」となると思いますが、それと同じです。
細部をきっちりとコーチが見て教えて、説明して理解して貰う、この作業をしつけと言います、スキルを教える、物の見方考え方を教える、それらの以前に理解しないといけない事ですね。
例えばドリルで、3〜4球同じ位置で打つドリル、打ってセンターに戻らない、戻る時にサイドステップ使わない、きっちりと指定されたコースを狙って打たない、これらを励行出来ないのは集中力の欠如、練習への取り組みの意識の低さ、それらから良い習慣が身についていない選手、こう言う選手はいくら時間をこなしても、キャリアを積んでもレベルアップは叶いません。
つまりコーチが、なんで戻らないといけないか?何で狙って打たない練習は試合の役に立たないか?そう言う事を説明していない、分からせていない、細かくしなかったら注意してしつけていないか?そういう所に来ると思います、その上でやらない、出来ないはその選手の適性が疑われると言う事になります。
良い選手の良い習慣はその選手も伸ばす、またそのチームの他の選手の良い規範となり、チームとしてのレベルも上がる、その為にはきちんと基本練習が出来る様にコーチが配慮、チェック出来るか?と思います、ここに書いてはいませんが、まだまだチェックすべき事は多々あります、基本練習はやはり基本で大事な事で、そのレベル(行われている基本練習のレベルが)がその選手、チームのレベルを伺う指針にもなると思います。

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