私が良く選手に言っていることですが、例えば64ドローの試合では優勝する権利のある4人前後の人と、優勝する可能性のあるもう4人前後、それ以外の試合に出ているだけの残りの選手で成り立っている。
つまりコートに立つ所で、もう殆ど決まっていると思います、そこに来るまでに何をしてきたのか?絶対的な努力(=自分でどれだけしたのか?)、相対的な準備の到達度(他と比較して、競争力が優勝に絡むレベルにしてこられたか?)、これでほぼ決まっていると思います、これをきちんとする選手これはプロ、これが出来ないのはアマチュアです、自分のすべきこと、口にしている目標を叶えるためにすること、これが出来ているのがプロです。
私が最近よくハンカチ王子と、まーくんを引き合いの出すのは、王子が大学に上がっても不敗、これはもう何もチャレンジをしていない証拠です、負けない環境にいてどう上に上がるのでしょうか?彼にとってそこはもう成すべき事がない場所です、そう、初心者大会に何度も出て優勝して、胸を張っている人と変わりません、高校野球でアマチュアの試合ですべきことは終わっているのでは?メジャーを口にするなら、大学野球の先にメジャーはあるのですか?
まーくんは出だしぼこぼこにやられて、やっと勝てて、その後少し順調には来ていますが、まだまだ順風満帆とは行かないでしょう、日々チャレンジの環境に身を置いていると思います、このチャレンジをするのかしないのか?これが彼らの違いだと思います。
ただこの先、ハンカチ王子がプロに上がってきて、まーくんの方が上に居続けることが出来なければ、先にプロに上がってもそのアドバンテージを活かせなかった、努力が足りなかった、結果を出し、それを力に変える、そう言うことが出来なかったと言う事になるとは思いますが。
テニスでも同じです、試合がある、その試合がG−4の試合(KTAのジュニアの試合)でも、関東レベルでも、全日本レベルでも、どういうつもりで準備をして、試合に挑むのか?今正に我々コーチ、選手、夏の試合を前にプロなのか?アマチュアなのか?それが問われている日々ではないのでしょうか?お金のやり取りがあるかないか?そんな事は基準になり得ません、用具支援はお金を受け取っているのとイコールです、しかしその支援がなければ、更に経済的にも大変です、親というスポンサーに活動資金を出して貰っているのですから、ジュニア選手=アマチュアとは言えないです、故に少しでもチャレンジをして上を狙うのが”プロ”の義務で、それをするからプロなのです。
プロのコーチと、プロの選手、この組み合わせ以外に全国上位は有り得ないでしょうね。

0