新文芸?「和田誠監督作品プラス4本」1050円
「真夜中まで」
1999年、監督・脚本:和田誠、脚本:長谷川隆、東北新社、110分。
真田広之、JAC所属時代の作品。
屈強な用心棒役の高野拳磁、懐かしい。プロレスラーとしての素質はあり過ぎたのに大成しなかった、勿体ない。
ジャズをカッコいい大人の音楽みたいな位置づけは感心しないが、活劇映画として面白い。
「ジャズ娘乾杯」
1955年、監督・脚本:井上梅次、宝塚、100分。
宝塚歌劇団所属の寿美花代が長女、朝丘雪路が次女。雪村いづみは三女で、落ち目のマジシャンで父親を伴淳三郎。三人姉妹、父親がマジシャン、という設定は「踊りたい夜」と同じ。
トニー谷、ベテラン映画監督役で面白さが全く生かされていない。
江利チエミ、登場の仕方が不自然だが、歌唱力はバツグン。雪村いづみ、ソロ歌唱シーンでカメラ目線をしてないのが残念。意図的に外しているのだろうが、江利チエミはカメラ目線なのでグッとくる。雪村いづみがカメラ目線だったら、萌えるだろうな〜。
ラストの怒濤のようなミュージカルシーン、MGMに引けを取らない素晴らしい出来だが、モノクロなのが心底残念。

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