新宿末廣亭・余一会「第三十二回ボーイズ・バラエティ大会」
招待券(会員特典4枚目)
昼の部出演予定のチャーリー・カンパニーの代演のジャグラー、ストレート松浦は若くて芸も素晴らしかった。再度、何処かてお目にかかりたいものです。ちなみにBGMに「踊る大捜査線」「ルパン三世」を使ってました。
コントの「くれない組」は横浜にぎわい座で見たネタと同じでしたが、面白いね、二度目でも。昼の部のトリは玉川カルテットですが、この人たちのステージはパワフルで、去年初めてナマで見た時は引いてしまったものです。所が慣れというのは恐ろしいもので、今ではすっかり浪曲も浪花節も音楽として楽しめるようになるのですから。て言うか、玉川カルテットのステージがそれだけ魅力的なのでしょう。
夜の部の一番手は漫才のコズミックシャワー。若手ですが、過去、末廣亭で見た漫才の中で最も滑ったのではないでしょうか。勿論、受けてない漫才は他にもいるのですが、そういう人はベテランが多く、若手で受けないのは珍しいのですよ。ただ彼らには未来があるのが救いですが。
昼の部にチャーリーカンパニーの代演だったストレート松浦、夜の部にも出演予定があり、昼とは全く違うネタで登場。まさか再会がこんなにも早いとは思いませんでした。
コントの「D51」はいつもより持ち時間が長かったため、非常に堪能しました。観客とのやりとりも引き際が上手く、絶妙なタイミングで最高。今日の出演者の中で一番面白かったのではないでしょうか。でも、インパクトは初めて見たストレート松浦ですが。
本日の出演予定者の中で最も謎だったのが、東京ガールズでしょう。東京ボーイズと同じようなモダンな歌謡漫談グループだろうとと予想していたのですが、三味線と鼓を使った女性三人による邦楽漫談グループで、例えるなら上品な姉様キングスという感じでしょうか。微妙な間が気持ち悪いのですが、これも慣れると癖になるかも。
トリは当然、東京ボーイズです。いつもの寄席では10分ほどのステージですが、今日は30分。たっぷり彼らの世界を楽しめましたが、正直言ってネタの選択が上手くいってなかったように思います。謎かけ問答も良いですが、やはり最後にやった中之島ブルースのような音楽ネタをもっと見たかったです。今年で結成43年、45年では是非記念興行をやって、そのステージで持ちネタを全て出してもらい、歴史に残るDVDを出してもらいたいのですよ。高田文夫先生が企画協力してくれたら出来ると思うので、是非お願いします。
それにしても、毎回思うのはボーイズ・バラエティ協会のイベントって、ハズレの芸人が多数出演しているので、結構辛いですわ、ハイ。

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