三軒茶屋中央 1,100円
「
そうかもしれない」
認知症の老人役をあの雪村いづみが演じるとは、三人娘の映画を見てファンになった一人としては複雑な気持ちです。ついでと言ってはなんですが、旦那役が宝田明だったらとてつもなく凄い事になっていたでしょう。
「
手紙」
殺人犯の兄を持つ弟が差別を受け、その事により一度は兄を捨てようと決意するも、被害者の家族からの「もう、いいんじゃないか。」という言葉に、やはり兄は捨てられないと思い直すなんて、なんて素晴らしいの。兄を玉山鉄二、弟を山田孝之、彼女を沢尻エリカが演じてますが、この三人とも良いのですよ。ただ、山田孝之は「電車男」のイメージが強すぎて、途中て吹石和恵といい仲になるのですが、なんか電車男その後みたいと思っていたら、なんと劇中でアキバのK`S電気のパソコン売り場で店員してたりして。セルフパロディと思って山田孝之は演じたのでしょうか。いや、確かにそんな側面も見る事が出来る映画ですが、ラストは泣けるよー。意外と言えば、過ぎるくらいの意外な出来の良さ。主演三人の役者が素晴らしい。これは今年のベスト10に入るでしょう、私の。

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