四季のある日本では季節ごとに様々な釣りができ、あれもこれも釣りたい自分にとっては秋は忙しい時期です。
一年を通じて同じターゲットを狙うのもその釣りを知る上では重要で確実に腕が上がるのですが、自分はその時期・そのときに釣りやすい魚を狙いに出かけます。
よって難しい時期・状況ではよう釣りません 笑
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
台風が去り、ちょうど釣りができるくらいに川が落ち着いた頃を見計らいスズキ狙いで釣行。
スズキ釣りはそのとき捕食しているベイトフィッシュごとに様々なパターンがあり、それを意識して釣るのが面白いのですが、まだ経験の浅い自分は知らないことだらけ。
そのぶん必死に釣り場を観察し、他の釣りで得た引き出しをフルに使って釣りをしています。
なんとか釣りはできる状況なものの、上流からはときおり自販機サイズの流木が流れてきたり・・・笑
昔の自分ならとっくに引き返しているが、琵琶湖水系の激流で魚を出す楽しさを知ってしまっているのでチャンス!とばかりに日が暮れる前に手早く準備。
川では増水した際に上流から淡水域の小魚が流されてくるので今回はスズキがそれを食いに川を上ってくるだろうと推測しての釣り。
こんな状況なのでもちろん川に入るのは控えますが安全のためフローティングベストを着用し万全の装備でいざ川へ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ちょうど良い濁り具合で水面にはベイトの反応が。
まずは表層からチェック。
大型ミノーを流芯に流し反転流を通過させると早くもヒット!
40もないセイゴだがまだ明るい時間に釣れたので期待が高まる。
しかし自分の体の半分近い大きさのルアーに喰ってくるとは・・・
ルアー釣りでは頻繁にこのようなことがあり面白い!
このあとも日が落ちるまでに同サイズを数本キャッチし久々の釣果にすでに満足。
しかし、この後が本番。
完全に日が落ちた頃、足元で・沖で、明らかに大型とわかる強烈な捕食音が!
(土佐のアイツに比べればかわいいもんですが 笑)
何を捕食しているかはこの時点では分からなかったのですがめったにないチャンス!
流れの中の釣りは琵琶湖水系で飽きるほど練習ずみなので少し余裕が。
フルキャストした地点から流し、反転流に入った途端にひったくるようなバイト!
2、3度アワセを入れると流れに乗って走り出す。
ロッドがバットから曲がりドラグが気持ちの良い音を立てる。
サイズ+10cmを思わせるような強い引き。
ベイトを喰ってコンディションの良い個体の証拠。
足元での数度の突っ込みをかわし無事キャッチ。
Artesano Tide Stream Special 96M
ルビアス3000
キャストアウェイ #1.2+フロロリーダー25ポンド(FGノット)
LUCKY CRAFT FLAT130F カタクチ
久々の「スズキ」と呼べるサイズに満足。
弱らないうちにそっと川に返し一息つくも依然捕食音は止まない。
余裕ができたので少し手前の水面を観察すると瀕死のフナやオイカワが水面に大量に!
しかも大人の手のひら大の大きさ。
どうりで大型の気配がするわけだ。
これがわかっていて大きめのミノーを投げていたわけではないのですが、試しに小型ルアーに変えるとピタリとアタリがなくなる。
ならばとバイブレーションで深い層を探っても反応なし。
これだから魚釣りは面白い!
完全に水面の弱ったベイトを意識している様子。
早巻きにも一切反応せずデッドスローにのみ頻繁にアタリが。
そうとわかれば後は釣るのみ!
立て続けに数本キャッチ!
どれもルアーをがっちり喰って最後まで抵抗!
時間が経つのを忘れるひととき。
そして少しアタリが遠のいた帰り際。
流芯から外れた瞬間にコツンと小さなバイト。
セイゴかと思いきや、アワセを入れると一気に流芯に走り出す。
これまでとは明らかに違う引き!
使っているロッドは割と強めで先ほどまでの数本は強引に寄せられたのですが今度はそうはいかない。
10メートル以上走られ、やっと止まったと思ったら今度はド派手なエラ洗い!
時間をかけゆっくりよせ、ようやく足元で魚体が見えた瞬間またしてもエラ洗い!
一瞬でルアーが空中に飛びフックアウト・・・
大きいスズキはあまり釣ったことがないし、バラシたので何とも言えませんが・・・
完全に自己記録を軽く超えていました・・・
これではまた行ってしまうやんか〜笑
次の雨後にリベンジです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この日釣り場で出合った年配の方は最近釣りをはじめたばかりでスズキ釣りはまだ3回目。
しかし、立て続けに6本も良型をヒットさせて一言。
「スズキは居れば釣れますよね!」
「・・・・・」
恐れ入りました。
釣りを終えた後しばし談笑。
滋賀と言えば琵琶湖の話になり、琵琶湖の話になればオオナマズの話になるのはよくあること。
一度オオナマズが見たいとおっしゃるので、ちょうどデジカメに先日釣った写真が残っていたので少しだけ見せる。
「こんなのめったに釣れないんですよね?」
っとおっしゃるので僕は一言。
「居れば釣れますよ♪」
あぁ、感じ悪い〜 笑

9