こんばんは。
本日は珍しく釣りに行かずに近場でバーベキュー。
肉が焼けるまで目の前の川でコイを狙いボウズを食らったのは内緒です。
食パンもカルビも豚トロも見事に無視 笑
結局釣りしてるやん・・・
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適当記事が続いたので書籍の紹介でも。
当ブログは釣りブログですが、釣り雑誌などを紹介しても面白くないので何か釣りに活かせそうな本や魚類の本を紹介していきます。
「仁淀川漁師秘伝〜弥太さん自慢ばなし〜 宮崎弥太郎 著」
文章が良い。ものすごく良い。
「自慢ばなし」とあるが、決して上から物を言うわけではなく、ところどころ方言混じりの口調がほんわかしている。
河原で実際に弥太さんとしゃべっている感覚に陥る。
この本を購入したのは数年前だが、弥太郎さんの存在は小学校低学年の頃に知った。
当時は釣りよりも魚採りと水槽での魚の飼育に夢中になっており、釣りは魚を得る手段の一つに過ぎなかった。
その頃、小学館からでていた(今もあります)BE-PALというアウトドア雑誌に弥太さんの口述の連載があった。
仁淀川で漁師を営む宮崎弥太郎さんは中学校を卒業した後、父親の後を継いで川漁師に。
ウナギ・アユ・ナマズ・ゴリ・カワエビ・モクズガニ・青のり・・
様々な魚種の獲り方や仕掛けの詳細、ちょっとしたコツ、遊び心。
一時期、自分も将来は川漁師になろう!と思っていたほど面白くて何度も何度も読み返していた記憶がある。
弥太さんは漁師なので魚の生態を詳しく学んだわけではない。
しかし、長年の経験と現場で実際に見たものの数は誰よりも多い。
溢れる好奇心で自ら試行錯誤を繰り返すうちに得られたのであろう漁法は、ほんの少し魚類学を学んだ自分から見ても実に科学的である。
漁具の工夫はもちろんのこと、魚を、自然を本当に良く観察されている。
釣りでも同じことが言えるのではないだろうか。
道具や釣りの技術はある一定の水準まで達すれば皆似たようなものだと思う。
そこから重要なのは自然を観察する力。
天気・水の動き・魚の生態・行動・・・
些細なことでも見逃さず、変化を感じとれることが大切。
自分のまわりの釣友は特にそれができるすばらしい方ばかりです。
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当時はまだアカメにそれほど現実的な興味がなかったので仁淀川のこともどこか遠くの川としか思っていなかったが、先日改めて読み返した。
やはり名人と呼ばれる方は何かが違う。
あいつは何かが違う。いつかそんなふうに言われる釣り師になりたい。(もちろん良い意味で 笑)
さらに、同年代の釣友にこの本の話をしたところ、既に同じ本を持っていました。
ウナギの筒は〜で、餌のドバミミズが〜で・・・。
同じように当時BE-PALを読んでいたことを知り笑ってしまいました。
ご覧いただきありがとうございました。
少しでも魚に興味のある人にはおすすめの書籍です。そうでない方も楽しめる内容です。
週の頭は雨予報。
良い釣りができそうな予感です。

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