朝晩はすっかり涼しくなり、シーズンオフも迫ってきたこの頃。
この釣りを楽しめる時期がもうすぐ終わってしまうのかと思うとまた無性に釣りたくなり、夕方の短時間現場へ。
セミはツクツクボウシの声がかすかに聞こえるだけで、立ち上がった菱の葉先も枯れはじめ、毎年のことながら夏が終わってしまうことに寂しさを感じます。
菱のポケットで一発ド派手に出るもその後は反応が途絶えてしまう。
この日は日中の気温もとりわけ低かったのでやはり厳しいか・・・
日も傾きかけてきたので、一通り撃った後に最後のポイントへ。
イネ科のブッシュと菱の境目で見せた後に早いテンポで誘い、浮草エリアの際でポーズをとった瞬間に炸裂する水面。
長さはありませんでしたが、異常に太い健康的な個体でした。夕焼けの色が魚に映りお気に入りの一枚です。
食い貯めしてこれから来る冬を乗り切って欲しいものです。
顎の力も強く、なかなか口をあけてくれません。
自分は同じ魚を2度釣りたいとは思わないのですが、来年もまたこの場所で仲間に出会えることを願ってそっと水に返しました。
もう納竿しても良いのですが、まだもう少しだけ遊ばせてもらうかもしれません。

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