2012年3月3日。
とうとうタイでの釣りも最終日を迎えてしまった。
昨晩も3時間も寝ておらず、体調を崩していないのが不思議で仕方ない。
どれだけ体が丈夫なのか・・・
今日もお気に入りのタイのお粥を食べ、車に乗り込む。
本日の釣り場は2か所。
パイロット釣堀とバラ堀だ。
バラ掘は今回の遠征で一番と言っていいほど楽しみにしていた。
ラテス系の魚に魅了されているし、長い間アカメは手の届かない存在だった。
釣り人の話はあまり信用しないほうだが、大型ルアーで10キロ弱のバラマンディーが入れ食いらしい。
釣堀だけに、サイズや数を自慢する気は全くなく、単なる自己満足だが、大型魚とのやりとりは勉強になるし、アカメへのヒントもあるかもしれない。
それに、なんといっても初魚だ。
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バラ堀は時間が6時間制なので、午前中は時間をつぶすため別の釣堀に行くことに。
1時間ほどで到着。
パイロット111 フィッシングプール
こちらも比較的有名な釣堀だ。
ずっと気になっていた何故「パイロット」なのかを聞いてみると、オーナーが空軍関係者のお金持ちだそうな。
そんだけかい! 笑
こんな感じで魚種ごとに池があり、好きな池で釣りを楽しむシステムらしい。もちろん池は自由に移動OK。
しかしここはタイ。看板を信用してはいけない。
全く別の魚が入っているなんてことも 笑
実際にこの後全く関係ない魚種が連発した。
水深の浅い平坦な池が6つほどあり、周囲はのどかな田舎。
お客さんも自分たちだけであり、またもややりたい放題だ。
入っている魚のサイズはそれほどではないが、とにかく魚種数は豊富だそうだ。
何を釣っても初魚。
期待が高まる。
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タックルをセットしていると、管理人らしき人物が現れ突然のエサ撒きが始まった。
まだガイドにライン通してないよ〜
(たぶん釣らせないための嫌がらせ)
バケツ数杯のペレットが投げ込まれると、まさに水面が湧いた。
ここはたぶんナイフフィッシュの池だ。
すぐにペスちゃんがキャスト。
そしてヒット!
スポッテッドインディアンナイフ
Chitala ornata
後ろには必死に食わせようと頑張るダメな人 笑
尾部の5つの斑紋が美しい代表的なナイフ。
そして舌にはやはり牙。
この日はkimi君の弟のマサも合流。
しかし、彼のカメラは自分が帰国した後にタイの大河川の水深6mに沈んだため写真なし 笑
そしてマサもナイフ入れ食い!
ルアーがマッチしているようで、一番釣っていた。
Pちゃんもルアーを変えてすぐにヒット!
あれ?俺だけ釣れない・・・
どうやら動かない系のルアーにしか反応しない様子。
小型ルアーは数個持ってきたが、パイロットがこういった釣堀だとは知らなかったので準備不足。
ワンダーのトラウト用があれば入れ食いだっただろうに。
ルアーを変えているうちに、エサ撒きの効果も切れてしまい、再び水面は静かに。
持っている小型スプーンで何とか粘るもアタリすらなく、一人泣きそうになる・・・
そして、諦めかけたとき、岸際をミノーでジャークするとガツンッとヒット!
かわいい鰓洗い。
あれ?
ナイフ池じゃないんかい! 笑
こんなところでバラを釣りたくはなかったんやけど・・・
バラ掘で感動に浸るプランをブチ壊してくれた一匹でした。
そして結局ナイフは釣れず・・・涙
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手を変え、品を変えするも、本当に釣れないのでもうええわと暴言を吐き、次の池へ。
(ただの下手くそ)
お次はコロソマの池。
アマゾンではパクーと呼ばれ、木の実を食べる魚だ。
またルアー食わんのとちゃうか?とビビりつつも投げると一投目でヒット!
レッドコロソマ
Piaractus brachypomum
天然の個体を見たことがないので偉そうなことは言えませんが、こちらも非常に綺麗な魚です。
しかもかなり引く。
60オーバーも入っているらしく、楽しそうだ。
木の実をたべているだけに歯も特殊。
歯並びはよろしくない 笑
この池だけは(追加料金で?)パンを使ってもOKらしく、白人が大型をたくさん釣り上げていました。
そして、エサにはキャベツをもらっていたのも驚きでした。
ペスちゃんもヒット!
こちらも動かない系のルアーのデッドスローに反応あり。
いきなりガツンッとひったくられる気持ちいいアタリが出ます!
プラー・ニン(テラピア)
だから・・・看板あるなら魚を分けろ!
Pちゃんはキャベツパターン(エサ撒きのキャベツをジグヘッドにつけて放り込む)で良型を連発。
ずるいぞ!俺にもやらせろ〜

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