記事にするのが遅くなってしまいましたが、4月のはじめ頃にホンモロコ釣りに行ってきました。
「ホンモロコ」とは元々は琵琶湖の固有種であり、琵琶湖では2月下旬〜4月にかけて湖岸や河川に上り産卵する。
コイ科の中では最も美味とされ、料亭などで出されるようだ。
釣れる場所も時期も釣り方も以前から知っていたが、特にこれといって狙う機会がなかったのでいままでやってこなかったが、今回釣友らとチャレンジすることに。
何釣りにおいてもたいてい朝夕の時間帯は良いが、今回は他にも用事があったため午後からのんびりと。
「ホンモロコ釣り」といえば、普通はタナゴ類を釣るような浮き釣り仕掛けで狙うのを想像するが、琵琶湖のホンモロコ釣りのスタイルはちょっと違う。
仕掛け
ここでの釣り方で使うのは市販のワカサギ仕掛け。
これをリール付きの竿で投げて底をゆっくり引きます。
もちろん浮き釣りで一匹ずつ狙うのも面白いが今回は地元のスタイルで楽しむことに。
はじめはこの釣り方で本当に釣れるのか疑問でしたが、釣り場は用水路ではなく、大きな河川なので、このほうが効率も良い。
餌
赤虫を使うのなんていつ以来だろうか・・・
仕掛けの針一本一本に赤虫を丁寧に付け(黒い部分が赤虫の頭なのでそこに刺すと針から落ちません)あとは投げるのみ。
群れが入っていればどこに投げても釣れますが、時期や日によってムラがあることも多いので餌を購入したお店で聞くのもありです。
実際に釣りをしている方に聞くのもよし。
(地元の方は何本も川岸に竿を並べているのですぐにわかりますよ)
実釣
当日は朝マズメをはずした上、モツゴやタナゴなどの釣りはよくやるものの、なんせはじめての釣りなので少々不安。
釣り場に着くと、すでに周りはホンモロコ狙いの釣り人だらけ。
そんなに人気な釣りだったとは・・・
(後で実際に食べてみてその理由に気づく)
空いている場所に入り、早速仕掛けを投入。
投げたままのほうが良いのか・誘いを入れたほうが良いのか・・・
とりあえずそのままでアタリを待つ。
するとすぐにラインが震え、ゆっくり巻くと魚の手ごたえ!
早速丸々と太った大きなホンモロコがかかる。
しかもこのサイズが一度に4匹も!
写真では分かりにくいが、もっと小さいサイズを想像していたので驚き。
腹は卵でパンパン。
さすが琵琶湖。魚の質は最高。
どんな魚種であれ初物はやはりうれしい。
心配をよそに一投目から釣れたのですぐに全員真剣モードに 笑
この日は底に魚が多く、ゆっくりとずる引きするとアタリが連発。
しかし針に乗せるのは少し難しく、小さな口で赤虫のみを引きちぎるので簡単すぎず、なかなか面白い。
(このサイズで買ったら一匹200〜300円らしいです)
今回は勝手がわからなかったのでライトなシーバスロッドで釣りをしましたが、トラウトロッドあたりならもっとアタリが伝わってより一層楽しめそうです。
その後も何度か群れにあたりポツポツと釣れ続け、2時間程度でしたが食べる分を確保したので納竿。
昼間でこれだけ釣れたので、朝マズメに行けばさらに好釣果だったと思われます。
食味
いくら美味といえどもコイ科でしょ?
と少し疑っていたが、食べてあまりの旨さに驚く。
鱗もとらず、串に刺して焼いただけでも全く臭みはなし。
言われなければ川魚とは気づかない。
料亭で出されるのも、地元の方が夢中になるのも納得。
次回行くときは朝マズメから本気でやります! 笑
今年はすでに釣期は終わってしまいましたが、また何か面白い釣りがあれば紹介します。
釣り場はここでは紹介しませんが、滋賀県の釣具店なら丁寧に釣り方や釣り場なども教えてくれます。釣りをしたことがない方でも簡単に釣れ、なおかつおいしく食べられるのでオススメの釣りです。

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