賛否両論いろいろとあるイトウの夜釣り。
イトウに限らず夜釣りは危険が伴うので慣れない方にはおすすめはできません。しかし釣りの楽しみ方は人それぞれ。
様々な事情でその時間しか出れない方ももちろんいるでしょう。
自分はどちらの立場でもなく、人に迷惑をかけないように、また安全に楽しめば良いと思います。
しかし、イトウは猿払村のシンボルフィッシュでもあり、多くの方が釣りたいという思いを持っているのと同時に大切にしていきたいとも願っています。
お世話になった旅館には「夜はイトウがゆっくり休みたいと言っていませんか・・・」というメッセージが。
これは非常に素晴らしいと思います。
これほど多くの方が訪れる釣りにも関わらず暗黙のルールが守られており、各地でマナー問題が深刻になる中で嬉しいことです。
というわけで今回は滞在していた1週間の中で1日だけ、しかも日没後1時間に限定し釣りをしてみました。
これは初めからやろうと思っていたわけではなく、突然その日の夕方にとあるベイトを追ってさらにある変わったベイトが接岸し、全く未知の状況が発生したため。
これは流石に誰からも聞いたことがない状況でおそらく稀なケース。
北海道に住んでいたとしてもなかなか遭遇しない、ましてや関西から遠征していればもう2度と出会うことはないであろう状況でした。
異変に気付いたのは日没直前。
目の前でボイルが起きたのですが、どうも食い方が朝とは違う感じ。
同じところをぐるぐる回りながら何度かミスバイトした後捕食に成功していました。
同じ光景を過去にオフショアでのマグロキャスティングにて見たことがあり、目の前の光景を疑いながらもキャスト。
流石にパターンに合ったルアーなど持っていないので、そのベイトをイメージしながら表層をデッドリトリーブすると・・・
狙い通り90超が連発。
気持ちとしてはこのまま朝までやってしまいたかったのですが、気温が0℃になりガイドが凍りはじめたので撤収。
もう2度と出会うことはない、幻の状況でした。
個人的なイメージとしては、こういった特殊な状況下でなければ朝も夜も釣果に大きな差はないと思います。
絶対に魚が付いているがプレッシャーで食わないといった場合を除き、重要なのはもっと他の条件であり夜釣りが有利だとは感じませんでした。
釣りは安全第一で楽しみたいですね。

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