カムルチーを案内していただいた日、日が暮れるのを待ってもうひとつの生き物に遭いに行くことに。
幼少の頃から生き物に異常に関心があったので、普通の生活をしていればまず出会うことのないような生き物もたくさん見てきたのですが、有名でありながらこの生き物を自然界で見たことがなかった・・・
案内されたのは何の変哲もない少し田舎の河川。
しかも山奥の渓流や自然河川というわけではなく、駅からもそう遠くないうち一つはコンクリート護岸されたもの。
正直、こんなところで??と思ったのだが。
おったよ〜と言われ走り寄ると、ライトの先にはお馴染みのあの姿。
土管に頭を突っ込んで餌を探しているのでしょうか。
こんなに簡単に発見できるとは・・・
嫌がってはいるものの思っていたよりもライトには驚かず、一瞬で逃げられるかと思いきや長時間じっくり観察できました。
別のポイントにも案内していただき・・・
オオサンショウウオ
Andrias japonicus
「半分に裂いても生きている」「体が半分裂けているかのような大きな口の動物」などの由来からハンザキとも呼ばれる。
ハジカミ(山椒)が変化してハンザキとなった説もあるようです。
こちらも移動中の大型に遭遇。1m程ありました。
初めてビワコオオナマズに出会ったときのような、何か神秘的な雰囲気を感じる生き物でした。
夜行性で目はとても小さくほとんど見えていないと思われます。
この大きさになり、なおかつ動きが遅いので簡単に捕まってしまいそうですが、太古の昔から現在まで生き残っているところを見るとたぶん味は不味いと想像できます。
こんな素晴らしい環境が残っていることに嬉しくなり、そっと見守りました。
一度行ったくらいでは見られないと思っていたので、かなり感動しました。
さらに上流部を散策すると!!
まるでぬいぐるみのようなかわいいサイズを発見!(手の大きさと比べてみてください)
案内してくれた釣友もこのサイズは初めてとのこと。
魚も同じですが、大きなサイズばかりのフィールドはあまり健全ではありません。
大から小まで様々な大きさが生息しているのが良い環境ですね。
この日はなんと合計4匹の個体に出会うことができました。
いつまでもこんな川が残っていてほしいですね〜
釣友Aさん、案内ありがとうございました。また来年も観察会やりましょう!

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