この度の東日本大震災の発生により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された方々には心からお見舞いを申し上げます。
並びに、必死の救助に当って戴いている多くの方々の努力に感謝するとともに、期待せずにはいられません。
震災時より繰り返し又は新しく放映されるTV画像には大きなショックを受けますが、建築を生業としている者としては、特に、
津波に対する建築物(特に木造)の無力さには脱力感を禁じえません。
震災が起こるたびに見直される建築基準法により、近年の建築物は強くなり、耐震に対する建築物の耐力は発揮されたと思いましたが、
所詮、津波に対して何も出来ないのか?という無力感にさいなまれます。又、自然及び
生きている地球に対するちっぽけな人間の限界は何とも言い表せぬ思いです。
ただ、自然の当然の営みとも言える驚異的な災害は仕方がない場面もあるとして、
原子力発電施設を巡るトラブルは、緊張感の無いような担当官(保安委員)らが映し出されるたびに、人災と思わざるを得ないはがゆさを感じ、日本人を含め便利に安易に電気を使用している人類にツケが回ってきたようでなりません。
ただ、現時点で手をこまねいて傍観する事しか出来ぬ私ですが、ただ批判する事だけにとどまらず、被災された方々に少しでもお役に立てるべく、何ができるかを模索し、未来に対して継続して研究継承できればと思っております。
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