11月3日は下関海響マラソン
自分の中の秋の一大イベント
体調についてナンタラかんたら情けないことを書いてきたが
取りあえずはスタートラインには立ちたかった
近頃の自分の実力は
ハーフで2時間チョイ切り
フルでは2.5倍の5時間前後
今大会の制限時間は6時間だから
体調と練習量から察するとリタイヤは避けられそうもないが
まあ、こんな日もあって良いのではと・・・
追い打ち気味に、当日の天気予報は雨!!
だが、、
前日に雨具を購入し、準備している自分いて
一縷の望みを抱いている自分が可愛くもある
海響マラソンのコースは
一度は関門橋方向にルートを取り折り返し
スタート地点に一度戻り、
改めて、長州出島方向へ進むというもので
また折り返してスタート地点がゴールとなる
前半の平坦の16`から
後半はアップダウンも多く、26`と距離も長い構成
そんなルートなので16`走って
スタート地点付近でリタイヤ
すれば便利だと走り出した

スタート時は予報通り小雨

各ランナーも雨具を準備してスタート
スタート後、
体が温もり各ランナーは雨具を脱ぎ捨てていくが
自分はもう一度降りそうな空に、背中のザックに雨具をしまう
これは、鈍足ランナーの悲しさで
後半、仮に生き残った場合、
去年同様、自分の速度では体を温めることは出来ないからだ
8`地点の折り返し前
前夜お世話になった
toraさんより携帯に位置確認の電話が入る
わざわざ沿道に出てきてくてたみたいだ、
折り返して、顔も見れ一安心
これでリタイヤ出来そう?
15キロを過ぎたあたりで、
やはり下半身がチョット辛くなってきた
その付近で、
「長州出島方向に進むなら向こうで待つ」と連絡があったが
「そこまで2時間は掛かるし、80%以上無理でしょう?」
と答えたが
そろそろと思った16`付近の
第五関門手前で
係員が
「残り10分急いでください」
とアナウンス
ここでリタイヤするつもりが・・・
つられて走り関門を抜けてしまった??
実は頭の中で制限時間の6時間はあったものの
各、
関門タイムは全くの白紙状態で記憶の隅にも無い
関門時間に引っかかるよりも、
足のギブアップのみしか頭になかったわけだ
16`付近の関門でコレじゃどうしようもないな〜
と頭は思うのだが、
疲れだした下半身は「もう少し走ろう」と言う
しかたなく次の関門まで進むことに・・
ここから進むとゴール地点は遠くなるが
無料の選手収容バスで帰るのも悪くないと思い直し
雨が酷くなりだし雨具2枚重ねで武装した

毎年出会う名物ドラエモンランナーにも早々と抜かれる
後半の上り坂に苦しめられながらも
殆どよろけながらも25`過ぎの長州出島の橋に来てしまった
長州出島の折り返し前で
29`の第7関門
刻々とタイムは削られ、
残り7分のコール
折り返して一安心だがここからがマラソンの辛い距離が残る

長州出島の橋の上をユラユラと進む
自分の後続は
関門で削られ随分と寂しくなってきた
疲労は酷くなり35`前でリタイヤか?と
弱気の虫が出だすが、そこでtoraさんから電話
出島前で待ってくれていたみたいだが
見逃してしまった、申し訳ない
登り坂の途中で発見し元気をもらう
残りは7キロ!!
ここまで来れば完走したいとの気持ちが強くなるが
いつも、ストレッチや休憩で時間を使う場所だが
このタイムではそういう訳にはいかない
GPS時計も良いんだか悪いんだか
刻々とスピードを表示してくるので
歩いていては関門をくぐれないと指示してくる
まあ〜走っても歩いても大差はないが
ちょっとのスピード差が気になる
登りは走るが、降りは衝撃が酷く歩く
先程から後ろが賑やかになってきた
叱咤激励する声がどんどん近づいてきた
横を抜いていく集団を見ると
2名の男女の
6時間ペースランナーと
乗り遅れないよう必死に食らいつく
顔面蒼白のランナー達
勿論、そうと気づいて集団につくが
やがて・・・
振り落とされた・・
ここまでか?
と思ったところで
次の関門まで500メートルの表示
引き離されながらも諦めきれず
目線に入れてなんとかついていく
残り
3分のコールで通過
6時間ペースランナーも時間調整で
待ってくれている
首の皮一枚つながり、
時間を稼ごうと走り出すと
後方で、カウントダウンが聞こえる
5、4、3、2、1・・・
ゾーッとしながらも、少しペースアップ
経験はないが敵兵から追われる敗残兵の有り様
しかし、ペースアップは続かない
痛さは無かった事にしようと思うが
踏ん張るとツリそうで、
ここでツッたら一発アウトだろう
ついに、最後の第10関門 40.3`
残りは2`
関門手前のエイドステーションに寄ると
「
残り2分!!、コップをもって関門まで行って!!」と
優しく?おばちゃんボランティアが休ませてくれない
嬉しいような悲しいような!?
まあ、しかし、ここまで来たら
「完走しなけりゃ一生の損」
このペースで行けば完走は出来ると信じて進む
ゴールまで100メートル程に
又もや、回り込んでtoraさんが声援してくれた
後二つビル角を廻ればゴールが見えるはず
見えた!!
が、制限時間はわずか・・
歩くように進み・・
ゴール!!
振り返ると
カウントダウン

最後のランナーがゴール後 倒れて動かない
次のランナーが声援を受けて近づくが
20秒程のタイムアウト
ほんの1分差で完走とリタイヤが分かれるとは
彼の気持ちを察するに・・・涙!!
結果、ゴールタイム
5時間59分03秒
残り・・
57秒!!
勿論褒められたタイムでは無いし、
過去最悪タイムであったが
フルマラソンをフルタイム使った
貴重な経験でした・・
しかし、もう懲り懲り
疲れは半端なく、もう一度toraさんにお世話になり
もう一泊させてもらうことになった事は言うまでもありません
毎度のことながら、応援だよりの完走
しかし、弱者に栄光あらんことを!!
追伸:
今晩8時から佐賀桜マラソンエントリー受付
さて、、、性懲りもなく・・ネ。

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