さて、海響マラソン前日の土曜日
雨の中、下関に向かいTシャツなどの記念品を受け取り
先ずはお世話になる「ちゅう吉(toraさん)」へ

店内は

相変わらずバイク用品がギッシリ
いろいろと物色し・・お泊り・・

去年も大酒食らったからか、おでんの脇には酒が並ぶ
・・・「流石に飲みきれませんって」

今回はtoraさんもランナーデビュー
慣れない感じでゼッケンをつける
翌早朝、会場に送っていただき・・
チョットだけ選手へのマッサージ会場で準備のお手伝い

選手は好きで走るだけだが、
定員600人のマッサージを引き受けるのだとか
選手より過酷ではないかと、頭が下がる
当たり前だが、スタッフやボランティアによって
海響マラソンは支えられていることを痛感

スタート前の元気なうちに記念撮影
自分は持ち物が多く
デジカメ、ガラ携、雨具、補給食とザックを背中に担ぎ
さて、8時30分のスタートを待つためにDブロックへ
前方にも

スタート地点は遠い・・・・
後方にも

一万人のランナーがぎっしりが何時もの風景
さて、定刻
人並みに揉まれながらのんびりスタート
30分後先ずは関門橋の下をくぐる
スグに折り返してきたトップ集団がやって来たが

自分は6分半/Kのマイペースで刻み今日の調子を占う
調子は悪くないみたいで、
今回は久しぶりに4時間台を狙おうか??等と
欲が出てくる、、が、、
後方から去年も聞き覚えのある元気な声が近づいてくる

ランナーを叱咤激励する5時間ペースランナ―の女性
「ひえ〜!!」
後半の失速を考えるとあまりご一緒したくないと
思わずペースを上げて距離を保つ
7分/Kで刻めば、4時間台だとまだまだ強気と妄想の時間帯
折り返してスタート地点に一度近づく辺りで
雨がついに落ちてくる・・
用意の軽雨具を着用
(背中にはもう一つの雨具も用意周到に・・)

短時間で雨は上がるが、冷えに弱いのでそのまま走る
やがて後半に突入、海響マラソンコースは
フラットな前半に対して後半にアップダウンが待ち構える

長崎の坂とは比べようも無く緩いのだが、ハーフ後
この後半コースをどうしのぐかが弱い自分の何時もの課題
勿論、対面は先程から強いランナーとすれ違うが
彼等の顔も歪んでいる
女性ランナーも通過したし、
ゲストのネコちゃん(猫ひろし)も愛想も無く必死の形相で通過
海沿いのコースから、
2度目の折り返し長州出島が遠くに眺められ
あそこまで行くのかと・・・少々ゲンナリする時間帯

風も強くなり、ミッキーマウスのおっさんも
耳を飛ばされないよう押さえながら走る
やっと30キロ手前、長州出島の橋を登り出した頃

大阪と北九州より応援の友人と3度目の応援再会で力をもらう
目印が無いので見つけるのに苦労してるみたい
次回は仮装でも・・・無いな・・(仮装は実力者のみ)
長州出島の折り返し後、
いつもの「わんこそば」の給食等で正念場に備える

残り12キロ
何時の間にか5時間ペースランナ―から抜き去られたものの

対面する後方にもランナーが賑やかで
去年よりタイムが良い事を物語っている
30キロ過ぎ・・

ランナーtoraさんがバイクに替えて応援して追走してくれる
ミニベロが速くて気持ちよさそうで・・思わず奪い取りたくなるが
35キロ前、疲労蓄積するがまだまだ走れる
そして、残り7キロ・・・35キロの壁・・
この当たりで毎度思う
「ここからが自分のマラソン・・・ここまでは序章!!」
いつもは忘れている感情
・・・で、、、いつも・・・
・・・負ける・・が?・・今日は勝ちたいと・・
「ここからの距離に勝ちたい!!」為に走っているのだと
走っている理由に気づく
(練習で負けてるのに、勝てるわきゃ〜無いんだが)
応援の方からは、「残りもうちょっと」と見えるみたいなのだが
太ももは痛いし、足底はベロリと皮がむけてるんじゃなかろうか
と錯覚する弱さをさらけ出す時間帯
うずくまり、あえぎ、ストレッチし、
一応走る、、が、、ペースはどんどん落ちてゆく
短いが、長〜い距離の後
やっとこさ

ゴール!!

傍らで、万歳してくれる友人
去年よりタイムは40分程縮まったものの
去年がひどかったし(リタイヤ30秒前)
今年も4時間台は得られず・・
というか、やっぱり今年も
正念場は粘れず。
で、、例年ならついつい
翌春の「さが桜」にポチッとするのだが
今年は既に何時間かで締め切られたようで・・・
20年ほど連続出場した春は予定なし
悲しいような、ほっとしたような
毎度弱さを克服できぬ自分を応援してくれた友人と
支える人々に感謝しフルを締めくくろうと思います
フルよりもっと長い距離を走れる人もいるけれど
自分を試すにはフルがちょうど良い距離でした
約20年前の正月初出場での雨と寒さと疲労で
足が一歩も動けず、35キロでリタイヤした事が
今まで続いた所以の様にも感じます
その後ご一緒した方々は男女を問わず
自分を軽く飛び越えるタイムを記録しましたが
何時の間にか少なくなってしまいました
反比例して、マラソンブームで大会、参加者は増えましたが
どうも、メジャーになってからは、今一つ、居心地が・・
不器用で弱かったせいもあり
これまで続けられた気もします
正直、もう・・フルは終わろうかと
負けっぱなしだったけれど、、もう良いかと
決して負け惜しみでは無く、
悔しいけれど、楽しい時を過せたんじゃないかと
応援いただいた方、ご一緒下さった方々
本当にありがとうございました
「下関海響マラソン」手強い奴でした
5回の出場、どの大会よりも想い出が詰まってます、
本当にありがとうございました。
※投降後・・・
「bike shopちゅう吉」さんのブログ
寅次郎のフーテン日記にて
自分が走ってる
動画をのせていただいてまして、
・・・・初めて自分の走りを見ました
恐らく自分しか解らないだろうけど・・・見ていて痛々しくて
我ながら・・・不覚にも涙が・・
・チョット ほんのちょぴっとだけ 滲みました
・・・もう結構バーボンが回ってますけど・・言い訳多過ぎ・・・
・・弱いってのも良いな〜て感じのラストラン 吹っ切れました
応援に感謝します、ありがとうございました。
追伸:サイクルモード&・・・・楽しんでください。

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