今日3月19日は母の誕生日です。94歳になりました。
6年前にたった一人の長男である兄をがんで亡くしてから急激に痴呆が進みました。
そのときから姉が見ていたのですが近くにある兄の家へ押車を押してもう帰ってきたかと訪ねていくのが悲しいといつも言っていました。
出張中だと兄嫁と示し合わせ言い聞かせていたのですが毎日帰ってきたかと聞くのです。
大腿骨骨折後車椅子生活となり特養にお世話になっていますが1年位前から記憶もだんだん薄れていき、子供の顔もわからなくなると共に兄のことも言わなくなったそうです。姉は悲しいけれど母が兄の事を言わなくなったのは嬉しいといっています。
(画仙紙 筆)
94歳お誕生日おめでとう
顔がわからなくても、生きていてくれるだけでいいんだよ
兄のことも父のことも悲しいことは全部忘れていいんだよ
楽しいことだけ思い出してニコニコ暮らして行こうね
家族で海水浴に行ったこと
お弁当を持ってお花見に行ったこと
家族旅行に行ったこと
そんな思いで一杯あるね
本当に生きていてくれるだけでいいんだよ
ブログを見ていてくださる皆さん優しいコメントをありがとうございました。

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