12月下旬、ベスパ50Sの修理をしていました。作業を終えてエンジンをかけようとしましたが、かかりません。火花は良く出ているし、キャブレターのツマリも無く問題なし。いろいろいじりながらキックしていくと、スロットルを全開にするとかかりました。スロットルを戻すと止まってしまいます。スターターレバーは戻したままですが、引いたままにしたような感じです。
ガソリンの濃すぎのようでしたので、スターターバルブを点検したら、シールラバーがヘタっていました。スターターレバーを戻しても、ガソリンが流れて行ってたんですね。新品に交換してOKでした。とてもかかりの良いエンジンに」なりました。

キャブレターから外したスターター

スターターバルブのシール。左が新品、右が今回の不具合品。相手形状に凹んでいました。
ベスパに限らずこのタイプのスターターは、古くなるとシール不良を起こします。遠慮せず交換しましょう。

3