トライアル、ハスクバーナ、クラシック(英車、ベスパ)を中心に業務をこなしながら日々技術の鍛錬にも力を入れています。その中でこれまでで最もたくさん扱った車種といえば、、、ベスパです。
店を始めた’95年から2000年近くまでベスパがブームでした。ビンテージシリーズという50ccがメインでしたが、クラシックな50年〜60年台のものも多かったです。
しかし、新車はかなり手を入れないときちんと走れない状態でした。古いものも使い切った物がそのまま輸入されたりして程度の悪いものも多くありました。おかげでたくさんのことを学ぶことができました。
ベスパ50Sなどのビンテージシリーズの生産が終わってから10年が経ちます。調子の悪い状態で乗られているのを良く見かけます。整備はお任せください、快調に走れるようになります。

50年代のベスパのミッションです。常時噛み合ったミッションの太いシャフトの中を“十字”形の部品が移動してギアの溝と噛み合います。この機構はつい最近まで売られていたPX200でも同じです。
この“十字”のギアと噛み合う部分が摩耗して丸くなるとギア抜けを起こすようになります。ギアが抜けるととても怖い思いをしなければならないので早めに修理をしましょう。

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