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2010/5/6

『シュタイナー教育小事典』子ども編1  本の紹介

 先日のブログにてお知らせしましたように、少しずつ、書籍の内容を今日から3日間連続でご紹介します。

☆ 最初の7年間に、どのように子どもに働きかけるのが、もっともよいのだろうか?感覚器官を形成するのである。外から感覚器官に働きかけるものには、すべて意味がある最初の7年間に子どもが見聞きすることはすべて、感覚器官をとおして子どもに働きかける。教材や忠告によって感覚器官に働きかけることはできない。比喩や手本(模倣)によって働きかけるのである。子どもの感覚のために、なにかを提供しなければならない。最初の7年間は、それが他のどのようなことよりも重要である。いかに周囲の人間が振舞うかを子どもは、目で見るのである。
 人間は最初の7年間ほど模倣する存在であることは、その後の人生で2度とないのである。そのために、この時期に感覚器官に働きかけねばならず、感覚活動をうまく引き出して、その子どもの感覚独特の活動を形成していかねばならない。だから、幼い子どもに、きれいな(本物そっくりにできた)人形を与えてはならない。そうすると内的な力が働かないのである。自然に成長した子どもは、きれいな人形を放り出し、むしろひとかけらの木のほうを好む。木のかけらのほうが、子どもの内的なファンタジーとイマジネーションを刺激するのである。
(p25〜p26『神智学の門前にて』より)
 
 この章ではこのあと、幼児の周りの大人のあり方がどのように子どもに影響するかが書かれています。そして7歳から14歳ごろまでの、記憶、習慣、気質、性向、恒常的な情熱(エーテル体)の成長についての注意すべき観点へと続きます。
 もちろん、14歳から21歳までの判断、批評、他者との直接的な関係(アストラル体)の発達についての注意すべき観点ががそれに続きます。


☆ 永久歯が生えるまで、肉体が発達する。14,5歳ごろまでエーテル体が発達し、21歳までアストラル体が発達する。つまり7歳までは肉体の素質が特別考慮される。教育においては、この物質的な印象、つまり子どもが感覚器官によって知覚するものすべてが根本的に考慮されねばならない。7歳までに子どもの身体のなかで肉体器官の形成において達成されなかったものは一生のあいだ失われたままである。―中略―
―脳に関しても、7歳までに形成されなかったものは、一生のあいだ失われたままである。物質的な脳は精神が表明される器官であり、この器官が可能な限り繊細に仕上げられ、7歳までに確定されることは非常に重要である。大ピアニストも調子の狂ったピアノではうまく演奏できないように、脳の形成に不備があれば、偉大な精神もなにも行うことができない。
(p32〜p33『人類の進化とキリスト認識』より

 各器官は健全なかたちで使うと健全に成長するという原則がありますね。
 そうならば、全身が感覚器官である幼児期は、正しい物質的な周りのものによって正しい(健全な)刺激をうけることが必要です。それによって、偏った傾向をもっていたとしても、永久歯が生えるまでは、子どもの偏った傾向を標準的なものにすることが可能であるとシュタイナーは言っています。
 驚くべきことかもしれませんが、好むと好まざるとに関わらず、私たちは子ども(特に7歳まで)の身体の形成に、治癒的にも破壊的にも大きな影響力を持っているということになります。


 私がこれまで乳幼児の肌荒れを軽減してきたことはそいうことです。残念ながら魔法でも何とかパワーでも何とかヒーリングでもありません(笑)子どもにとっての正しい知覚感覚への環境を整える、それだけです。





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