*菜の庭学舎*は、 天王寺ナーサリーとして、乳幼児の発達と親の学びの親子クラスと新生児の訪問ケアを、天王寺学舎として小学生クラス、大人向けのアントロポゾフィーの講座を開設しています。 場所は大阪市内、天王寺周辺。 すべての講座に関してのお問い合わせ、お申し込みは、kodomonojikan_osaka★yahoo.co.jpもしくはフェイスブックのメッセ−ジでご連絡下さい。(★を@に変えて下さい。) フェイスブックではクラスの様子をお伝えしています。 https://m.facebook.com/kodomonojikan.osaka/

2016/3/23

2015年度を振り返って  スケジュール

昨日新年度のご案内を投稿しましたが、今日は昨年度の天王寺ナーサリーの活動を振り返って書きたいと思います。

この一年で強く思ったのは、その子ども達の育ちに関心がある大人は本当に少ないのだなということでした。

と同時に、我が子にこうあって欲しいという理想は高くその理想にどうやったら効率的にしかもお手軽にたどり着けるかということには早期教育であれ自然派育児であれ−熱心さを感じます。

目の前の個性を持った子どもへの関心ではなく、親自身の好みの子ども像にどうやったら近づけるか?という視点が親から子へ向かう時、少し冷静に考えれば子どもに起ることは予測できることですが、その影響については見ようとしないまま暴走し絡まってる感じ。その影響に言及するやいなや、大人である親は自分の生い立ちについて感傷的になります。そしてその感情に引っ張られ続ける人、その感情を無かったことにする人、様々ですが、そこから子どもへの眼差しに繋がってくことは、これほど困難な事なのか!と思う1年でした。

何者かであれ、と追い立てられてきた親の世代に育てられる子ども達。

目の前の子どもの状態に関心を向けずに、あれが良いらしいこれが良いらしいという情報の過食。これは親子の間だけでなく、幼稚園や保育園、助産院などでも蔓延している状態のようです。
子どもに何者かであれ、と意識的にでも無意識的にでも思ってるかどうか自覚することから、人間って何?という問いに繋がって行くことで、私たちは個であることに気づけていけるのだと思います。

この活動を立ち上げて9年目になります。
嬉しいことに、スタッフが増えました。
子どもの身体的な動きを観察し、今どのような状態にあるかが見えるということが子どもの育ちを支えるには不可欠です。そのことが共有出来、さらに子どもに関われるスタッフが育ったことを心強く思います。

ひとりだと現状の厳しさに耐えきれずに折れていたかもしれません。

社会の子どもの本質への無関心さの中で、子ども達を守り育てるのはかなりのエネルギーを要します。最後の砦が親。
その親がするりと上手く逃げる様子を突きつけられる毎に、意気消沈することも少なからずあり。

権威も何も無い私ひとりだと、おやごさんには見えていない状態を説明しても説得にかけることが何度もありましたが、ふたりでリアルタイムでお子さんの様子(問題点や変化)を共有出来るということは仮説ではなく本当の事なんだと、感じてもらえるからです。

ふたりとも何の肩書きも権威もないからこそ、瞬時に子どもの状態を共有出来ることの意義を理解していただけるのだと思います。


ヴァルドルフ教育の観点とはひとりひとりが自らの力で本質を見抜く視点をもって子どもを育むという事にあります。

子ども達の発達に関しては破壊的な傾向を増すばかりの現状の中、それに気付かない大人の圧倒的な多さと、子ども達の発達遅滞が当たり前=標準になっていく麻痺感覚の蔓延。

子ども達にとって最後の砦であるおやごさんをしっかりと支えることが益々重要になっていくだろうと感じた1年でした。

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