2011/10/4
おすすめの絵本 本の紹介
よく「おすすめの絵本はどれですか?」というご質問をいただきます。
基本的には幼児期は「素話」「語り」が一番ふさわしいです。その次がしかけ絵本。最終の手段として絵本という感じでしょうか。
話したり書いたりする言葉はまず「しっかり耳を傾けて聴くこと」が前提となります。その力は絵があると半減します。絵が動いて(=映像)しまうとほぼ0です。
手の筋肉は使うと強くなりますが、それと同じく聴く力も使うと強くなりますが、使わないと発達しようがありません。
自らが聴こうとして聴くことと、聞えてしまうことは全く違いますね。
と言うことを前提にした上で!、それでも何かの機会にプレゼントを!とお考えのケースに応えておすすめをご紹介します。
しかけ絵本に関しては日本製の良質なものがみあたらないので洋書で1,2種ほどバザーで出品しますのでご覧下さい。下記にご紹介する絵本は出品はありませんが、すべて伊藤宅に揃っていますのでバザーの折にでもご覧下さい。
【絵本】
もりのこびとたち
おひさまのたまご
ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん
・以上はすべてエルサ・ベスコフの作品です。お話も絵も豊かさに溢れています。
トムテ
・静かな冬の夜も、子どもたちはファンタジーを枯らすことはありません。
どろんここぶた
・このおはなしに目が輝く大人のもとで成長できるこどもは幸せでしょうね!
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基本的には幼児期は「素話」「語り」が一番ふさわしいです。その次がしかけ絵本。最終の手段として絵本という感じでしょうか。
話したり書いたりする言葉はまず「しっかり耳を傾けて聴くこと」が前提となります。その力は絵があると半減します。絵が動いて(=映像)しまうとほぼ0です。
手の筋肉は使うと強くなりますが、それと同じく聴く力も使うと強くなりますが、使わないと発達しようがありません。
自らが聴こうとして聴くことと、聞えてしまうことは全く違いますね。
と言うことを前提にした上で!、それでも何かの機会にプレゼントを!とお考えのケースに応えておすすめをご紹介します。
しかけ絵本に関しては日本製の良質なものがみあたらないので洋書で1,2種ほどバザーで出品しますのでご覧下さい。下記にご紹介する絵本は出品はありませんが、すべて伊藤宅に揃っていますのでバザーの折にでもご覧下さい。
【絵本】
もりのこびとたち
おひさまのたまご
ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん
・以上はすべてエルサ・ベスコフの作品です。お話も絵も豊かさに溢れています。
トムテ
・静かな冬の夜も、子どもたちはファンタジーを枯らすことはありません。
どろんここぶた
・このおはなしに目が輝く大人のもとで成長できるこどもは幸せでしょうね!

タグ: シュタイナー
2010/5/9
『シュタイナー教育小事典』子ども編2 本の紹介
引き続き、『シュタイナー教育小事典子ども編』からのご紹介です。
★ 人間の生涯は、誕生と死のあいだで組織されている。自我は、心の調子を合わせるように働き、習得したものを外的な身体性にしたがって組織しなければならない。このことから、7歳までに肉体がどのように進化するかを知ることは、教育者にとって非常に重要である。物資界から肉体に作用しうるもの、肉体に力を授けるものはすべて、7歳までに人間にもたらされる。肉体と意識魂とのあいだに、不思議な関係がある。
自我が強いものになるべきなら、35歳以後に自我は意識魂の力に貫かれねばならない。自我が意識魂に浸透されることによって自分から抜け出て、世界の知にいたることができるように心の中で働くべきなら、自我は肉体という境界に立ち止まってはならない。自我が内面にとどまるのではなく、世界との開かれた交流に向かおうとする時、肉体は、意識魂と自我にもっとも大きな障害をもたらすものでありうる。
教師が子どもになにをおこなうかは、その子の将来にとってどうでもいいことではない。人生を観察できない者だけが、このような人生の秘密を知らないのである。幼児期と、35歳以後における自由な世界との交流に現れるものを比較できる者は、世界と自由に交流し、世界に入っていき、自分の中に閉じこもるべきではないということを知り、また、ふさわしい方法で7歳までの子どもに働きかけることによって、もっとも大きな善行をおこなえることを知る。物質生活の喜びと、周囲から流れてくる愛は、子どもの肉体に力を供給し、肉体を柔軟にする。
7歳までにできるだけ多くの喜びと愛と幸福を子どもに与えると、のちに意識魂から自由に世界と交流する時に、障害がわずかしかない。7歳までの子どもに不親切にしたり、暗い人生の運命を担わせると、肉体は硬化し、人生にあらゆる障害が生まれる。大人になって、閉鎖的な性格になり、自分の心のなかに自分の全存在を閉ざしてしまい、開かれた心で自由に外界の印象と交流することができなくなる。
(p42〜p44)『心のいとなみの変容』
・・・・・ 最後の段落ですが、シュタイナーの生きていた時代は第一次世界大戦の前後。世界で初めて設立さた時のヴァルドルフ学校の子どもたちの写真を見ると、はっきりと戦争の影響の影が見て取れます。その現状からヴァルドルフ学校は始まったのですね。
日本は現在は戦争状態にはありませんが、にもかかわらず、子どもたちを硬化させるものにあふれてはいないでしょうか。今の35歳前後の世代はどのような状態でしょうか。・・・・・
★ 幼児は最高度に、一個の感覚器官である。周囲から来た印象が全身を流れ、反響する。子どもは、大人のように自分の身体に結びついておらず、精神と心が周囲の中に生きている。そのために、周囲から来るすべてを受け入れられるのである。
(p181)『教育方法と、教師の生存条件』
書籍ですが、手元にあと2冊あります。(古書で1,500円程です。状態:良)現在古本屋を徘徊中(笑)
なお「あの古本屋にあったよ!」という情報も受け付けています。よろしくお願いします!現在、手持ちはありません。
お父さん方向けにお勧めの本を教えて欲しいという問い合わせがたくさんあります。男性は、体験談より理論的なものを好む傾向があるようです。(もちろん男女関係無くお勧めですが!)
で、探して(読み直して)みてこれが良いんじゃないかと思った本を紹介します。
R・シュタイナーが、1922年にオックスフォード大学でおこなった講演録です。人智学を知らない聴衆に向けてのヴァルドルフ学校の人間観、教授法についての講義です。教育対象となる全年齢について書かれています。この本もいつか紹介したいと思います。
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★ 人間の生涯は、誕生と死のあいだで組織されている。自我は、心の調子を合わせるように働き、習得したものを外的な身体性にしたがって組織しなければならない。このことから、7歳までに肉体がどのように進化するかを知ることは、教育者にとって非常に重要である。物資界から肉体に作用しうるもの、肉体に力を授けるものはすべて、7歳までに人間にもたらされる。肉体と意識魂とのあいだに、不思議な関係がある。
自我が強いものになるべきなら、35歳以後に自我は意識魂の力に貫かれねばならない。自我が意識魂に浸透されることによって自分から抜け出て、世界の知にいたることができるように心の中で働くべきなら、自我は肉体という境界に立ち止まってはならない。自我が内面にとどまるのではなく、世界との開かれた交流に向かおうとする時、肉体は、意識魂と自我にもっとも大きな障害をもたらすものでありうる。
教師が子どもになにをおこなうかは、その子の将来にとってどうでもいいことではない。人生を観察できない者だけが、このような人生の秘密を知らないのである。幼児期と、35歳以後における自由な世界との交流に現れるものを比較できる者は、世界と自由に交流し、世界に入っていき、自分の中に閉じこもるべきではないということを知り、また、ふさわしい方法で7歳までの子どもに働きかけることによって、もっとも大きな善行をおこなえることを知る。物質生活の喜びと、周囲から流れてくる愛は、子どもの肉体に力を供給し、肉体を柔軟にする。
7歳までにできるだけ多くの喜びと愛と幸福を子どもに与えると、のちに意識魂から自由に世界と交流する時に、障害がわずかしかない。7歳までの子どもに不親切にしたり、暗い人生の運命を担わせると、肉体は硬化し、人生にあらゆる障害が生まれる。大人になって、閉鎖的な性格になり、自分の心のなかに自分の全存在を閉ざしてしまい、開かれた心で自由に外界の印象と交流することができなくなる。
(p42〜p44)『心のいとなみの変容』
・・・・・ 最後の段落ですが、シュタイナーの生きていた時代は第一次世界大戦の前後。世界で初めて設立さた時のヴァルドルフ学校の子どもたちの写真を見ると、はっきりと戦争の影響の影が見て取れます。その現状からヴァルドルフ学校は始まったのですね。
日本は現在は戦争状態にはありませんが、にもかかわらず、子どもたちを硬化させるものにあふれてはいないでしょうか。今の35歳前後の世代はどのような状態でしょうか。・・・・・
★ 幼児は最高度に、一個の感覚器官である。周囲から来た印象が全身を流れ、反響する。子どもは、大人のように自分の身体に結びついておらず、精神と心が周囲の中に生きている。そのために、周囲から来るすべてを受け入れられるのである。
(p181)『教育方法と、教師の生存条件』
書籍ですが、手元にあと2冊あります。(古書で1,500円程です。状態:良)現在古本屋を徘徊中(笑)
なお「あの古本屋にあったよ!」という情報も受け付けています。よろしくお願いします!現在、手持ちはありません。
お父さん方向けにお勧めの本を教えて欲しいという問い合わせがたくさんあります。男性は、体験談より理論的なものを好む傾向があるようです。(もちろん男女関係無くお勧めですが!)
で、探して(読み直して)みてこれが良いんじゃないかと思った本を紹介します。
R・シュタイナーが、1922年にオックスフォード大学でおこなった講演録です。人智学を知らない聴衆に向けてのヴァルドルフ学校の人間観、教授法についての講義です。教育対象となる全年齢について書かれています。この本もいつか紹介したいと思います。

タグ: シュタイナー
2010/5/6
『シュタイナー教育小事典』子ども編1 本の紹介
先日のブログにてお知らせしましたように、少しずつ、書籍の内容を今日から3日間連続でご紹介します。
☆ 最初の7年間に、どのように子どもに働きかけるのが、もっともよいのだろうか?感覚器官を形成するのである。外から感覚器官に働きかけるものには、すべて意味がある最初の7年間に子どもが見聞きすることはすべて、感覚器官をとおして子どもに働きかける。教材や忠告によって感覚器官に働きかけることはできない。比喩や手本(模倣)によって働きかけるのである。子どもの感覚のために、なにかを提供しなければならない。最初の7年間は、それが他のどのようなことよりも重要である。いかに周囲の人間が振舞うかを子どもは、目で見るのである。
人間は最初の7年間ほど模倣する存在であることは、その後の人生で2度とないのである。そのために、この時期に感覚器官に働きかけねばならず、感覚活動をうまく引き出して、その子どもの感覚独特の活動を形成していかねばならない。だから、幼い子どもに、きれいな(本物そっくりにできた)人形を与えてはならない。そうすると内的な力が働かないのである。自然に成長した子どもは、きれいな人形を放り出し、むしろひとかけらの木のほうを好む。木のかけらのほうが、子どもの内的なファンタジーとイマジネーションを刺激するのである。
(p25〜p26『神智学の門前にて』より)
この章ではこのあと、幼児の周りの大人のあり方がどのように子どもに影響するかが書かれています。そして7歳から14歳ごろまでの、記憶、習慣、気質、性向、恒常的な情熱(エーテル体)の成長についての注意すべき観点へと続きます。
もちろん、14歳から21歳までの判断、批評、他者との直接的な関係(アストラル体)の発達についての注意すべき観点ががそれに続きます。
☆ 永久歯が生えるまで、肉体が発達する。14,5歳ごろまでエーテル体が発達し、21歳までアストラル体が発達する。つまり7歳までは肉体の素質が特別考慮される。教育においては、この物質的な印象、つまり子どもが感覚器官によって知覚するものすべてが根本的に考慮されねばならない。7歳までに子どもの身体のなかで肉体器官の形成において達成されなかったものは一生のあいだ失われたままである。―中略―
―脳に関しても、7歳までに形成されなかったものは、一生のあいだ失われたままである。物質的な脳は精神が表明される器官であり、この器官が可能な限り繊細に仕上げられ、7歳までに確定されることは非常に重要である。大ピアニストも調子の狂ったピアノではうまく演奏できないように、脳の形成に不備があれば、偉大な精神もなにも行うことができない。
(p32〜p33『人類の進化とキリスト認識』より
各器官は健全なかたちで使うと健全に成長するという原則がありますね。
そうならば、全身が感覚器官である幼児期は、正しい物質的な周りのものによって正しい(健全な)刺激をうけることが必要です。それによって、偏った傾向をもっていたとしても、永久歯が生えるまでは、子どもの偏った傾向を標準的なものにすることが可能であるとシュタイナーは言っています。
驚くべきことかもしれませんが、好むと好まざるとに関わらず、私たちは子ども(特に7歳まで)の身体の形成に、治癒的にも破壊的にも大きな影響力を持っているということになります。
私がこれまで乳幼児の肌荒れを軽減してきたことはそいうことです。残念ながら魔法でも何とかパワーでも何とかヒーリングでもありません(笑)子どもにとっての正しい知覚感覚への環境を整える、それだけです。
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☆ 最初の7年間に、どのように子どもに働きかけるのが、もっともよいのだろうか?感覚器官を形成するのである。外から感覚器官に働きかけるものには、すべて意味がある最初の7年間に子どもが見聞きすることはすべて、感覚器官をとおして子どもに働きかける。教材や忠告によって感覚器官に働きかけることはできない。比喩や手本(模倣)によって働きかけるのである。子どもの感覚のために、なにかを提供しなければならない。最初の7年間は、それが他のどのようなことよりも重要である。いかに周囲の人間が振舞うかを子どもは、目で見るのである。
人間は最初の7年間ほど模倣する存在であることは、その後の人生で2度とないのである。そのために、この時期に感覚器官に働きかけねばならず、感覚活動をうまく引き出して、その子どもの感覚独特の活動を形成していかねばならない。だから、幼い子どもに、きれいな(本物そっくりにできた)人形を与えてはならない。そうすると内的な力が働かないのである。自然に成長した子どもは、きれいな人形を放り出し、むしろひとかけらの木のほうを好む。木のかけらのほうが、子どもの内的なファンタジーとイマジネーションを刺激するのである。
(p25〜p26『神智学の門前にて』より)
この章ではこのあと、幼児の周りの大人のあり方がどのように子どもに影響するかが書かれています。そして7歳から14歳ごろまでの、記憶、習慣、気質、性向、恒常的な情熱(エーテル体)の成長についての注意すべき観点へと続きます。
もちろん、14歳から21歳までの判断、批評、他者との直接的な関係(アストラル体)の発達についての注意すべき観点ががそれに続きます。
☆ 永久歯が生えるまで、肉体が発達する。14,5歳ごろまでエーテル体が発達し、21歳までアストラル体が発達する。つまり7歳までは肉体の素質が特別考慮される。教育においては、この物質的な印象、つまり子どもが感覚器官によって知覚するものすべてが根本的に考慮されねばならない。7歳までに子どもの身体のなかで肉体器官の形成において達成されなかったものは一生のあいだ失われたままである。―中略―
―脳に関しても、7歳までに形成されなかったものは、一生のあいだ失われたままである。物質的な脳は精神が表明される器官であり、この器官が可能な限り繊細に仕上げられ、7歳までに確定されることは非常に重要である。大ピアニストも調子の狂ったピアノではうまく演奏できないように、脳の形成に不備があれば、偉大な精神もなにも行うことができない。
(p32〜p33『人類の進化とキリスト認識』より
各器官は健全なかたちで使うと健全に成長するという原則がありますね。
そうならば、全身が感覚器官である幼児期は、正しい物質的な周りのものによって正しい(健全な)刺激をうけることが必要です。それによって、偏った傾向をもっていたとしても、永久歯が生えるまでは、子どもの偏った傾向を標準的なものにすることが可能であるとシュタイナーは言っています。
驚くべきことかもしれませんが、好むと好まざるとに関わらず、私たちは子ども(特に7歳まで)の身体の形成に、治癒的にも破壊的にも大きな影響力を持っているということになります。
私がこれまで乳幼児の肌荒れを軽減してきたことはそいうことです。残念ながら魔法でも何とかパワーでも何とかヒーリングでもありません(笑)子どもにとっての正しい知覚感覚への環境を整える、それだけです。

タグ: シュタイナー
2010/5/3
ナーサリークラスで使用する予定の書籍 本の紹介
連休は読書三昧な日々を過ごしています。
さて、ナーサリークラスの目指すところのひとつとして、お母さん自身でお子さんの成長の今の状態を発見!していただくというのがあります。
決して知識をたくさん蓄えて欲しいと思ってるのではなく、当然ですが、ヴァルドルフ教育のオタクを目指しているのでもありません。
ただ、大人にとって「発見」に至るための道として、まずは学ぶという行為が必要です。その後、身体に降りてくる(知覚)という過程を経ます。子どもはまったく逆の方法で周囲の世界(物質・人間など)を理解していきますね。幼い子どもが知覚体験したことは、9歳以降から少しずつ12歳以降にははっきりと「思考」の力で捉えることができるようになります。
大人の学びも「腑に落ちる」「全身に響く」までどうしたって時間が必要なのです。思い込みや、習慣が心情・身体のレベルで強固にありますので、なかなか感動的に響くまで、時間がかかることが多くなるのでよう。
ナーサリークラスの子どもたちが教えてくれる課題と取り組むため、親御さんに「何をどのように伝えたらいいか?」ということを日々考えて過ごしています。そして具体的に何をどのように共有できるかと。
子どもの「何か気になる」という状態は日常を担う周りの人によって「現れる」からです。
最近、古書店巡りをしています。ネットで検索すれば欲しいものは見つかりますが、内容を読めないのでそれが必要なものかどうかわからないのです。古書店に実際に行けば、偶然のような奇跡的な!(・・・んな、大げさな・・)出会いがあります。で、先日、そのような出会いがあったんですよ!って、ことは余談なので置いといて・・。
それで、そうだ!この本があったわ!と思い立ち、ネットで調べたら絶版の様子・・・。
シュタイナーの著書や講演録から、子どもの成長について述べられた箇所を集めた本です。昨日改めて10年ぶりくらいに読んでみて、感動しました。抜粋ですので、確かに細切れな感じはしますが、そこはそれ、ナーサリーの時間には子どもが居ますので、学ぶ箇所(文章)が立体的な生きたものとして動き出せるように、・・それは、私のお仕事ですね、精一杯挑戦してみます。
出版元のイザラ書房も品切れ。(このサイトで書籍の写真が見れます。1993年初版、定価2300円。)
なんとか現在、古書店などで探して入手していってます。
ナーサリークラスの方にはテキストとして(参加費に含まれていますので追加はありません)お渡しします。上記の事情により古書になりますがご了承ください。
ナーサリークラス以外の方で、ご入用の方は実費にて(今のところ1,000〜1,500円くらいです)お譲りいたしますので、お問い合わせください。
次回から書籍の紹介でこの本の内容を少しずつ紹介していきます。
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さて、ナーサリークラスの目指すところのひとつとして、お母さん自身でお子さんの成長の今の状態を発見!していただくというのがあります。
決して知識をたくさん蓄えて欲しいと思ってるのではなく、当然ですが、ヴァルドルフ教育のオタクを目指しているのでもありません。
ただ、大人にとって「発見」に至るための道として、まずは学ぶという行為が必要です。その後、身体に降りてくる(知覚)という過程を経ます。子どもはまったく逆の方法で周囲の世界(物質・人間など)を理解していきますね。幼い子どもが知覚体験したことは、9歳以降から少しずつ12歳以降にははっきりと「思考」の力で捉えることができるようになります。
大人の学びも「腑に落ちる」「全身に響く」までどうしたって時間が必要なのです。思い込みや、習慣が心情・身体のレベルで強固にありますので、なかなか感動的に響くまで、時間がかかることが多くなるのでよう。
ナーサリークラスの子どもたちが教えてくれる課題と取り組むため、親御さんに「何をどのように伝えたらいいか?」ということを日々考えて過ごしています。そして具体的に何をどのように共有できるかと。
子どもの「何か気になる」という状態は日常を担う周りの人によって「現れる」からです。
最近、古書店巡りをしています。ネットで検索すれば欲しいものは見つかりますが、内容を読めないのでそれが必要なものかどうかわからないのです。古書店に実際に行けば、偶然のような奇跡的な!(・・・んな、大げさな・・)出会いがあります。で、先日、そのような出会いがあったんですよ!って、ことは余談なので置いといて・・。
それで、そうだ!この本があったわ!と思い立ち、ネットで調べたら絶版の様子・・・。
シュタイナーの著書や講演録から、子どもの成長について述べられた箇所を集めた本です。昨日改めて10年ぶりくらいに読んでみて、感動しました。抜粋ですので、確かに細切れな感じはしますが、そこはそれ、ナーサリーの時間には子どもが居ますので、学ぶ箇所(文章)が立体的な生きたものとして動き出せるように、・・それは、私のお仕事ですね、精一杯挑戦してみます。
出版元のイザラ書房も品切れ。(このサイトで書籍の写真が見れます。1993年初版、定価2300円。)
なんとか現在、古書店などで探して入手していってます。
ナーサリークラスの方にはテキストとして(参加費に含まれていますので追加はありません)お渡しします。上記の事情により古書になりますがご了承ください。
ナーサリークラス以外の方で、ご入用の方は実費にて(今のところ1,000〜1,500円くらいです)お譲りいたしますので、お問い合わせください。
次回から書籍の紹介でこの本の内容を少しずつ紹介していきます。

タグ: シュタイナー
2010/4/25
ナーサリーで使用しているテキストなど 本の紹介
今日はナーサリークラスで使用している本の紹介です。
1冊目は、『小児科診察室』ミヒャエラ・グレックラー/ヴォルフガング・ゲーベル著/入間カイ訳
教育と医療のつながりを見通しているアントロポゾフィーならではの視点で乳児期〜青年期までの発達について書かれた本です。
2冊目は『親子で楽しむ手作りおもちゃ・シュタイナー幼稚園教材集』フライヤ・ヤフケ著/高橋弘子訳
この本には子どもにとっての遊びとはどういうものか?と言うことが過不足なく書かれています。子どもにとっての本来の遊びを促すおもちゃは実はとてもシンプルなものなのです。
3冊目は『医療と教育を結ぶ シュタイナー教育』ミヒャエラ・グレックラー著/石川公子・塚田幸三訳
人間への深い洞察に導くための、動物と人間との関連、胎生学など、現代科学で見える分野から知力、感情・思考・自我といった見えない分野への橋渡しを試みた小児科医による講演録。
まずはメインの3冊のご紹介でした。
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1冊目は、『小児科診察室』ミヒャエラ・グレックラー/ヴォルフガング・ゲーベル著/入間カイ訳
教育と医療のつながりを見通しているアントロポゾフィーならではの視点で乳児期〜青年期までの発達について書かれた本です。
2冊目は『親子で楽しむ手作りおもちゃ・シュタイナー幼稚園教材集』フライヤ・ヤフケ著/高橋弘子訳
この本には子どもにとっての遊びとはどういうものか?と言うことが過不足なく書かれています。子どもにとっての本来の遊びを促すおもちゃは実はとてもシンプルなものなのです。
3冊目は『医療と教育を結ぶ シュタイナー教育』ミヒャエラ・グレックラー著/石川公子・塚田幸三訳
人間への深い洞察に導くための、動物と人間との関連、胎生学など、現代科学で見える分野から知力、感情・思考・自我といった見えない分野への橋渡しを試みた小児科医による講演録。
まずはメインの3冊のご紹介でした。

タグ: シュタイナー
2010/4/17
お勧めの本 本の紹介
「便り」に代わる、何かもっとみなさんのお役に立てそうなことができないかと考え、書籍の紹介をしていくことにしました。
今日紹介する本は、子育て中のお母さんの立場に共感をもって書かれたヴァルドルフ教育の本です。
タイトルは『ママのためのシュタイナー教育入門』。
日常のなかで、どう子どもに接して良いかいつも揺れていて不安な方や、子どもの成長に寄り添うとは、具体的にどのように暮らすことか?と悩まれている方にお勧めです。
もちろん、この本の内容が示す大きな方向性は、ヴァルドルフ幼稚園や学校のものと同じです。
所々、体験談もありますが、どの方向に意識を向けて子育てをすれば子どもの成長を促すことができるのか、という本質的なことがしっかりと書かれています。
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今日紹介する本は、子育て中のお母さんの立場に共感をもって書かれたヴァルドルフ教育の本です。
タイトルは『ママのためのシュタイナー教育入門』。
日常のなかで、どう子どもに接して良いかいつも揺れていて不安な方や、子どもの成長に寄り添うとは、具体的にどのように暮らすことか?と悩まれている方にお勧めです。
もちろん、この本の内容が示す大きな方向性は、ヴァルドルフ幼稚園や学校のものと同じです。
所々、体験談もありますが、どの方向に意識を向けて子育てをすれば子どもの成長を促すことができるのか、という本質的なことがしっかりと書かれています。

タグ: シュタイナー