スポンジボールのメリット
低年齢でもボールが打てる、ラリーが出来る。
教えやすい。
最初に書いたのがする方から見た物、その次はコーチから見た物です。
デメリットですが
少々適当な打ち方でも打てる、リアルテニス(?ショート+スポンジではない)との隔たりがありすぎる。
スキルの未熟な、経験の浅いコーチでも教えられることがある。
スポンジボール、ショートテニスを否定はしません、導入には良いと思います、長くそれを(長くても3ヶ月〜半年)続けると、今度はデメリットの方が増えていくと思います。
ラケットの長さ、コートの幅、長さ、ネットの高さ、ネットへの距離、ネットから先の距離、等々身体に刻まなければいけない事(=データ)がたくさんあります、それはなるべく低年齢で刻み込んで欲しいし、そして違うデータを身体に刻む事を私は嫌います。
試合に出る際にも、野球のようにリトルリーグもなければ、軟式もありません(競技として軟式テニスは硬式テニスとは違い、延長線上にある他の競技とは違います)、デビューからウインブルドンまで、コートの大きさ、ボール、同じですから、故になるべく早くその条件での、テニスに親しむことが私は大事だと思っています。
誰でも教えることが出来うるのは良いことでもあります、普及の見地から見ると素晴らしいです、でもジュニアの指導は点ではなく線、面であるべきです、つまり今、少し先、先、ゴールを考えて点と点をつなぎ合わせて、現在の点を指導するのがあるべき姿ではないかと思っています。
この点と点をつなぎ合わせると言う事はそんなに4〜5年程度で出来ることではないです、例えば10歳以下で来た子が、ジュニアを卒業するまで8年あります、最低これくらいのことを経験しないと分からないからです。
だから安易にジュニアの指導を考えて欲しくはない理由がこれです、安易にジュニアを指導するコーチも増えては(安易にです=大人の時間の日中とナイターの間の時間で稼げる等の理由で)困ると思っています。簡単にジュニアの指導を始める、始められる理由にショートテニス&スポンジボールがなっては欲しくないですね。

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