昨日のフェデラー対マレー素晴らしい決勝でしたね、今回ガオラではダブルスをやっていたのですが、結構色々気がつくことがありました。
雁行の際のポジションなんですが(前衛の)基本的な考え方として
ポーチに出やすい
相手に対してコートの空きを作らない
これらを考えて動的に位置取りをしていくと思います、ただこれに加えて考えて欲しいのが「パートナーが打ちやすい」これも雁行の際には考えに入れないといけないですね。
例えば右サイドのラリーが続いています、この際につめ過ぎている人(これは単純にミスでもあるのですが)、後ろで打つ人から見ると自分の打つ先にいる感じになります、単純にクロスに打ちにくいですよね?これはパートナーが打つ際にはサービスライン上の半分のコートの真ん中という位置を守っていないからでもありますが。
やはり右サイドのラリーです、パートナーが少し外に追い出されます(ダブルスサイドラインの外くらい)相手の前衛が少しサイドによりますよね、恐らく少しセンターに寄ります、これはポジションを考えている方がする動きで間違いではないんですが、後ろで打つ人から見るとショートクロス、アングルのコースを塞いでいる形にもなっています、丁度打つコースの軌道に人がいる感じです、またそこのコースが好き、得意なパートナー(後ろから打つ人が)であればいいところを消してしまいます。
ではどうすればいいか?打つ時スット屈む、外に開く等して一瞬コースを空けてあげて下さい、その後直ちに次のボールの返球を考えて位置取りをして下さい。
サービス側の前衛の位置についてはここでもよく触れていると思います、今日はリターンの際の前衛の位置です、何処にいます?>答えられますか?、なんでそこにいるんですか?>答えられますか?最初の問に詰まる方は言語道断ですが、2つ目の問にきちんと返答できる方は少ないかと思います、
典型的な例
サービスラインとベースラインの間で(=サービスラインよりも後ろで)構えている人、多分この方達からは明確で正しい答えは返ってこないと思います、この位置の正解はミックダブルスで女子のリターンで、男子のファースト受ける際にツーバックまでは行きたくないが、でも通常位置では「怖い」そういう際の(男子ダブルスでも同様の条件下ではありえます)ポジションです、パートナーのリターンが沈んでポーチもしくは、相手にプレッシャーをかけるということが叶わない際のポジションです。
正しい位置と動きは
半分の真ん中(センターラインとダブルスラインの)より半歩センターよりでサービスライン上、パートナーのリターンが沈んだら少し詰めてポーチに備える、良いファーストボレーが来てポーチ出来なかったら元の位置に戻る(=自分の後ろのスペースを消す)。
パートナーのリターンが浮いたら、半分の真ん中の位置に戻る、状況に応じてストレートケア、盲目的にサイドに寄れば相手から見て一番美味しいセンターががら空きになります。
ダブルスのポジションというのはボールが動いている間変わらないとおかしい(少しでも大きくでも)、ポジションにはいちいち理由があると言う事です、理由なき所にいるな、理由を考えることを放棄するな、と言う事です。
こちらも合わせてご確認下さい
http://red.ap.teacup.com/aimta/2456.html

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