ほぼどんな競技でも「走る」と言うトレーニングは取り入れられていると思います、ただその競技の特性でどう走るかはだいぶ違って来ると思います。
テニスは何十メートルもダッシュ(切り返しなしで)する事はありません、サッカーではどうでしょうか?攻め込む時、或は攻め込まれて戻る時かなりの距離を走らないとなりません、ここの部分だけでもテニスの走るトレーニングと、サッカーの走るトレーニング一緒にならない部分が多々出てくるのは理解出来ると思います。
テニスは距離は長くない、負荷としては中程度以上の負荷(=心拍数と捉えても良いです)、切り返しが伴う、時間もそう長くはない(1ポイントの所要時間)、ローパワーで長く動く(つまりジョグでの移動)事はないが競技そのものは長時間に渡る、またダブルスでは距離はさらに短くなるが、スピードはより要求レベルが上がる、こういう特性をまず理解した方がいいですね。
トレーニングの導入初期はローレベルの負荷、ジョギングやマラソン的な走り方から入った方がいいでしょうね、これ以降はそれが終わっているとして話していきます。
特性としてジョギング状態でプレイする事はないので、ダッシュ〜ジョグ〜ダッシュのようなインターバルトレーニンがテニスのプレイタイルには合致する、長さは(=距離)最大でもフェンスからネットの長さをイメージしてするといいと思います。
切り返しを想定してと、インターバルトレーニングを含めたものとして、オンコートで、センターマークからシングルスサイドラインへダッシュ、戻る、反対のシングルスサイドラインへダッシュ、戻って、サービスラインの角(シングルスラインの)へダッシュ、戻る、反対へダッシュ、戻る、ネットのセンターストラップタッチ、戻る。
こういうトレーニングをしないと、長距離+低負荷=マラソン&ジョギングだけをしていても、コート上での、マッチでのパフォーマンス向上にならないと思います。
走る事は大事ですとても、今一度テニスではどう走るべきか?考えてみるといいかと思います。

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