新文芸坐「横尾忠則 編『憂魂、高倉健』刊行記念 孤高のスタア 高倉健」1,000円
「日本侠客伝」
シリーズ1作目。
特別出演の中村錦之助と三田佳子のエピソードは深みが足りないので、錦ちゃんの死があまり効果的とは言えません。
「日本侠客伝 浪花篇」
シリーズ2作目。
長門裕之の馴染みで一緒に足抜けする松島新地の女郎を八千草薫がやっているのは、珍しいのでは。
両作品とも、内田朝雄が組合の良心的な偉いさんで、後の大久保さんのイメージとは大分違います。
健さんとイイ仲になる相手が入江若葉ってのは、相当格落ち。八千草薫と南田洋子が良すぎるので、特に差が目立ち、残念。
特別出演の鶴田浩二が客分役なのに、死なないのも珍しい。主役は生き残って、客分は死ぬものなんですがねー。
健さんと鶴田さん、二人で警察に自首しに行くラストは貴重かも。
HMVで、MOVIE DVD 全品30%OFFってのをやってたので、未購入の「
植木等のゴクラク映画ボックス」を勢いで購入。
ボックスは場所を取るので、ダミーの商品ジャケットをレジに持っていき、店員が倉庫から商品を持ってくるのですが、これが場所がわからなかったらしく、10分ほど待ちました。ま、こういいのはマニアの宿命と修業と考えるべきでしょうね。
三軒茶屋中央 1,100円
「
夢のまにまに」
美術の大御所、木村威夫さん第一回監督作品。
長門裕之と有馬稲子による老夫婦の話かと思っていたら、戦後の混乱期からの忘れることの出来ない体験に精神障害のある青年を巻き込む、世代を越えた問題作。
に、なりそうな感じはしたのですが、その精神障害のある青年が実家に帰り、精神病院に入院してからワケわからん展開に。
老夫婦の若い時を長瀬正敏と上原多賀子、青年の母親を桃井かおり、ロマンス通りの飲み屋のママと画家二役を宮沢りえ、と役者は揃っているだけに残念な結果です。
ホームレスの女性を亜湖
が演じていたそうですが、メークが完璧でわかりませんでした。
「
花ゲリラ」
勝手に花の種を蒔いている男女を中心にして、ダラっと日常を描写し続ける映画。
部署が変わって仕事に慣れないサラリーマン、コンビニで働くやる気のないバイト、続々とどうでもいい人が登場しますが、それにプラス出演者に知っているのが全くいない。
と、途中まで思ってたら一人だけいました。花を蒔いている女性の父親役に。その俳優の名は、
なかみつせいじ
ね、有名でしょ。
しかし、いくらおにぎりフェアとかやってても、おにぎりの被りモノしてレジ打つ店はないでしょう。しかも、その被りモノ、店長の手作りって、ありえねー。
深夜、公園でダンスの練習を一人でしていた女性と、コンビニの中国人(韓国人かも・・・)バイト女性が同じ人、ってエピソードから察するに、人生には身近な所にチョット良い話があるってのが、もしかしたらテーマかも。

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