シネマヴェーラ渋谷「消えゆく曽根中生!?」1,000円
「新宿乱れ街 いくまで待って」
オープニングタイトルに流れる内田裕也の歌、カッコイいね。
劇中、岡林信康「ガイコツの唄」、沢田研二「勝手にしやがれ」が使用されてますが、時代が違うのでキチッとしてもらいたい。
シナリオライター志望の男、女優志望の女のカップルは嫌われ松子さんと似ているのは、この時代に多かったのかも。
新宿ゴールデン街を俯瞰する映像は歴史的にも価値があります。
「ブレイクタウン物語」
母親公認で売春をしている中学生、のぞきストリップやマンヘル等、80年代キーワードが登場し、飲み屋のBGMは小泉今日子の「艶姿ナミダ娘」、東京ディズニーランドまで出てくるので時代設定は間違ってないようです。
今や名優の仲間入りした佐藤浩市がヤクザ組織の中間管理職を演じているのは、本人は思い出したくない過去でしょうか。
恵比寿LIQUIDROOM「THEE SCENE-LAST HEAVEN 031011-追加公演」2,000円
昨年から始まったミッシェル・ガン・エレファントの四大プロジェクト最大のイベント。
バンドは解散してるし、メンバーの一人は死んでいるので、ライブハウスなのに、映像の上映会であります。
それでも、ファンにとってはミッシェルの最後のツアーとして認識され、チラシにもその様に謳っているので、紛れもなくライブなのでしょう。
実は私はずっと映画館で上映された映像と同じ物をライブハウスで上映すると思い込んでいたので、今回の上映を見て勘違いに気が付いたわけで。
幕張でのラストライブ映像を編集し、音声から客席の声援を消したバージョンで、あくまでも会場にいる観客の反応が必要な映像を上映したわけであります。
整理番号が74番と早かったおかげで一段高い客席の左端、という好位置をキープ。
mixiの書き込みで知ってましたが、本当にダイブをやる観客がいて、それが一人二人ではないのが凄かった。
ステージで生演奏しているわけではないのに、あんなに盛り上がるなんて・・・。
ライブ映像終了後、映画の予告編を上映したのは資本主義国家としては必然でしょうが、ちと興ざめ。
しかし、予告編終了後にミッシェルの音源を流し、つかの間クラブ状態にし、楽しませてくれたのは素晴らしいサプライズでした。
恵比寿から渋谷まで歩き、タワレコ渋谷店でスカパラの新曲「流星とバラード」のCDを購入。
「美しく燃える森」以来、8年ぶりの奧田民生によるヴォーカル物で、誰が聞いても続編みたいと思う曲調。
それをわかっているからか、美しく燃える森パート2と宣伝に使われているのは、開き直りとして往生際が非常に宜しいね。

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