ラピュタ阿佐ヶ谷「東宝娯楽アクションの雄 谷口千吉監督の仕事」800円
「吹けよ春風」
整理番号11番、席が足りず、座布団を敷くほどの超満員。
女性は3人程で、他はオッサンばかり。
谷口千吉と黒澤明の共同脚本。
三船敏郎が左ハンドルの黄色いタクシードライバー役で、体験したエピソードを紹介するオムニバス的作品。
自動車に乗ったことがない子ども達の集団、日劇に出演中のスター(越路吹雪)と黄色いリボンの替え歌を三船がデュエット、屋根を一回りする酔っ払い(小林桂樹)等、個性的な乗客ばかり。
三船の歌、初めて聞きました。
刑務所帰りの山村総が復員兵に扮装して帰って来るエピソードから、若松孝二監督最新作「キャタピラー」を彷彿してしまったのは、先週土曜日放送のトップランナー(寺島しのぶ)の影響かも。
青山京子の家出娘、ラストで無事だった事がわかり、良かった〜。
ラピュタ阿佐ヶ谷「東宝娯楽アクションの雄 谷口千吉監督の仕事」800円
「黒帯三国志」
整理番号2番、七割くらいの入り。
見る前は、昭和31年(1956年)の作品なので、空手シーンは相当チープだと覚悟していたのですが、平田昭彦の空手マンの迫力は凄いし、空手道場の練習風景は「怒りの鉄拳」並みにしっかりしていたので、ビック・リー。
ハンの島でのダラけたエキストラとは、雲泥の差。
三船敏郎の柔道は微妙ですが、許容範囲です。
柔道師範(佐分利信)の娘で三船と相思相愛の香川京子、お見合い相手の岡田茉莉子、北海道のタコ部屋で知り合った久慈あさみ、とキレイどころも揃っていて贅沢。
三軒茶屋中央1100円
「50歳の恋愛白書」
マンマ・ミーアや恋するベーカリーのようなハッピー熟年恋愛映画かと思いきや、母親からの愛情をまともに受けられなかった女性が自らが母親になった時、娘への愛情表現をどのようにしたら良いかわからず、又娘もそんな母親に対し、反発する事しか出来なかったのに、母親が50歳になり、旦那が親友と不倫関係発覚の末、脳死。
母親は15歳年下の男と出会い、人生をリセットする決意をしてから娘が母親との関係を修復。
ブラッド・ピット制作総指揮による現代アメリカの、特に女性が抱える内面的問題を提起し、新たな希望も提示する傑作。
母親役のロビン・ライト・ペンが魅力的、15歳年下の男はキアヌ・リーヴスは年齢的に役の設定が無理っぽい。
「誰かため」
ナチスに対するレジスタンス組織、その内部に関わる人物達の翻弄される人生。
誰がスパイなのか、誰か密告者なのか、誰か敵なのか、複雑な人間関係は単純に答えを出せるわけもなく、エンディング。
しかし、結局は女性のしたたかさに男は負けてしまうのは、いつの時代でも変わらないのかも。
渋谷に戻り、TSUTAYAで半額クーポンを使い、下記CDをレンタル。
1549「ブローイング・イン・フロム・シカゴ/クリフ・ジョーダン&ジョン・ギルモア」
1554「オージー・イン・リズムVol.1/アート・ブレイキー」
1555「オージー・イン・リズムVol.2/アート・ブレイキー」
1565「クリフ・ジョーダン」
1595「サムシン・エルス/キャノンボール・アダレイ&マイルス・デイヴィス」
4029「ザ・ビッグ・ビート/アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ」
4047「A.T.'s・デライト/アート・テイラー」
4090「モザイク/アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ」
4091「リーピン・アンド・ローピン/ソニー・クラーク」
4104「ブハナズ・デライト/アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ」

0