TOHOシネマズ六本木スクリーン1「第二回 午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」1000円
「サンセット大通り」
G列17番右端通路側。
サイレント時代の栄光と現実との区別がつかなくなった往年の名女優をグロリア・スワンソンが演じるハリウッド残酷物語。
トランプをする仲間(ろう人形達)、女性一人と男性二人にバスター・キートンがいたり、セシル・B・デミル監督が自らを演じたり、と見所満載。
すっかり落ち目になった事を自覚してない過去のスターが、所有するクラシックカーを撮影に使用したいという電話を新作映画の撮影と思い込み、パラマウント撮影所に乗り込み、昔馴染みのカメラマンにスポットを当てられ、つかの間の輝きを取り戻したグロリア・スワンソンの恍惚な表情が秀逸。
若い売れない脚本家、ウィリアム・ホールデンの女性関係に嫉妬し、ピストルで殺害してしまい、ラストでは殺人事件の取材に来たパラマウントニュースのカメラを新作映画の撮影と思い込んだ、過剰とも思えるスワンソンの演技は恐怖も感じる。
ウィリアム・ホールデンの顔がスリムなので、サブリナと比べると別人のよう。
サイレント時代のスターを扱った映画と言えば、この作品の2年後(1953年)、「雨に唄えば」がありますが、スターが悪声のため切り捨てられる話で、明るく楽しいミュージカル仕立てにしていながら、実は残酷な話だったりしてる。
「サンセット大通り」は、ミュージカルというオブラートに包まず、シビアに描いている分、観客には映画への情念を感じさせるのでしょう。
図書館でCDを、借りる。
予約品
「岩谷時子作品集〜愛の讃歌〜」
「橋本淳作品集〜長い髪の少女〜」
棚在庫品
「WHAT'S UP?-HIPHOP GREATEST 4-」
日暮里サニーホールコンサートサロン「第14回 四人廻しの会」2000円
18時59分、春風亭朝呂久「やかん」
19時10分、桃月庵白酒「マクラ」
19時15分、桃月庵白酒「犬の災難」
19時32分、三遊亭萬窓「三軒長屋」
20時12分、中入り
20時24分、柳家三三「マクラ」
20時30分、柳家三三「二人旅」
20時48分、入船亭扇好「マクラ」
20時52分、入船亭扇好「たちきり」
21時22分、終了
同日開催の「落語研究会」を蹴って、初めて参加した会。
留守電に名前、電話番号、枚数を入れ、折り返し電話連絡が来た時点で予約完了。
白酒、三三は馴染みがあるけど、他の二人は全く知らないので色々な意味で楽しみでしたが、酷いものでした。
萬窓の噺では隣の女性も寝てたけど、私も。
扇好は鳴り物(三味線)入りだったのは良いけど、噺の力のおかげで聴けたようなもの。
このレベルで泣いている女性客がいるのには、本当に驚いた。
落語研究会では、さん喬師匠が「たちきり」をトリで演るのを知っていたけど、さん喬師匠は良いのはわかっていたから、敢えて知らない扇好を選び、失敗したわけです。
でも、本当に良い物は自分の知らない所にある、と思っているので、今日はダメだったけど、まだまだ未開の地への旅は続けます。
終了後、出口で萬窓、三三が私服で挨拶。
白酒は浅草の主任なので、出番を三三と換えてもらい、早めに退散していて、犬の災難は浅草用にサラッた、と三三が言ってましたです。
この会はお囃子をテープではなく、生で演奏しているので料金の割に良心的ですが、出演する噺家のレベルが違いすぎるのが難点かな。
又、休みが合って他に無かったら行くかも。

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