三軒茶屋中央 1100円
「ゲゲゲの女房」
NHK朝ドラの映画版。
キャストは一新され、水木しげるを宮藤官九郎、奥様を吹石一恵。
要所要所に妖怪が現れる趣向も、全体的に暗い展開と描写で全く楽しくありません。
昭和26年を起点にする貧乏生活の描写が、マンションや自動販売機のある街の風景と合ってなく、物凄く違和感アリ。
その違和感が、高度成長に乗り遅れた生活をしていた水木夫妻の実状が表れているのかもしれませんが。
朝ドラではアシスタントとして、点々を打ち続けた柄本祐が講談社・少年マガジンの担当者として、登場。
エンディング曲は、小島麻由美をヴォーカルにムーンライダーズが演奏する緩めの曲で、久しぶりに小島麻由美を聴きたくなりました。
「森崎書店の日々」
神田・神保町にある小さな古書店を舞台に、男に捨てられた若い姪っ子を引き取る叔父さんとの触れ合いを描く。
恋人だと思って一年半付き合ってきた男が別な彼女がいて、結婚する事を告げられ、ショックを受ける姪っ子役の菊池亜紀子、とても良い。
神保町界隈で生活する登場人物達も、皆さん魅力的で住んでみたい街の一つに入ります。
上野鈴本演芸場「柳家花緑 古今亭菊志ん 二人会 Vol.2」2800円
18時30分、半輔(前座)「呑める」
18時46分、花緑「マクラ(ソープランドの匂い)」
18時58分、花緑「子別れ(中)」
19時22分、菊志ん「子別れ(下)」
19時52分、中入り
20時07分、菊志ん「マクラ(噺家の稽古)」
20時13分、菊志ん「二階ぞめき」
20時41分、花緑「マクラ(昇太の家)」
20時51分、花緑「火焔太鼓」
21時13分、花緑、菊志ん「挨拶」
21時15分、終了
休みだったので、当日券で入場。わ列1番でしたが、私の前に一人並んでいて、もっと前の席を取られてしまった。ま、左端で見やすかったので良かったけど。
子別れのおかみさんの名前を統一してなかったらしく、菊志んはオトキで稽古していたのに、先に演った花緑がオサキと言ったので、急遽変更。
二階ぞめきと火焔太鼓は、お互いのネタを交換し、どちらもネタおろし。
花緑の火焔太鼓も面白かったけど、今日は何と言っても、菊志んの二階ぞめきに尽きる。
若旦那の空想で、特撮ヒーロー物を取り入れた高座は、ももいろクローバーZのステージを思い起こす激しい物で、是非コラボしてもらいたい。
血統的には六代目、古今亭志ん生を継ぐ資格あるし、最大のポイントは売れてない事。
襲名披露で、ももいろクローバーZ feat 古今亭志ん生、Zepp Tokyoでやったら盛り上がるんだZ!

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