HMVに注文した川畑文子のCDを駅前のローソンで受けとる。
三軒茶屋中央 1100円
「カンパニー・メン」
金融不況でリストラ(大量解雇)された連中が悩みながらも、起業する過程を描く。
日本が舞台だと生々しいけど、アメリカなら少しは薄まるかと思いきや、意外に気持ちが入ってしまった。
「ハウスメイド」
キムギヨン監督「下女」を原案にし、ありきたりなサイコ物になってないのが、ポイント。
若いメイド役、深津絵里か池脇千鶴がピッタリなので、リメイク希望。
冒頭で飛び降り自殺したのは、若いメイドではなくベテランのメイドだったのか、要再確認。
牛込箪笥区民ホール「立川志らく独演会 アナロジー落語会」3500円
19時00分、架空対談「アル・パチーノ」
19時29分、志らく「マクラ」
19時36分、志らく「時そば」
19時55分、中入り
20時19分、落語的活弁「SF小町 無声版」活弁(志らく)
21時00分、終了
会場ではスポンサーサイト「ファンプラス」への無料登録をしていて、登録すると志らく師匠の手拭いが貰えるので、登録。
架空対談はゴッドファーザーのテーマ曲で始まり、アル・パチーノ出演作品を紹介。
スケアクロウのジーン・ハックマンとのコンビを渥美清、佐藤蛾次郎によるロードムービー、セント・オブ・ウーマンで目を開けた盲目役は凄い、フェイクの試写会で家元がアル・パチーノはセコだと言い、弟子のミッキー・カーチスや志らく師匠は逆らえなかった話とか。
「時そば」は志らく師匠が言いたかった事を全て言った、と高座で語る。
そして今日の目玉は立川志らく監督・脚本・音楽を担当した映画上映で、85分の作品を40分に短縮し、一部トーキー部分を残すも、ほとんどサイレントで志らく師匠の活弁ならぬ解説付き。
宇宙人から人間の女性を嫁に提供するよう要求された日本政府がある三姉妹に目をつけた事による家族の騒動。
嫁入りの話なので、随所に小津ワールドが展開、父親役の蛭子さんがラストでピーナッツを食べながら号泣するのは、晩春で小津監督に号泣するよう要求された笠智衆が九州男子は号泣しないと断ったシーンを小津監督の意図通りに演出。
蛭子さんが亡き嫁、ミツコを思いだし、名前を連呼するのは、黒澤明監督「生きる」で志村喬が息子(金子信雄)の名前を連呼するシーン。
小津と黒澤のハードなマニアでも解説されなければ理解出来ないようなオマージュ(?)に溢れた迷作。
最大の収穫は、三姉妹の次女役が林由美香が見れた事。
志らく監督作品は5作品あるので、今日みたいな解説付きで上映してくれたら見に行くよ。副音声入りで、DVDになったら買う可能性はゼロではありません。


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