シネマヴェーラ渋谷「特集 勝新太郎〜甦るカツシン伝説〜」1000円
「無宿 やどなし」
1974年、監督:斉藤耕一、勝プロ、97分。
勝新と高倉健、全盛期での共演。
勝新の弟分、山城新伍が途中からいなくなるのは説明不足。
フランス映画「冒険者たち」の空気感を日本映画で再現出来た最大の功労者はヒロインの梶芽衣子。彼女の素晴らしい表情は映画史に残ります。
青山八郎の音楽も素晴らしい。
「新・兵隊やくざ火線」
1972年、監督・脚本:増村保造、勝プロ、92分。
プログラムピクチャーであるシリーズ物を自らのプロダクションで製作する勝新は凄い。
敵対する上官、宍戸錠と勝新とのバトルは日活のアキラ戦を彷彿させる。残念ながら、勝新はアキラほど身軽ではないが。
中国人で日本贔屓の村長を大滝秀治、娘でスパイを安田道代、と日本の俳優を使用。
エンディングの勝新の歌は河内音頭っぽく、楽しい。

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