TOHOシネマズららぽーと横浜プレミアスクリーン「第三回 新・午前十時の映画祭」1000円
「黄昏」
1981年、監督:マーク・ライデル、109分。
ヘンリー・フォンダ、キャサリン・ヘップバーンの老夫婦、バツイチの歯科医と再婚する娘をジェーン・フォンダ。
老夫婦に残された歯科医の中学生くらいの息子、最初は年寄りと上手くいかないが釣りをキッカケに仲良くなる。
前半、単なる老夫婦のボンヤリした映画と思っていたが、世代間のギャップを自然に埋めていく展開はとても良い。
TOHOシネマズららぽーと横浜スクリーン10 1400円
「幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦」
2015年、95分。
ももクロ主演映画「幕が上がる」のメイキング映像。本来であればDVDの特典だが、これを劇場公開するビジネス感覚は素晴らしい。
本編ソフト化の際には、五人がやった一人芝居は特典映像として完全収録してもらいたい。
池袋西口の弁天庵、野菜かき揚げそば570円。かき揚げは今ひとつだが、そばとツユは美味い。
新文芸坐「アジアンムービーNOW 世界が見つめるアジア映画の息吹」1300円
「泣く男」
2014年、監督:イ・ジョンボム、韓国、116分。
誤って少女を射殺してしまった殺し屋が大金データの入ったメモリーを持つ少女の母親を守るため、仲間と激しい銃撃戦を繰り広げる。
流血の量は映画史に記録されそうだが、あまりに銃撃戦が激しすぎて物語に深みが無い。
「テロ、ライブ」
2013年、監督:キム・ビョンウ、韓国、98分。
大陸橋に爆弾を仕掛けた男の要求に振り回される元人気ニュースキャスター、放送局上司、警察の立場の違いによる右往左往が見事に描かれている。
大統領の謝罪を要求する犯人に対し、高飛車な態度を取り、イヤホン爆弾で軍の幹部が殺されるシーンを生放送で放送したり、現実に起こってもおかしくない設定は超リアル。
ラスト、真犯人の遺志を継ぐようにニュースキャスターが残りの爆弾のスイッチを入れるのは、テロリスト賛美ではなく、生活格差が現れた庶民の怒りだろう。
会員証を忘れたので行くのを回避しようかと思ったのだが、強いメッセージに娯楽映画の要素が入った凄い作品が見れて満足。韓国映画、流石です。

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