新文芸坐「追悼 菅原文太 永遠に輝け一番星」1050円
「ボクサー」
1977年、監督・脚本:寺山修司、脚本:石森史郎・岸田理生、東映、94分。
寺山修司による「あしたのジョー」的世界の映像化。義足義手製造所の看板、近所の人が集まる食堂の名前は涙橋食堂、と細かい所に拘っている。
涙橋食堂の客は天井桟敷の劇団員だろう。元女優と称し、高橋貞二、佐田啓二と共演した、と自慢する虚言癖のある売春婦が良い味を出している。
足に障害を持つ清水健太郎にボクシングを教える元東洋ランカーの菅原文太、トレーニング風景はキチッとやっているし、試合シーンも迫力ある描写で納得出来る。
「黒いドレスの女」
1987年、監督:崔洋一、脚本:田中陽造、角川、100分。
機密文書を持つ原田知世を狙う組織から身を守るジャズバー店主の永島敏行。そこに誰かに狙われる菅原文太を逃す時任三郎が登場。
無駄に長いカーチェイス、喧嘩シーン、中身が無い分を取り返すつもりだったのかもしれないが、ダラダラと長いだけで必要無し。
久しぶりに酷い映画を見て、勉強になりました。
生そば玉川、芹かき揚げそば、490円。美味い。
北沢タウンホール「第11回 この落語家を聴け!立川談笑」招待券
19時01分、立川笑二「元犬」
19時17分、談笑「マクラ」
19時32分、談笑「イラサルマケー」
19時43分、談笑「マクラ」
19時45分、談笑「粗忽の釘」
20時13分、広瀬和生インタビュー「この落語家を聴け!立川談笑」
20時54分、中入り
21時05分、談笑「マクラ」
21時08分、談笑「猿の夢」
21時29分、終了
某マイミクさんが当選した招待券で鑑賞。
笑二、口入れ屋が紹介した男は実は冒頭に登場した乞食だったのでは?という新解釈。
談笑、イラサルマケーは変わらず面白いが、粗忽の釘は凡庸で退屈。三席やる必要無し。
猿の夢、初めて聴いたので新鮮だが、何度も聴く噺ではない。
インタビュー、立川流の内部の事は言えない事もあるだろうから仕方ないが、家元が言った「江戸の風」はもっと突っ込んだ談笑師匠の解釈を聴きたかった。

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