シネマヴェーラ渋谷「渋谷実のおかしな世界」1000円
「自由学校」
1951年、監督:渋谷実、松竹、109分、白黒。
自由を求め、安定した仕事を辞めて拾い屋を始める佐分利信、拾い屋の先輩を東野英治郎。
残された妻の高峰三枝子は周囲に相談するが、一人暮らしをしているのを聞きつけた男に迫られたり、元の鞘に戻りエンド。
若い佐田啓二、淡島千景のバカップルは時代を超えている。
「モンローのような女」
1964年、監督・脚本:渋谷実、松竹、96分。
ヌードモデルは金になる、と聞いた娘(真理明美)に群がる連中のよくある話。
真理明美の父親で信号係りをする笠智衆が夜勤前に酒を飲み、踏切で事故を防ぐことが出来なかったため、結局はヌードにならざるをえないラスト。
真理明美に惚れている山本圭、この人は理想の高い非現実な役ばかりが多く、役作りも同じ。この映画では受験生、後に新幹線に爆弾を仕掛ける。
佐田啓二がまともな事を言いながら、ヌード撮影をメインワークにしている嫌らしさ。今日見た二本共に出演しているが、上手い役者さんだ。

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