三軒茶屋中央 1,100円
「
待合室」
藤(富司)純子と娘の寺島しのぶの初共演作品。ワイドショー等で話題になったようですが、この映画は共演作品ではありません。一本の映画に出演しているだけで、共演とは言わないのです、こういうのは。ま、そんな事より映画の出来が素晴らしいのですよ。自殺をしようとしている人達に是非見てもらいたい。又、藤純子さんが素敵なんだな、これが。最近の映画では、すっかり老けてしまって魅力が半減、より半減みたいな感じでしたが、この映画では往年の魅力のままに、老けられた感じで、トキメキました。娘より絶対、素敵です。
「
紙屋悦子の青春」
戦争末期の暗い時代に生きる庶民の生活を、辛気臭くなく描いています。って言うか、永瀬正敏と小林薫は問題ないとしても、原田知世と本上まなみはまるでコントの様な演技で、これは演出として狙っていると思うのが、観客としての礼儀でしょうか。特に老け顔の原田知世は無理があり、隣りの永瀬正敏が良いだけに差がありすぎ。永瀬は「ジャイアンツ」のジェームス・ディーンを超えてま
した。映画は会話が楽しく、あっという間に終わってしまった感で一杯です。楽しく見れる特攻隊映画として、男たちの大和とは対局をなす作品です。あ、もちろんグッと来るシーンもありますよん。

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