図書館で、予約していたCD「ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」「芝浜/柳家小三治」「文七元結/柳家小三治」を借りる。
三軒茶屋中央 1,000円(映画サービスデー)
「人生は奇跡の詩」
愛する妻を追って、イタリアからバグダッドに行き、病気を直す献身的な詩人の狂った生き方をコメディータッチで描いてます。イタリアらしいというか、脳天気な主人公である詩人は愛すべき人物なのでしょうし、イタリア人が見れば爆笑するのでしょうね。私は愛する人を助けたいといい気持ちは理解出来るものの、彼の行動は見ていて疲れます。
「愛より強く」
ハンブルグに住むトルコ人社会の戒律を破った娘と、その夫の辿る自己責任的な運命を描いてます。特に娘は親元から出たい、という理由だけで知りもしない男と結婚するという身勝手な女で、酷い目にあっても仕方ないのですが、その女にすっかり魂抜かれた男のダメっぷりも素晴らしい。しかも、結局は女に裏切られるし。いや、気持ちはよーくわかりますよ、ハイ。
横浜にぎわい座「立川志らく第十八回 志らく百席」3,000円
今回は「火焔太鼓」「粗忽長屋」「子別れ」の三席でしたが、火焔太鼓のサゲを志らくオリジナルの「買えん太鼓」てのに変えてやってました。このサゲは師匠の談志に褒めれた、とマクラで言ってましたが、嬉しかったでしょうね。中入り後はゲストなしで、前回から始めた格言を紹介し、コメントするという小コーナーがあり、子別れへ。
この「子別れ」という噺は、ここ一ヶ月ほどで三人の噺を聞いたことになります。国立演芸場での古今亭志ん輔、上野鈴本での柳家花緑、そして今日の立川志らくです。唯一違うのは、志らく以外の二人が上中下の通し公演だったのに、志らくは下のみの公演だった事です。長い噺なので、全部やると90分近くかかるので、普通は志らくのように下だけやるのですよ。ま、ですからそれは良いのですが、やはり噺家の年齢がこの噺は重要なポイントになるのではないでしょうか。子供が出てくるので、若い花緑が一番違和感がなく聞けましたし。それと志らくの早口が、この噺には向いてなかったように思います。決して出来が悪かったわけではないのですが、今日聞いた他の二席と比べても、そう思いました。

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