横浜にぎわい座「柳家喬太郎・神田山陽 二人会」3,000円
ゴールデンウイークに合わせて開催された横浜にぎわい座の5周年記念興業は、志らく、権太楼、談志、と見ましたが、はっきり言って今日の興業はチケットを買う時、相当迷いました。その理由は、喬太郎、山陽共に、そんなにこだわりを感じた噺家ではないからであります。つい勢いで買ってしまったチケットですが、料金は志らく、権太楼と変わらないので、楽しまなきゃね。
なんて考えてましたが、始まったらそんな事を微塵でも思ってしまったのが申し訳ないほどの面白さ。山陽は、鼠小僧とサンタクロースが出会った創作「ねずみ小僧」、喬太郎も創作「カマ手本忠臣蔵」で中入り。マクラで忠臣蔵を落語家でやったらという架空キャスティングを披露してましたが、大石を志ん朝、浅野を花緑、吉良を権太楼か談志、というのは傑作でしょう。特に権太楼と談志のモノマネは絶品でありました。
中入り後、山陽は創作「七人の猿蟹侍」、喬太郎は古典「猫久」でシメ。充実した二人会で、大変満足しました。

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