スーパーポニーリーグ
春季大会組み合わせ
春季大会の組み合わせ抽選会が2月14日行われ、下記の抽選結果となりました。
レッドソックス・レッドソックスJr共に組み合わせの関係から3月14日開幕試合の可能性が出てきました。詳細は、後日発表になります。しっかり練習しましょう。
Aブロック
1・千葉ポニー
2・宇都宮ベースボールC
3・練馬ポニー
4・鹿沼レッドソックス
5・江東ライオンズ
6・江戸川Rs
Eブロック
1・松戸ポニー
2・江東太陽
3・埼北ウィンズ
4・鹿沼レッドソックスJ
5・市原ポニー
6・墨田ポニー
7・清瀬フェニックス
3月日程
6日(土)オープン戦 葛飾ポニー戦 葛飾遠征
7日(日)レッドソックス オープン戦 野田遠征
西東京ドジャース・野田ポニー戦
レッドソックスジュニア オープン戦 出会いの森
福島ポニー ダブルヘッダー
13日(土)出会いの森
14日(日)春季大会 開会式 神奈川工科大学グランド
夢を託して!

出会いの森のマウンドに甲子園の土を入れる

みんなの思いを代表して角田キャプテンの手で・・・

夢を叶えよう!
「お散歩」
江川卓 センバツ高校野球19奪三振の衝撃デビュー
1回戦の相手はチーム打率3割3分6厘、参加校中最高の攻撃力を誇り、好投手・有田二三男(後に近鉄、巨人)を擁する北陽高校。優勝候補の筆頭だった。
1番の冠野典久が2―2から空振り三振。続く慶元秀章(元西武、近鉄)も2―3から空振り三振。そして、3番の広瀬満大も2―1から見逃し三振。有田は3人が口々に「すごい…」とため息をついているのを目にする。
2回。4番の藤田寛も2―3から三振に倒れた。これで4者連続三振。しかも、そこまで江川が投げた21球に、ただの1球もバットにかすらなかった。
初球を見逃した5番・有田の1―0からの2球目。フルスイング。だが、ストレートの勢いに押された打球は一塁ベンチ後方に力なく飛んだ。プレーボールから23球目。初めてボールにバットが当たった。それだけで、スタンドがどよめいた。大歓声が起きた。そのシーンは「今でも覚えている」と江川自身も回想する異様な光景だった。
証言2・有田二三男「22球もバットに当たらないなんて、あり得ない。プロに入って、工藤や桑田や松坂も見たけど、江川はずぬけてNO1。同じ高校生でこんなのがいるのか、大会前に新聞が書いてたことはウソじゃなかったと思いました」
江川のストレートはその後もうなりを上げる。4回2死まで11三振。つまりアウトはすべて三振で取った。初安打は有田が打った前進守備の右翼手の頭を越える三塁打。その有田も6番・杉坂高の時にスクイズのサインミスか、三本間で挟殺された。「中途半端な攻撃だなあ」江川はマウンドで首をかしげていた。
今回の取材で、江川はその試合のスコアブックを初めて見た。
「そうだったの。今、初めて4回2死まで11三振を取ってたことが分かった。そういう(スクイズ)攻撃をしようとした理由がようやく分かった」
作新学院が2回に1点を先制。6回にも1点を追加した。これだけもらえば十分だった。
「何となく先取点を取った時にホッとしたのを覚えてるなあ。地区大会では2点あれば何とかいけると思って投げてたから」終わってみれば4安打、19奪三振、完封。鮮烈な全国デビューだった。
2回戦の小倉南戦、7回を1安打10奪三振。準々決勝の今治西戦でも1安打完封、20奪三振。奪三振ショーはとどまるところを知らなかった。
全国制覇が目の前にちらつき始める。そんな江川の前に立ちはだかったのは、古豪・広島商だった。

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