5月28日採集のクロヤマアリで繭が出来始めている。
今月中には働き蟻が誕生するかもしれない。
新しい卵がないので、ミルワームを与えて栄養を摂ってもらった。
クロオオアリやクロナガアリの新女王でも順調に蛹が増え、今月中の羽化を期待できそうだ。
クロナガアリでは、ちょっとしたトラブルがあってQ3からQ2になってしまったが、今後に影響する事はないと思う。
昨年に比べると、今年のクロオオアリはとても落ち着いて見える。
飼育環境の違いが影響しているのか、個体差なのか。
トゲアリのコロニーでは働き蟻が20匹を超えたと思われるが、
正確には分からない。
トゲアリの働き蟻は行動範囲も広がり、子育ても上手なのだが、
まだ直接餌を食べる事はない。
餌を食べる(捕る)と言う事は、同時に危険も伴うだろうから、自分たちではやらずに、クロオオアリに任せているのだろう。
現在のトゲアリ達の栄養摂取は、クロオオアリとの栄養交換のみである。
面白い事に、クロオオアリの腹部はペチャンコで、トゲアリの腹部はいつもボンレスなのだ。
クロオオアリは完全に奴隷として扱われているようだ。
そしてトゲアリは自分が寄生種であること上手く利用しているように思える。

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