●ガキのころ通販で“透け透けメガネ(服が透けて見えるとされるメガネ)”を友達と共同購入し、届くまでの高揚感と現物を手にして夢破れた後の挫折感を見事に表現した友人大林さん(便宜上卍さんと表記します)の雑記を読んで涙してたんですけど、ああ、あったよねえ“透け透けメガネ”。
ああ、俺、頭の硬い子供だったから、
んなもん、透ける訳ねえじゃん!!!
の一言でおしまいにしてたブツのひとつだ。
他にも
痩せるわけねえじゃん!
足伸びるわけねえじゃん!
寝てる間に頭良くなるわけねえじゃん!
モテるわけねえじゃん!
それって別に不思議な生物じゃねえじゃん!
口裂け女なんかいるわけねえじゃん!
七不思議ってどこの学校にもあるじゃん!
バターで黒いのがとれるわけねえじゃん!
天地真理がトルコで働いてるわけねえじゃん!
それ銀色だけど絶対NASA製じゃねえだろ!!
と、もう全部否定してたね。
センスオブワンダーに欠ける子供だったなあ。夢ねえなあ。
病弱だった小学生の頃などは、
「将来どんな職業につきたいか?」の先生の質問に対し、
「つーかその前に丈夫な体が欲しい」と応え
「もっと夢を持って生きなさい」と言われた時、この俺の切実な叫びを受け入れられないおまえは無能教師だ死ね!と思ったくらい、実質的な問題解決の方がプライオリティーが高い、そんな子供だった。
でもなぜか、いまだになんとなく「つちのこ」の存在は信じてたりする前岡です。
ついでに、その前述の友人大林さん(便宜上Юさんと表記します)とは以前、「雛形あきこ流出ビデオ」を共同購入して夢破れた俺です。
なんだ少しは夢持ってるじゃんか。
そうさ、大人になった今こそ、
機械の身体が欲しいんだよ母さん!(望んだところで結局はネジだが)
お、なんかめずらしく、読者をグイグイ引き込むような文が書けてそうな気がするぞ俺。
毎日寒いですね(ここまでが前フリ)。
●夢を見続けることが、技術突破に繋がる原動力になりうるってことはあると思うので、「こうしたい」「こうなればいい」「こうなりたい」ということは常に口に出して言うべきだと思う。
富士の裾野におっぱいランドを建設したい
富士の裾野におっぱいランドを建設したい
富士の裾野におっぱいランドを建設したい
富士の裾野におっぱいランドを建設したい
富士の裾野におっぱいランドを建設したい
富士の裾野におっぱいランドを建設したい
富士の裾野におっぱいランドを建設したい
富士の裾野におっぱいランドを建設したい
富士の裾野におっぱいランドを建設したい
富士の裾野におっぱいランドを建設したい
…いやまあ、ほれ、あれだ、
最近では個人で
「メガスター(世界一の星数を投影するプラネタリウム)」を作った大平貴之氏とか。
すごいよね、まじで。
日本科学未来館に常設されてるらしいので1度見に行かなきゃだわ。
●以前、ユーザーインターフェイスについてをあれこれ考える仕事をしていた時があって、実はその仕事から離れた後に「ああ、俺、色弱者にとっての色設計ができていなかった」ということに気付かされた。
否色弱者(という表現の方がいいだろう)にとって当たり前とされていた、たとえば家電のパイロットランプ
赤=待機中
緑=稼動中
のような“誰が作ったかわからんけど、なんか一般的となってしまったルール”を無条件に、GUIの色設計に取り入れていたのだった。
で、後年、知り合いの色弱なかたとの話しの中で、それがどれほど凶悪なことかわかった。
家電のパイロットランプや携帯電話の充電中、充電完了の区別ができなくてホントに困るんですよと。
そんなおり、色弱者をサポートするレンズを開発した小さなメーカーのことをテレビで見た。
その番組でコメントしていた色弱のハンデを抱える証券マンが、「まったく同じデザインで、赤と緑の色だけで区別をする伝票の使用にいつも苦労している」と言っていた。
恐らく入出金の違いの伝票なんだろうからそりゃそうだよね、間違ったらえらいことになるよね。
で、その色弱をサポートするレンズ使用メガネでその伝票を見た時に、「ああ、わかります、ハッキリ区別がつきます」と涙を流していたのが印象的だった、というか、ある意味ショックな映像だったなあ。本当に切実なことだったろうなぁと。
近年では、例の青色発光ダイオードの出現によって、最近では家電のパイロットランプや信号機の緑もこれに移り変わっているようでなんかなによりだなあと思ったりします。
いまだ同和の問題があるように、社会的な弱者をわざと作り出す仕組みがこの国にはありますしね、って、これは蛇足ですけど。
ですんで、否色弱者の立場では「青いだけかよ!」とミムラつっこみしたくなるだけのシロモノにしか思えなかったりもする青色発光ダイオードですが、弱者を助けるすごいものだってことも認識しておきたいですよね。
で、そういう(ノーベル賞級の技術突破というのは置いといて、大衆認識レベルでも)すごい発明なだけに、
開発者が企業を相手どって権利や利権の主張をするのもわかるので、ならば、多くの弱者を救える発明であることも、もっと一般人つーか、否色弱者にもわかるように主張して良いと思うし、本来は、そういう側面からの報道があってもいいと思う。
とおり一辺に、和解やその金額についてをクローズアップして論議するのもいいけどさ。
そも、裁判起こさなければ実質的な対価の支払いがなかった事実や、対価そのものの考え方自体もむずかしいですよね。
理系のかたや、実際の技術者のナマの声を聞いてみたい。
★あ、上記のレンズを開発したメーカーのサイトがあったのでリンクしておきます。
色弱メガネ 株式会社コンテム
★★ちなみに僕のメガネは古田の試合用メガネと一緒の
アイメトリックス製です。
顔の各部を計測して作ってもらうオーダーメガネで、水に浮くほど軽く、激しく動いてもメガネが動かない(だからスポーツ選手に愛用者が多い)ので、非コンタクトレンズ派の僕にとっては、それこそ目に入れても痛くないほどの補器というか、完全に目の一部になってますね。
値段がちと高いけど。
アフターサービスもしっかりしているので、ある意味一生モンだと思えば安いっつー。