新宿は「5階の自転車屋さん」、ビギナーに優しい
Immigrant Cycle Garageへひとっ走り。
LEADERのフレームに興味のある方は、ここに見に行くといいだすよ。
なんていうか、「一見さん大歓迎」「見学自由」の雰囲気が
このショップにはあるんだよねえ。
店長の中野さんや、メカニックのナベさんの人柄がそうさせてるんだろな。
で、前のエントリーの続き。
「あ、全然、大丈夫ですので、是非是非遊びにいらして下さい!」
まるで飛び込みのような、クランク交換のお願いに対し、
メカニック担当のナベさんたら、こんな感じで対応して下さる訳ですよ。

口元に笑みを携え働くナベさんの図
僕、彼にお願いしたかったのは、人柄が出てるのよね、その作業に。
こうね、優しいんだわ。とにかく扱いが優しい。
彼が作業している姿を、これまでに何度か見ていて、
なんていうか、決してプロっぽくはないのよ。
実際、元のクランク外すまでに、結構手間取ったりしてたけど、
僕はそういうの別にいいの。
プロの手際、そして、醸し出す安心感とは全く別に、
まるで気心知れた親友がいじってくれてる感覚。
そっちの安心感や信頼感。
そういう方が僕の中では、プライオリティー高いです。
ナベさんがニコニコ作業している間に、店内を見回すと、
LEADERの新しいフレーム727が入荷していた。
ダウンチューブ等のシグネチャープリントの仕上げが美しい。
トップチューブの絞込みと、ダウンチューブのカーブが特徴。
僕は正直ここまでくねってなくても…と、思ったりするけれど、
こういう曲線にグッと来る人もいるはず。
総じて、フレームの仕上げ、溶接等すごくきれいですよ。
フレームの太さ的には725と同じようなボリュームなんだけど、
725の無骨さ、ある意味アメリカーンな大雑把な仕事っぷりとは、
えらく対照的です。
さて、合間で中野さんや僕も作業に参加しつつ、
なんやかんやとナベさんがキッチリまとめて交換完了。
あざーす!!
それまで付いていたBOREDチューンのBBを
「これすっげー!!」「やっぱ回るー!!」と3人でグリグリ回し、
果たしてこの新しいクランクとBBの感触や如何に!!
些細なことだけれど、チェーンステーのカーブのラインと
クランクアームのそれが合ってる感じがすっげーツボ。美しい!
良い感じのクランクアームの太さです。で、ちなみにコッチ側の中心、
中空軸なので完全に穴空いてます。フタないのか!フタ!!!!
中野店長曰く「ポッキーとか入れられんじゃね?」
俺的には魚肉ソーセージ詰めたい。
…さて、正直、乗る前は「ん、回転渋くね?」だった訳だすよ。
ところがぎっちょん!!!!!!!!!!
漕ぎ出しも軽いし、何より以前より剛性が上がったクランクアームと
中空軸のパワー伝達の素晴らしさを体感。
回せば回すほど戦闘力が上がるのがわかる訳。
以前のいわゆる3ピース式では、左右のクランクアームは、
それぞれが独立したデバイスにしか認知できていなかったんだけど、
コイツは確実に左右が連動してるのがわかる訳。
つまり、左足裏のクリートから、右のクランクアームの回転を感知できる。
これはどういうことかというと、
左足でも右のクランクを回してる、右足でも左のクランクを回してる、
と認知できるんですわ。
実際は、左右のクランクは繋がってる訳だから当たり前のことなんだけど、
これまでに乗った自転車で、この感覚を認知できたのはこれが初めて。
以前に比べ、フリクションロスは相当少ないだろうと思える。
特に上り坂はさらにラクになったことと、
下り坂でも“足がバタつかない”。
以前だと、ハムストリングスに負荷の掛かっていた道路での漕ぎ方が変わり、
膝を基点にふくらはぎを前後に振るだけの感覚で乗り切れる。
フリーのロードでは、この2ピース式のクランクは当たり前なんだろうけど、
むしろフィクスドギア車にこそ、コイツって合ってるんじゃなかろうか。
とにかく漕いでいてめちゃ楽しい。
こんなに違うものなのね。
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