ジャンルというかカテゴリーというか、そもその“在り方”が違うのだから
当たり前と言えば当たり前なんだけど、
とにかく勝手が全く違う訳ですよ、ロードバイク。
先だってのエントリーでも触れたけど、
いきなり車道に飛び出してきた逆走ママチャリのおばさんを
避け損なって顔から落ちて、購入間もない車体のSTIレバーを大破させ、
リアディレラーの側面をこすったりして
(フロントフォークやらなにやらはとりあえず無事だった…)
そんな訳でそれまでついてたアルテグラSLを、
6700系に順繰り換えていったんですわ。
最初にその壊れたレバーを換えて、
シフトケーブルが内臓されたことによりスッキリした以上に、
ブランケットの大きさ自体も変わってるものだから
すっげー握りやすくなってレバーも扱いやすくなって
それだけでも結構満足してたんだけど、
やっぱ、こすったリアディレイラーも気になってきたので、
それも数日経って交換して、いや、やっぱここまで換えるなら
前も換えようよ!と、フロンとディレイラーも交換して、
一緒にチェーンも交換して、そしたらもう、SLの時より明らかに
変速性能が上がり、これが本来あるべき姿だと主張するかのように、
そりゃもう面白いようにスコンスコン小気味良く変速できるようになって、
つまりなんというか、一応互換性はあるパーツ同士でも、
やはりコンポーネントを謳っている以上は、当たり前だけど
その組み合わせで使ってこそ性能を引き出せる訳で、
なんか新旧パーツでの組み合わせで、短いスパンとはいえ
本来の性能をスポイルしていたのがすごーく勿体無かったなと。
そんなことがありました。
なんか悪文な上に長い前置きごめんなさいなんだけど、
やっぱこう本来あるべき形でそいつの持つポテンシャルに
触れてみたいというかなんというか。
乗りながら「とりあえず」的にスポイルしていたことで言えば、
使わなくなったクランクブラザーズのビンディングペダルを
そのままインストしていたこともあり、実際、通勤、街乗りが主な
訳だし、街中を歩きやすいシューズという意味でも
この状況がふさわしいのだけれど、
いわゆるロード用のシューズ、ロード用のペダルでこの自転車の
クランクを回してみたいという欲求も抑えられなくなってきたと。
やっぱロードバイクなんだから、
ロードバイク用のペダルとシューズで、接してみたくなりました。
で、そんなこんな、以下の物を新調しました。
SPECIALISED Comp Road
同モデルの、最下位グレードのものなんだけど、
デザイン的に一番好きだったのでコイツに決めた。
ご覧のとおり特徴は、つま先側のベルクロのストラップと、
甲部分のシューレースが細いワイヤー状になっていて
ロータリークロージャーで締めるようになっている。
シューレースを緩める時は、クロージャーの留め具を引き上げフリーにし
シューレースについてる“指掛け”を引っ張ればオッケー。
ローターリクロージャーによるシューレースの締め付けも
実に細かくできるために、微調整がとてもし易い。
ソールはグラスファイバー製で、適度なしなりがある。
グレードが上がるとここがカーボン製になる。
…で、わかってはいたもののモロにクリートが露出する
ロード用シューズをまじまじと見て、実際ちょっと焦ったですよ。
す、すごい出っ張り方だ。
これ履いて、おっさん、歩けるのだろうか??…
さてペダルはこれです。TIME iClic Carbon
クリートのハメやすさの機構が、理にかなってると思いました。
現状でホールドが“開放された”状態になっていて、クリートを
“乗せると”この後半赤い部分と黒い部分の境の隙間にある、
真ん中の赤い支柱のようなものが上から押されて、後ろの赤い部分
がせり出してきて、カチッとクリートを噛むようになっています。
…てか、この箱の側面の図解を見て貰った方がわかりやすいですね。
手前、これがペダルの裏側。
この“しなった”カーボンプレートが元に戻る力によって
留め金が上がり、クリートに噛む訳です。
ちなみに重さ。結構軽いです。
参考までに交換前のペダルも。
“カフェクリート”の名称は、これをつけたままのシューズで
「カフェショップにも行ける」といった、気軽な意味合いから
つけられている名称のようですが、いや、なかなかどうして歩きづらいです。
上記のコンセプトのせいか、クリートカバーが用意されていないようですが、
やっぱクリートカバーはあった方がいいですね。
実際に、クリートととしての機能は損なわれないようですが、
それでもこの“滑り止め”というか“極小靴底”の減りかたは
すごいものがあります。…これ1ヵ月持つかしら…。
クリートには左右があるから、インストする際はお気をつけて下さい。
僕はとりあえず、前ペダルのQファクターが広かったので、
まずはそれに合わせるような感じで装着しています。
…まだ距離的には100km走ったかどうかという感じですが、
当たり前っちゃ当たり前だけれど、やっぱ力は入りやすいです。
新しい自転車も含め、
これら新しいデバイス類についての感想はもう少し経ってから。
プラットフォーム自体が変わり、
そして各部の形式や機構も変わり、もちろん部材も変わったところで
今までに体感したことのなかった
無数のインフォメーションを受け取るだけでいっぱいいっぱい。
これらをうまく言語化できるようにしたいなあ。
でも、これだけは言える。
ロードバイクはロードバイクで、めちゃめちゃ楽しい。
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