皆さんもご存じの通り、来年度カンパニョーロは上位3グレードを一気にモデルチェンジします。
エルゴパワー、ディレーラー、スプロケットなど変更部分は多岐にわたります。
しかしあまり注目されていない点もあります。実はワイヤーがモデルチェンジするのです。
名前は『ウルトラローフリクション』ワイヤ。
直径自体も少し細くなったようです。これにより一層取り回しが良くなった、とかかれている文も目にします。現物を見ていないので断定は出来ませんが、果たして本当でしょうか?
私はカンパのワイヤをあまり高く評価していません。それは消耗品であるのに値段が異常に高かったり、タイコの大きさがシマノに比べると小さかったり、内部に入れてあるグリスが硬すぎたりを色々あります。
新しい製品はこれらの欠点を克服しているのでしょうか? シフトの軽さなどはワイヤの調整だけでまったく異なったものになります。今試乗車用として出回っている製品は2段階くらいレベルを引き上げることができるでしょう。メーカーが組むバイクとはそんなモノです。
ちなみにジャグワイヤであれば、シマノとカンパの互換性があるワイヤが純正品より1/4位の価格で手に入れられます。
個人的にお勧めはクラークスのワイヤです。これはインナー、アウター共に非常に良くできています。インナーワイヤはいくつか種類がありますが、テフロンコートがされている製品がお勧めです。これもジャグワイヤのようにワイヤの両端にシマノ、カンパそれぞれのタイコを付けてあるのでリーズナブルかつ高性能な製品です。
心配と期待を孕みつつ、新しいワイヤと出会う日が楽しみです。

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